「CFDA ファッション アワード」2023年の各部門の受賞者が、アメリカ・ニューヨーク現地時間11月6日に発表され、アメリカン・ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに「ケイト（KHAITE）」のキャサリン・ホルスタイン（Catherine Holstein）、アメリカン・メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに「ウィリー キャバリア（WILLY CHAVARRIA）」を手掛けるウィリー・チャバリア（Willy Chavarria）がそれぞれ選ばれた。キャサリン・ホルスタインは2年連続の受賞となった。

　キャサリン・ホルスタインは数々のブランドを経て2016年に「ケイト」を設立。「マスキュリンとフェミニン」「強さと優しさ」「クラシックとモダン」といった相反する要素を絶妙なバランスでミックスしたウェアを提案している。

　ウィリー・チャバリアは「ラルフ ローレン（Ralph Lauren）」などで経験を積み、2015年に自身の名を掲げたブランドをスタート。1980年代から1990年代のカリフォルニアのストリートスタイルを基調とし、メキシコ系アメリカ人である自身が影響を受けたカルチャーを着想源にボリューム感のあるシルエットやリラックスしたパターンのウェアを発表している。2021年にはベイクルーズグループのセレクトショップ「ウィズム（WISM）」で自身がヘッドコーチを務めるオリジナルレーベル「ザ シード バイ ウィリー チャバリア（THE SEED BY WILLY CHAVARRIA）」を立ち上げた。

　今年度のインターナショナル・デザイナー・オブ・ザ・イヤーは、「JW アンダーソン（JW ANDERSON）」や「ロエベ（LOEWE）」を手掛けるジョナサン・アンダーソン（Jonathan Anderson）が受賞。そのほかの部門では、アメリカン・アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに「ザ・ロウ（THE ROW）」を手掛けるメアリー＝ケイト・オルセン（Mary-Kate Olsen）＆アシュリー・オルセン（Ashley Olsen）姉妹、アメリカン・エマージング・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに「ディオティマ（Diotima）」を展開するレイチェル・スコット（Rachel Scott）が名を連ね、ファッション・アイコン・アワードにはテニスプレイヤーのセリーナ・ウィリアムズ（Serena Williams）が輝いた。

昨年の受賞者はこちら

2022年CFDA賞、「ボーディ」のエミリー・アダムス・ボーディと「ケイト」のキャサリン・ホルスタインが受賞

FASHION