
Image by: FASHIONSNAP

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6月27日、国立競技場でユニクロが主催する「第2回 ユニクロ イチロー DREAM FIELD DAY」が開催されました。2025年にスタートした「イチロー DREAM FIELD」プロジェクトの第2弾となる同イベントには、イチローさんに加え、日本サッカー界のレジェンドである中山雅史さん、陸上男子4 × 100mリレーの北京オリンピック銀メダリストである末續慎吾さんがコーチとして参加。小学4年生から中学3年生まで、計165人の子どもたちが、3人から指導を受けながら野球・サッカー・陸上の3競技を体験しました。初心者から経験者までが参加した2部制のレッスン会、子どもたちの質問や競技指導者たちの悩みに答えるトークセッションなど、コンテンツ盛りだくさんの1日の様子をお届けします。
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◾️イチロー DREAM FIELD プロジェクト
ユニクロが、イチローさんとともに、子どもたちがスポーツを通じて「好きを見つけるきっかけ」を届けることを目的に始動した次世代の夢を育むためのプロジェクト。3歳で野球と出会い夢中になったイチローさん自身の経験をもとに、「好きなことに出会い、打ち込める体験を次世代へとつなげたい」という想いから誕生した。第1回は昨年11月に和光スポーツアイランドで開催。イチローさんのほか、錦織圭さん、内田篤人さんがコーチを務めた。
イチローとのキャッチボールも アスリートによるレッスン
台風の影響であいにくの雨模様のため、屋内での開催となりましたが、会場には朝から元気いっぱいの子どもたちが集合。元気な挨拶から1日がスタートしました。
午前中に行われた初心者向けの「CHALLENGE コース」では、子どもたちがグループに分かれて、野球・サッカー・陸上の各競技を約30分ずつ順番に体験。
子どもたちとキャッチボールをするイチローさん
野球のプログラムでは、イチローさんの指導のもと、キャッチボールの基礎である投げ方や捕り方についてのレクチャーが行われ、参加者全員がイチローさんとのキャッチボールを体験。バッティング練習にも挑戦しました。中山さんがコーチを務めるサッカーのプログラムでは、足でボールをコントロールする基礎練習や、ドリブルの練習を行いました。4つのゴールに向かってシュートを打つ練習では、中山さんが守るゴールにシュートが集中する事態に中山さんも思わず笑顔を見せる場面も。陸上のプログラムでは、末續さんから走り方の基礎となる身体の使い方についてレクチャーがあり、練習の様子を見守る保護者たちに指導の仕方を指南する末續さんの姿も見られました。



負けない気持ち原動力に高みを目指し続ける
続いて行われたトークセッションには、午前の部、午後の部のそれぞれの参加者が参加。司会者が子どもたちの中から質問を募ると、たくさんの手が元気よくあがりました。3人は会場から寄せられた質問に答えつつ、和気藹々と競技人生で培った哲学を語り合い、会場は笑いと熱気に包まれました。Q&Aの一部を紹介。

左から:中山雅史、イチロー、末續慎吾
── それぞれの競技の魅力を改めて教えてください。

イチロー
野球は、団体競技でありながら、個人競技でもあります。近年はデータ計測が重視され、個人の身体能力や成績にフォーカスされる傾向があります。サッカーと陸上の中間のような感覚でしょうか。個人として突き詰めつつ、チームへの貢献も考える、両方の要素があります。

中山雅史
サッカーの魅力はまず、とても「自由」なところです。チームとして取り組む枠組みの中でも個人に大きな裁量がある。強引に勝負してシュートを打ったとしても、点を決めることができればそれが正解になるんです。個人がスキルを磨き、集団が連携することでさらに美しいパスワークやディフェンスが生まれます。

末續慎吾
陸上はとにかく白黒がつきやすいところが好きです。100mを走るための4年間準備をして、本番は10秒間で結果が決まります。残酷ですが、言い訳ができないところがはっきりしていて、性に合っています。純粋に自分との戦いなので、精神的に疲れることもありますが。
── 現在も続けている「挑戦」を教えてください。

イチロー
高校野球女子選抜チームとの年に一度の親善試合でピッチャーとして登板しているので、ブルペンで最低120球を投げられる体力づくりを続けています。マリナーズでのホームゲームの際には、チーム内で屈指の運動能力を持つ選手とキャッチボール・遠投を行っていて、キャッチボールとはいえ「負けられない」と思いながら取り組んでいます。日々の積み重ねが3〜4日途絶えるだけでも感覚は鈍ってしまう。だからこそ、毎日トレーニングを続けています。

中山雅史
選手時代に膝を悪くしてしまいましたが、リハビリを経ながらも「自分の中ではまだ終わっていない」という気持ちがあります。より滑らかに、より速く、より強くプレーすることを日々の目標にしています。

末續慎吾
現在46歳ですが、今でも「世界一でいたい」と思っているので現役選手を続けています。世界中の46歳の中で誰が一番速いのか。シンプルだからこそ、試合に出たら答えを得ることができますよね。また、年齢を重ねるほどに挑戦することそのものが楽しくなってきたようにも感じています。
末續がイチローを“採点” 「オリンピックより緊張」
トークセッションの後には、イチローさんが陸上競技に挑戦する「異競技チャレンジ」が行われました。

Image by: ユニクロ
末續さんのTikTokでの人気企画「走り方診断」の採点基準に基づいて、末續さんがイチローさんの走り方を採点。「(イチローさんに点数をつけるのは)オリンピックより緊張する」と話していた末續さんですが、60点以上が高得点とされる中、59点と辛口な結果に。イチローさんは「僕の人生はいつも1点足りない。殿堂入りは1票足りない(*1)し、銅像を建てたらバットが折れる(*2)。まさかこの場でも同じことになるなんて…」と笑いを誘いつつ、「走ることは全てのスポーツの基礎。全てにつながるし、走っている人はいつまでも元気です。皆さんもぜひこれからも走り続けてください」と呼びかけました。
*1:アメリカ野球殿堂(全米野球記者協会選出)の投票で、有権者394票中393票(得票率99.7%)を獲得したが、史上2人目となる満票選出にあと1票足りなかったこと。
*2:シアトル・マリナーズの本拠地T-モバイル・パークで行われた同氏の銅像除幕式で、幕を外した際に銅像のバットが折れるというハプニングがあったこと。

末續が採点したイチローの走り方
午後の経験者向け「BOOST コース」では、競技力の向上を目的とした本格的な指導が行われました。イチローさんの指導のもと行われた野球プログラムでは、イチローさんが現役時代に感じたバッターの心理状況やバットを振り始めるタイミングなど、細かいポイントを伝授。サッカーと陸上も同様に、子どもたちは中山さんと末續さんから世界基準の本格的な指導を受けることができました。
「好きになる」ことが第一歩
報道陣からの取材に応じる場面では、日本代表の活躍が注目を集めているサッカーW杯の話題に。1998年と2002年に日本代表としてW杯に出場し、1998年に本大会での日本代表初ゴールを決めた中山さんは「少しでも優勝に近づき、熱い戦いを見せてくれたら嬉しい。日本のサッカーを世界に知ってもらうだけの熟練度が今回の代表チームには特に備わっているように感じる」とエールを送りました。シアトル在住のイチローさんは、アメリカ・カナダ・メキシコの北米3ヶ国で共催している今大会を1日最大4試合観るほど熱心に応援しており「プレーは当然ながら、フィールド外の態度や姿勢、思うような結果が出ない時にも”日本代表”にふさわしい姿を見せてほしい」と期待を述べました。
「子どもたちに好きなものと出会ってもらう」ことをテーマにしているイチロー DREAM FIELD。まずは「好き」「楽しい」という感情や達成感を育むことが、スポーツを挫折せずに続けていくための第一歩であるとイチローさんは強調し、「子どもたちのキラキラした目が本当に嬉しかった」と思わず笑顔に。第3回の開催にも前向きな姿勢を見せ、イベントを締め括りました。
最終更新日:
◾️イチロー DREAM FIELD DAY:公式サイト
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