Pablo Picasso

「青の時代」から紐解く創造の軌跡

Pablo Picassoの原点に立った大規模展「ポーラ美術館開館20周年記念展　ピカソ 青の時代を超えて」が、ポーラ美術館で2023年1月15日（日）まで開催中。

前衛芸術において主導的な役割を果たしたキュビスムの創始をはじめ、生涯にわたって表現方法を拡張し続けたPablo Picassoが、オリジナリティを初めて確立したとされる「青の時代」。

バルセロナとパリを往復していた20歳からの3年間、自身も困窮する中、悲しみを抱えた貧しい人々を見つめて青を主調色に描いた彼は、深い精神性をまとった比類なき人間像を生み出した。

今展では最新の科学技術を用いた研究により、カンヴァスの再利用を頻繁に行っていた「青の時代」における下層のイメージを解明し、作品に隠された制作プロセスを探究。

さらにこの時代をPicassoの原点として捉え直し、 国内外の名作約70点と共に初期から晩年までの画業に迫る。

幾度も塗り重ねられた軌跡が語る、若き日の格闘。
生きた力を放つ創作の始まりが明かされる。

POLA MUSEUM OF ART
0460-84-2111

【The Pola Museum of Art 20th Anniversary Exhibition　PICASSO: THE BLUE PERIOD AND BEYOND】
DATE：2023年1月15日（日）まで開催中
TIME：9:00am～5:00pm
※入館は4:30pmまで
PLACE：ポーラ美術館 展示室1, 3
ADDRESS：神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
ADMISSION：一般 ￥1,800、65歳以上 ￥1,600、大学・高校生 ￥1,300
※中学生以下無料
WEBSITE：www.polamuseum.or.jp/sp/picasso2022

関連記事

東京国立近代美術館が「ゲルハルト・リヒター展」を開催、鈴木京香が音声ガイドを担当

ART