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Image by: armublatt
デザイナーの平野由佳とパタンナーの原田涼花によるブランド「アミューブラット(armublatt)」が、2023年秋冬シーズンにデビューした。ファーストコレクションは5月中旬にオンラインストアで受注販売を開始する。ウォッシャブルを謳うアイテムにはシンプルなデザインのものが多いが、平野の「日常的にエッジの効いたスタイルを楽しみたい」という思いから、ファーストコレクションの多くは家庭用洗濯機で洗濯できるドレッシーでボリューム感のあるアイテムを揃えた。
ブランド名は、フランス語で鎧を表す「armure」とドイツ語で花びらを意味する「blumenblatt」を引用した「花びらの鎧」という意味の造語。「古びないものは常に新しい」をコンセプトに、月日が経っても色褪せず、着続けることで愛着を持ってもらえるような服作りを目指す。裏コンセプトは「ヴァンパイアフェミニン」で、妖艶さとエレガントさに加えて強さと可憐さを兼ね備えたデザインを意識しているという。
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Image by: armublatt
ファーストコレクションは、モノトーンに中綿やギャザーで立体感を出したシルエットのアイテムで構成した。展示会で特に人気があったのはタフタ生地に形状記憶加工を施し、折り畳んで旅行にも持ち運びやすいギャザーロングスカート「mokomoko skirt」(4万9500円)。長く普遍的に楽しんでもらいたいという狙い通り、購入者の中には20~30代だけでなく50代の女性や男性客の姿もあり、幅広い世代や性別問わず好評だという。そのほか、ジャンパースカート(4万8950円)やフーディ(3万7500円)、カットソー(3万7400円/全て税込)などウォッシャブルアイテムを多く揃えた。平野は、自身が好きだというエッジの効いたデザインのアイテムは「洗濯できないものやケアしづらいものが多く、毎日着るのが難しい」と感じていたことから、家庭で洗えるアイテムの製作を意識。今後もイージーケアなアイテムを含めたコレクションを展開していく予定だという。
平野は、以前勤務していたアパレル企業で会社の倒産を経験。簿記資格を取得し経理の道に進むなど一度ファッションを離れたが、本当に自分がやりたいことを見つめ直し東京モード学園の夜間部に入学。同学で出会った原田と学生時代からユニットを組み作品制作を続け、日中は「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」などでインターンをしながらブランドを立ち上げた。今後の目標は、「3年以内にブランドを軌道に乗せ国内展開を増やすこと」とし、海外展開も視野に入れているという。
■armublatt
公式オンラインストア (5月中旬オープン予定)
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tulle fluffy bag 税込5万8300円
Image by: armublatt
smocking bag 税込4万1800円
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