表参道・原宿のフローリストが贈る、街に映えるブーケを紹介
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表参道・原宿には花が似合う。有名店から個性あふれるお花屋さんが点在しているためか、花束を持って街を歩く人の姿も珍しくない。その手にブーケがあるだけで、いつも歩く見慣れた景色も違って見える。一方で、表参道・原宿という街のフレームが一層、花の魅力を際立たせてくれるような気がする。花束と表参道・原宿の景色を重ねて、贈る誰かを想像したり飾る場所を考えたり。気持ちを咲かせる、花と街の風景。
秋の豊かさと冬の空気感を感じるブーケ
Made by TOKYO FANTASTIC 表参道店
テーマ:紅葉と冬への移り変わり
使った花:ススキ、あやめの実、ラグラス、グレビレアゴールド、ドライアンドラ、パニカム
「表参道がいい感じに色づいていて、もうそろそろ紅葉も終わりの時期。イネ科のパニカムなど秋の花材を使いながら、秋から冬へと移り変わる今の時期に合わせ、ベージュブラウン系の原生種のドライフラワーで冬っぽいイメージも取り入れています。TOKYO FANTASTICでは日本の素材を楽しむというコンセプトもあるのでススキやあやめの実なども一緒に。ドライフラワーならではの造形と質感を楽しむブーケに仕上げました。」
撮影に協力してくれたお店:TOKYO FANTASTIC 表参道店
南青山・御幸通り近くのドライフラワー専門店。圧倒的な品揃えのドライフラワーをラインナップする。スワッグ、ブーケにアレンジしてくれたり、器作家が製作した器と合わせて販売するなど、ライフスタイルに取り入れやすいドライフラワーの魅力を凝縮し、発信しているショップ。ワークショップなども開催しており、楽しみを共有する場所としても機能している。お店に漂う、生花とは違う香りも特徴的で店内にいるだけで癒される。
ブーケができるまで:Behind the scenes
TOKYO FANTASTIC 表参道店に入るとその圧倒的な品揃えに驚く。天井、壁まですべてドライフラワー。そんなラインナップの中から、秋の花材であるススキやイネ科のパニカムをピックアップ。
一本一本を使いやすいサイズに細工していくのがポイントだ。手間をかけてこそ美しいドライフラワーブーケができあがる。
秋らしさもありながら冬へと移ろう季節感をブーケで表現してくれた。マットなベージュブラウンの色合いに、原生種ドライアンドラのオレンジが映える。散りゆく表参道の紅葉ともベストマッチしたブーケが完成!
ブーケを制作してくれたフローリスト:Florist introduction
スズキトモコ:「TOKYO FANTASTIC」プロデューサー・ドライフラワーデザインブランド「Tida Flower®」のデザイナー。パートナーであり、ブランドマネージャー&コンセプトデザイナーであるスズキクロールさんとともに「TOKYO FANTASTIC」を通してドライフラワーの魅力を発信する。表参道店のほか、うつわと暮らしのアイテムを扱うライフスタイルストアTOKYO FANTASTIC 青山店、生花を扱うTOKYO FANTASTIC ボタニカル店の3店舗を運営。幼少期より、草花を集めることに興味を持ち現在も苔や流木などを収集。クリエイションに活かしている。
※2022年12月26日をもって、青山店とボタニカル店は移転に伴い閉店。2023年1月より、表参道店2階に青山店とボタニカル店を融合した「TOKYO FANTASTIC 201」が開業予定。
■TOKYO FANTASTIC 表参道店
住所:東京都港区南青山3-16-6
電話:03-3478-8320
営業時間:12:00〜19:00
定休日:水曜日
URL:TOKYO FANTASTIC
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL 編集部
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