Lula Japan Issue 21で野口里佳との特別なコラボレーションを見せてくれたパリ在住のアーティスト Sylvie Auvrayと、アーティスト 梅津庸一による展覧会「シルヴィとうめつ。おばけやしき?」が、京都の艸居と艸居アネックスにて11月13日(水)まで開催中。
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Sylvie Auvray は、1974年にフランス・パリで生まれ、現在も同地を拠点に活動するアーティスト。
10代で絵画を描き始めた彼女は、1993年にフランスのモンペリエ芸術⼤学を卒業、1996年にイギリスのシティ&ギルド・ロンドン美術学校で学⼠を取得し、ファッション、彫刻、陶芸と表現の幅を広げてきた。
これまでに国内外で数々の展覧会を開催しており、2023年には銀座メゾンエルメス フォーラムのグループ展「エマイユと身体」展にも参加した。
彼女の作品は、一般的にはあまり組み合わされない素材の使い方が特徴。
ホウキ、浜辺で見つけた木々やプラスチック、古びたおもちゃなどの素材と陶芸を組み合わせ、紙芝居やコメディア・デラルテ(仮面を使用するイタリアの即興劇)のキャラクターを引用するなど、知的でユーモアあふれる世界を作り出す。
1982年山形県生まれの梅津庸一は、日本における近代美術の展開と、その末尾に位置する自分自身の関係を探求してきた。
近年のアプローチは多岐にわたり、ドローイング、絵画、映像、私塾の運営、展覧会のキュレーション、非営利ギャラリーの運営、文筆業などさまざまな領域を横断しながら「美術とは何か」、「作ることは何か」を問う。
さらに2019年からは陶芸、2022年からは版画を制作し始め、より幅広い視点から美術を捉え直そうと試みている。
本展では、Auvrayと梅津それぞれの作品をはじめ、初となるコラボレーション作品も展示。
美術館やギャラリーなどで行われる整理された展覧会とは異なり、鑑賞者がまるで「おばけやしき」を訪れているかのような楽しい空間を目指したという。
同時に、美術における観客とはどこにいるのか、そして美術展における興行的性質が問い直されており、先手・後手、介入度を試行錯誤し、制作のプロセスに揺さぶりをかけながら、さまざまなレベルでの「共作」が生み出された。
今日の美術に絡みついた、さまざまな問い。
2人の作家が築き上げる、ユニークな「おばけやしき」を探検して。
SOKYO GALLERY
075-746-4456
【シルヴィ・オーヴレ+梅津庸一:「シルヴィとうめつ。おばけやしき?」】
Sokyo Gallery
DATE:11月13日(水)まで開催中
※日曜、月曜休廊
TIME:11:00am~6:00pm
PLACE: 艸居
ADDRESS:京都府京都市東山区古門前通大和大路東入ル元町381-2
ADMISSION FREE
Sokyo Annex
DATE:11月13日(水)まで開催中
※日曜、月曜休廊
TIME:1:00pm~6:30pm
PLACE: 艸居アネックス
ADDRESS:京都市中京区一之船入町375 SSSビル3階
ADMISSION FREE
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