

「ミズノ(MIZUNO)」が、日本の男子プロバスケットボールリーグ「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(以下、B.LEAGUE)」所属のプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」とパートナーシップ契約を締結し、2026-27年シーズンに向けた新ユニフォームを発表した。ミズノがB.LEAGUEのチームとパートナーシップを締結するのは今回が初めて。今後はウェアの提供に留まらず、競技を通じた地域活性化や市場全体の発展に取り組んでいく構えだ。
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ミズノはこれまで、サッカーや野球を筆頭に、バレーボール、陸上など多岐にわたる競技でサプライヤー契約を結び、市場での存在感を示してきた。サッカー領域ではイタリアの名門「S.S.ラツィオ」との提携や国内外のリーグで高いシェアを握り、野球領域でも日米のトップ選手と多数契約している。一方、バスケットボールにおいては水野明人社長が「売り上げは微々たるもの」と語るように、事業規模も業界でのプレゼンスも限定的だった。
今回の提携は、川崎ブレイブサンダースからの働きかけにより実現。水野社長は「スポーツを通じた地域振興と競技全体の普及を掲げる同チームの姿勢に共鳴した」と話し、創業120周年の節目にも後押しされバスケットボール市場への挑戦を決めたという。トップチームやユースチームだけでなく、同チームが運営するリーグ最大級のスクール「サンダースキッズ」への製品供給も計画。多様な競技での製品開発で培った技術力でバスケットボールの競技性向上に貢献すると共に、育成年代からのブランド認知を高めていく狙いだ。

左:DeNAブレイブサンダース 川崎渉社長、右:ミズノ 水野明人社長
また、ウェア供給のみならず、地域・競技の振興に向けた施策にも注力。体育用バスケットゴールで高い国内シェアを持つセノーを傘下に持つことから、学校などへのゴール寄贈といった競技環境の整備を推進する。また、街頭ヴィジョンやミューラルアートの設置など、街全体でチームの活躍を発信する取り組みも拡大。「川崎をいつでもバスケができる街へ」を目標に、バスケットボールが生活に溶け込んだ日常を目指す。
学生時代には同競技の選手だった水野社長は「個人的に思い入れがあるスポーツ。やっと会社が重い腰を上げてくれた」と笑いを交えつつ、世界で4億人を超える競技人口を背景とする市場のポテンシャルを評価。巨大なリーグ発足10年目で初参入と後発だが、「サッカーでも参入当初は遅れを取ったが、40年ほど続けて今年はJリーグでのスパイクのトップシェアを獲得した。時間が解決する」と自信を見せ、同席したDeNAブレイブサンダースの川崎渉社長も「プロダクトの品質は他の競技で十分に証明されている」とこれに同調した。今後の展望を問われると「アメリカでは町中でバスケが楽しまれている。子どもの頃から競技に親しめる環境があれば、競技人気はより高まるはず。川崎をその拠点としたい」と語り、「将来的には本場アメリカへの進出も狙う」と意欲を見せた。



左:米須玲音選手、右:山内ジャヘル琉人選手
新ユニフォームは、チームカラーであるレッドとゴールドを基調にデザイン。チーム名でもある稲妻のモチーフを側面など随所にあしらい、スピード感や力強さを表現した。生地には、軽量でストレッチ性・耐久性に優れ、環境にも配慮したリサイクル素材を100%使用。繊細なグラデーションの昇華プリントや、正面から見た際のすっきりとしたシルエットなど、見た目にも美しいデザインに仕上げた。発表会には、新ユニフォームを着た米須玲音選手と山内ジャヘル琉人選手が登場。山内選手は「2人とも高校時代にミズノのウェアを着用していた。それをプロとしてまた着られることを、懐かしく、そして嬉しく思う」と語り、米須選手は「心機一転、新シーズンをミズノさんと戦えることは嬉しい。我々がしっかりと結果を残すことで、ミズノさんの魅力を広めていきたい」と意気込んだ。
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