
Image by: FASHIONSNAP

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「デイシー(DEICY)」が、エスダーヴ(旧ジャパンイマジネーション)から太陽谷へ譲渡されて以降、好調に推移している。特に中国を中心としたアジア圏が売り上げをけん引。今年はブランド設立25周年を迎え、更なる成長に向けた施策に取り組んでいる。
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デイシーは「Parisのmaisonで働いている“deicy”のワードローブ」をコンセプトに、ディータイムスシー社が2001年にスタート。その時の気分の映画や音楽、カルチャーなどからインスパイアされた「DEICY」と、ヴィンテージライクなディテールが特徴の「ME COUTURE」の2つのオリジナルブランドを中心にラインナップしている。
2016年にディータイムスシーが民事再生法適用を申請したことに伴い、同事業をエスダーヴが引き継いだが、2024年10月に太陽谷が事業を譲受した。なお、エスダーヴは「スタニングルアー(STUNNING LURE)」と「メロウネオン(MELLOWNEON)」も太陽谷に事業譲渡しており、同社は既に清算している。
デイシーは太陽谷への事業譲受を前に既に全ての実店舗を閉店。元々ブランドに固定のファンがついていたことからブランド終了の噂が広まっていた。ファンの間でそうした自然なバズが起きた結果、同社による再スタートのタイミングでも話題となり、好調な滑り出しを見せたという。
販路は公式オンラインストアやゾゾタウンといったオンラインのみだが、シーズンごとの受注展示会や伊勢丹新宿店や阪急うめだ本店でポップアップを実施している。両百貨店で昨年行ったポップアップの売り上げは、約1週間でそれぞれ2000万円以上を記録。実店舗がない中でも順調に成長し、2025年度の売上高は前年比約130%で着地した。また、太陽谷が中国に保有する縫製工場への生産移管により原価の圧縮などを実施し、収益の改善につながった。
太陽谷の東智彦執行役員は、成長要因の一つにアジア圏での拡大を挙げる。「中国では以前から日本発の『お嬢様系ブランド』の代表として人気を集めており、旧店舗にもインバウンドも含めて中華圏の顧客が多かった」。そこで、昨年2月に上海でポップアップを開催したところ、5日間の売り上げが約1500万円を記録。現在は、中国国内で2ヶ月に1回のペースでポップアップを行っている。日本国内のポップアップでも、中国や台湾、香港のユーザーは一定数の割合を占め、オンラインも海外からの購入が増えていると話す。
今年は25周年のイベントをフックに更なる成長を見込む。まずはアニバーサリーポップアップを5月に東京で、上海で6月5日から7日まで、大阪で6月10日から16日まで行う。ポップアップ会場では、サマーコレクションの人気アイテムをはじめ、アイコンモチーフの小花柄をあしらったワンピースやトップス、キャミソール、水着といった先行販売品をラインナップ。周年ロゴをあしらったスカーフやデニムのほか、「ブリジット タナカ(Brigitte Tanaka)」とコラボレーションしたトートバッグも用意している。





「フェミニンで可愛らしいイメージだけでなく、ものづくりのこだわりやブランドのストーリーも伝え、大人の雰囲気や信頼感も提供できるブランドを目指す」と東執行役員。インスタグラムではライブ配信などで発信を強化。同ブランドは春夏シーズンに強い傾向にあるが、秋冬シーズンはこれまでカバーしきれていなかったコートやブルゾンといった重衣料の企画をブラッシュアップし、売り上げを伸ばす方針だ。2026年中には直営店のオープンを計画している。なお、足元の売り上げは前年比120%のペースで推移しているといい、2026年度も前年超えで着地する見込みだという。
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