

デニムブランド「ヤヌーク(YANUK)」のウィメンズで、スリムシルエットへの回帰の兆しが見え始めている。広報担当者は、ルーズシルエット人気が落ち着きつつあるとし、「ルーズシルエットに飽きた方が、若干細めのシルエットを求めることが増えている」と話す。
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楽に穿けるスリムストレートが売り上げ1位に
同ブランドは多彩なシルエットのジーンズを揃えているなかで、最近はスリムストレートシルエットの「ANNETTE」というモデルの人気が上昇しているという。半年前に開催した展示会ではあまり注目されていなかったが、今回の展示会では試着を求める来場者が格段に増えているそうだ。同モデルを強く打ち出している訳ではないにも関わらず、自社オンラインストアの2026年4月第1週の売り上げランキングで1位になっており、「スキニーほど細身ではなく、ややゆとりがあって楽に穿ける点が支持されている」と担当者は話す。また、スタイリスト 濱本愛弓とのコラボレーションラインで今季提案しているスリムシルエットのカプリパンツも、モード系ファッションを愛好するファッション感度が高い層に好評だという。

スリムストレートシルエットの「ANNETTE」

濱本愛弓コラボジーンズ
とはいえ、2000年代に人気を集めた極細のスキニーシルエットが本格的に回帰するのは、まだ先のようだ。現時点で一番の売れ筋モデルはフレアシルエットの「CLAIRE」で、ブーツカットの「SHANNY」とワイドフレアの「LYDIA」がそれに続いており、全体的に見るとまだスリムシルエットの人気は本格化していない。同ブランドはスキニーシルエットのアイテムは展開しているものの、現時点でその販路はオンラインストアのみ。店頭でスキニーシルエットは販売していないが、スリムテーパードシルエットの「RUTH」で細身需要に対応ができているとしている。



フレアシルエットの「CLAIRE」
メンズのトレンド移行は緩やか
ウィメンズジーンズのシルエットトレンドには動きが見られているが、その一方でメンズはトレンドの反映がウィメンズに比べるとかなり緩やかだという。メンズの広報担当者によると、パリやミラノでのコレクションでは有力ブランドによる細身シルエットの提案が増えているものの、実際の市場はまだまだルーズシルエットが主流で、そもそもルーズシルエットが浸透するのにもかなり時間がかかったと話す。現在トレンドアイテムで最も売れ行きが良いのは、裾までズドンと落ちるルーズストレートシルエットが特徴の「BARNY」だ。

ルーズストレートシルエットの「BARNY」
だが、ベーシック嗜好の強いメンズでは、古くから定番として愛されているストレートシルエットが一番の売れ筋アイテムで、ヤヌークでも全メンズモデルのなかで最も販売本数が多いのは「細すぎず、太すぎず」のクラシックストレートシルエットの「BEN」だという。また、メンズは以前からマス層に人気が高かったスリムシルエットの需要がここ数年も変わらず高く、トレンドファッションとしてのスキニーシルエット人気が回帰するかどうかは、現時点では不透明だ。


ストレートシルエットの「BEN」
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