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アンディ・ウォーホルが日本最高価格23億円で落札 なぜ今

アンディ・ウォーホルが日本最高価格で落札されたオークション会場

羽田空港第1ターミナルのギャラクシーホールで開催されたオークション会場の様子

アンディ・ウォーホルが日本最高価格で落札されたオークション会場

羽田空港第1ターミナルのギャラクシーホールで開催されたオークション会場の様子

アンディ・ウォーホルが日本最高価格23億円で落札 なぜ今

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 アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品「Silber Liz(Ferus Type)」が国内オークション最高額となる23億円で落札された。近年ウォーホル作品は高額で取引されており、海外では2013年にサザビーズのオークションにかけられ約100億円で落札された。なぜ今、ウォーホルの作品が再評価されているのか、作品価値向上のファクトはどこにあるのか。羽田空港第1ターミナルのギャラクシーホールで開催された今回のオークションを主催したシンワワイズホールディングス(Shinwa Wise Holdings)代表取締役社長 倉田陽一郎に聞いた。

 国内のアートオークションでも歴史に残る高額落札を記録した今回の作品は、アメリカでポップアートへの注目が高まった1963年に、当時のスター作家であったアンディ・ウォーホルが制作。キャンバスにシルクスクリーンとアクリルで女優のエリザベス・テイラーの姿を描いた作品だ。

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 ウォーホル作品の多くはシルクスクリーンを用いて制作されており、代表作である「キャンベルのスープ缶(Campbell's Soup Cans.)」(1962年)やマリリン・モンローが逝去したときに描かれた「マリリン二連画 /(Marilyn Diptych)」(1962年)などもその限りである。シルクスクリーンという特性を考慮すると、同じモチーフを描いた作品が数点以上存在するため、世界的なアーティストの中では比較的作品の入手が容易だと曲解されやすいが「一見同じように見える作品でも1点1点異なる工夫が作品の中で表現されており、同じモチーフを描いていても異なる意味を持つ」と倉田は分析する。また、シルクスクリーンを用いる作風は、大量生産や大量消費、大量廃棄という近代資本主義の象徴として機能し世界のアート業界から賛否両論が巻き起こったことも、そのオリジナリティが評価されている要因となっている。

 そもそも、どのような作品がオークションにおいて価格が大きく競り上がるのか。倉田は「すでに評価を確立し数多くのコレクターを有していること」「すでに高額な落札実績があること」「作品自体に魅力があり、下見会場で所有したい作品だと確信する人が多いこと」の3つの条件をあげた。故人作家の作品が競り上がりやすい傾向にあるのも同じ仕組みで、既に評価を確立し、アートの歴史に文脈を刻んだ作家やその評価に共鳴したコレクターが数多くいる場合は高額落札につながるケースが多い。裏を返せば、生前有名であってもアートの文脈で歴史に残ることができなかった作家たちは、価値が下がる傾向にあるということだ。加えて、倉田は「ウォーホルの生誕100周年を迎える2028年を間近に控え、再評価の動きが高まっているのでは」とし、周年が近づくことでその年に向けて企画展が盛り上がる傾向にあることを指摘。日本画家で版画家の加山又造を例に上げ「加山も生誕100周年を2027年に控え、今からメトロポリタン美術館などで加山を再評価する動きが加速している」とした。周年と再評価は必ずしも一致するわけではなく、周年をきっかけに再評価の流れが生まれるかが作品価値高騰の焦点となる。加山の場合は、1954年に具体芸術運動が勃興してから約10年間は世界的に評価を受けたが、その後当時の評価を残したままアート市場の興味の範疇から外れたという。しかし、2007年に西ドイツ・カッセルで5年に一度行われる展覧会「ドクメンタ」で取り上げられ、そこから10年かけて加山又造を再評価する流れが加速した。

 続けて「歴史に名を刻んだアーティストは数十年のサイクルで再評価の流れが生まれる」と再評価の背景についても言及。「却って、再評価の流れが生まれなければ歴史からは消えていくことになる」とした。アンディ・ウォーホルの再評価について倉田は「リーマンショック後に、一時収縮したアート市場を再度盛り上げることができる世界的な作家。20世紀後半の大量消費社会を形成した近代資本主義を象徴する作家として、その地位を揺るぎないものにするだろう」と期待感を募らせる。主だった作品が既に世界的に有名な美術館に収蔵されていることから、今後もウォーホル作品がオークションに出品される場合は価格が高騰しやすい傾向にあるという。

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