
Image by: FASHIONSNAP

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デニムブランド「ニードバイヴィンテージ(NEED BY VINTAGE)」が2026年秋冬および2027年春夏シーズンの展示会を開催した。2026年春夏にデビューした同ブランドは、イタリアの有力セレクトショップで取り扱いが始まるなど、グローバル展開を本格化させている。
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ラグジュアリーブランドに合わせるヴィンテージデニムを提案
ニードバイヴィンテージを手掛けるゲストリストは、「レッド カード トウキョウ(RED CARD TOKYO)」をはじめとするデニムブランドを多数展開している。ブランド担当者によると、ニードバイヴィンテージの最大の特徴は自社開発した生地にあるという。経糸にオープンエンド糸(空気を含んだ糸)を採用することで、一般的なセルビッチデニムよりも柔らかく、軽い風合いを実現。デニム生地はポリエステル素材を用いることで軽量性を高めることが多いとされるが、同ブランドは綿100%にこだわることでヴィンテージデニム特有の色落ちを担保している。

ニードバイヴィンテージは主要ターゲットを「デニム好き」ではなく「洋服好き」に設定する。従来のセルビッチデニムは「土臭い」イメージが強く、ラグジュアリーブランドを愛好する層には訴求しづらかったと担当者は語る。同ブランドでは高いパターン技術によりセルビッチ仕様を保ちながら、ストレートやテーパード、ワイド、バギーなどシルエットのバリエーションを豊富に用意することで、ラグジュアリーブランドのアイテムともコーディネートしやすいデザインを提案しているという。

ブランドのもう一つの特徴がモデル名のネーミングだ。グローバル展開を意識し、アイテムには「TOKYO(東京)」や「SHIBUYA(渋谷)」、「ISE(伊勢)」、「FUJI(富士)」などの海外でも知名度の高い日本の都市名や観光地名を用いている。アイコン的存在となっているのが「TOKYO」モデルで、オーセンティックなストレートシルエットが特徴だ。また、各モデルのカラーには、生デニムを何年着用したらその色になるかを表した「1year(1年)」や「9years(9年)」といったネーミングを採用している。
ミラノを代表するセレクトショップが取り扱い
同社の売り上げ比率はこれまでウィメンズが約9割を占め、メンズは小さいパイにとどまっていたため、ニードバイヴィンテージでメンズ顧客の獲得を目指している。同社の既存ブランドの価格帯が2〜3万円台であるのに対し、ニードバイヴィンテージはエントリープライスを約4万円に設定しているが、担当者は「我々と同じ生地と縫製・加工で他社が新規に作ろうとすると、倍くらいの値段になるはずだ」と自信を覗かせる。品質に対しての低価格を実現できている背景には、ウィメンズデニムで大量生産を続けてきた同社の工場との関係性があるという。日本製デニムは世界的な人気から国内工場のスケジュールが過密な状態にあり、新規ブランドが発注しようとすると2年待ちになるケースもあるそうだ。同社は既存の取引工場の生産スケジュールの隙間にオーダーを入れられる体制を整えており、コストを抑えながらもスピーディーな納品を実現している。

海外展開については、イタリアで年2回の合同展示会に出展している。2026年秋冬から、ミラノを代表するセレクトショップの一つとされる「アントニア(Antonia)」が取り扱いを開始し、2027年春夏からはイタリアの他のセレクトショップや香港の百貨店への取り扱い拡大も決定している。また、国内では「インターナショナルギャラリー ビームス(International Gallery BEAMS)」や「エストネーション(Estnation)」への導入が決まっているという。

家具メーカー「リッツウェル」とコラボ
今回の展示会では、福岡に本社を置く家具メーカー「リッツウェル(Ritzwell)」と空間演出のコラボレーションを実施した。リッツウェルはイタリア・ミラノで開催される世界最大級の国際家具見本市「ミラノサローネ」への出展を長年続けており、国内では「ブルガリホテル」の家具としても採用されている。「日本から世界に提案していく」「高い職人技術をハイエンドな見せ方で伝える」という両ブランドの志が近しいとして協業が実現。リッツウェルの家具が並ぶ空間にニードバイヴィンテージのアイテムを組み合わせることで、「ラグジュアリーな空間に合うデニム」という世界観を視覚的に伝えた。



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