
「フェンディ」のバゲット25周年記念コレクション
Image by: FENDI
「フェンディ(FENDI)」が、アイコンバッグ「バゲット(Baguette)」の25周年を祝うコレクションをニューヨークファッションウィーク中の9月9日(現地時間)に発表した。メゾンのアクセサリーおよびメンズウェア部門のアーティスティック ディレクター、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturni Fendi)とウィメンズウェア部門のアーティスティック ディレクター、キム・ジョーンズ(Kim Jones)のほか、「マーク ジェイコブス(Marc Jacobs)」のクリエイティブ ディレクター兼ファウンダーのマーク・ジェイコブス、「ティファニー(Tiffany & Co.)」、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)、そして「ポーター(Porter)」も参加する特別なコレクションとなった。
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毎シーズンコレクションを発表しているミラノではなく、あえてニューヨークで発表したのは「このバッグとポップカルチャーの歴史に確固たる地位を築く都市、ニューヨーク」に敬意を表するため。もちろん、ニューヨークを舞台にしたドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(Sex and the City)」の存在も無視できない。サラ・ジェシカが演じる主人公キャリーのセリフ「これはバッグじゃないの、バゲットよ!(This is not a bag, it’s a Baguette!)」はこのバッグの知名度に大きく貢献した。
今回のコレクションではそんなバゲットを主役に、アップタウンとダウンタウン、ラグジュアリーと実用性、過剰さとリアリティーとの荒削りなロマンスを表現。サラ・ジェシカも制作に携わった。
マーク ジェイコブスは、ニューヨークらしい景観を反映した10着のドレスを制作。パラシュートトレーンスカートやバルーンバックのブロークンデニムジャケット、セロファンのオペラケープ、蛍光色のリサイクルファーのストールやハットなどを披露した。ラインストーンやシルバー、蛍光イエローが放つきらめきは、ニューヨークの路上で散見されるガラスの建物正面や、作業員の安全ベストから着想を得たものだという。
また、ニューヨークを代表するジュエラーであるティファニーは、ティファニーブルーに染められたクロコダイルのバッグなどを発表。ホワイトゴールドのバックルにはダイヤモンドがあしらわれ、「T」と「F」のロゴが互いを引き立てている。さらに、吉田カバンのメインブランドであるポーターが、バゲットの最新型の一つである「バム バゲット(Bum Baguette)」を提案。ポーターの代名詞であるボンデッドナイロンを取り入れたアイテムで、マスキュリンかつラグジュアリーな個性をアピールした。
キムは「今回のアニバーサリーのために従来の“コレクション”を作ろうとは思わなかった。これはバゲットが有名になった瞬間を祝福するもの。この記念すべき時を、唯一無二であり、楽しさに溢れたバゲットの特性が持つ自由な感覚と結びつけた」と語る。フィナーレには、真っ白なステージ上にモデルが大集合。元祖スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)もティファニーブルーのオペラケープを纏って登場し、喝采を浴びた。
会場には、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)やグレース・ジョーンズ(Grace Jones)、ケイト・モス(Kate Moss)、フェンディの韓国のブランドアンバサダーを務めるソン・ヘギョとイ・ミンホらの姿も。日本からはアーティストのAwich(エイウィッチ)が、この特別なショーを祝福するために駆けつけた。

「フェンディ」のバゲット25周年記念コレクション
Image by: FENDI








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