

国内主要百貨店6社(三越伊勢丹、髙島屋、大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店、松屋、近鉄百貨店)の2026年10月度の既存店売上高をレポート。(全て前年同月比)
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動向を読み解く3つのポイント
- 秋物の堅調:10月下旬の気温低下に伴い、コートやニット、ストールなど秋物衣料・雑貨が堅調に推移した。
- 高額品の好調:大幅伸長となった三越伊勢丹と松屋では、国内顧客売上高は宝飾時計など高付加価値なアイテムが全体の売り上げを牽引した。
- インバウンドで消耗品が伸長:免税売り上げが引き続き好調で、松屋や大丸松坂屋百貨店では、化粧品を軸とした消耗品が大きく伸長した。
各百貨店の主要トピックス
- 三越伊勢丹(12.4%増):国内顧客売上高は、宝飾時計やラグジュアリーブランドのハンドバッグなど、高付加価値なアイテムが全体の売り上げを牽引。海外顧客売上高は前年同月が好調でハードルが高まるなか、38.9%増と先月同様の高水準を継続。
- 髙島屋(3.8%増):国内顧客売上高は、気温の低下に伴い秋物衣料・雑貨が堅調に推移し、前年実績を上回った。インバウンドでは顧客数は大阪・関西万博の反動で3.2%減だったものの、売り上げは化粧品や子ども情報ホビー、リビング関連商品が伸長し、単価が2.8%増となったことで前年実績並みを維持した。
- 大丸松坂屋百貨店(0.9%増):梅田店の売り上げは、大阪・関西万博の反動や大型改装に伴う売場縮小の影響で大幅減収。一方で15店舗中12店舗が前年実績を上回り、心斎橋店、京都店、札幌店、上野店、博多大丸が対前年2桁増、全体では微増となった。
- 阪急阪神百貨店(13.2%増):免税売上高が約25%増と大きく伸長し、前年同月比において3ヶ月連続で過去最高を更新。阪神百貨店各店と神戸阪急では阪神タイガース優勝記念セールを実施し、阪神梅田本店では前年の同セール売上実績を上回った。
- 松屋(9.4%増):銀座店の免税売上高が約3%増、化粧品を軸とした消耗品が好調で約44%増を記録した。一方で国内売上高は宝飾・時計が22%増と全体を牽引したことで、7.8%増と堅調に推移した。
- 近鉄百貨店(1.3%減):全社では大阪・関西万博の反動で減収となった一方、あべのハルカス近鉄本店は10.8%増の2桁成長を記録。10月上旬に改装した子ども服売場が好調なスタートをきったほか、同月下旬に改装した菓子売場も好調に推移し、全体の売り上げを牽引。
現場の声
「サロン ド パルファン 2026の売上が好調に推移し、WEB広告を打ち出したことで若年層の顧客との接点を拡大することができた。日本初上陸のアイテムや先行販売品などを揃え、話題性も寄与したと感じる」(三越伊勢丹 広報担当者)
「インバウンドでは、特に9月から10月にかけて化粧品などの消耗品が大きく伸びている。11月から始まる免税ルールの改正が影響し、駆け込み需要が高まっている可能性もある。国慶節による中国客の売上高は、10月初頭は昨年に比べ減っていたが、後半は販促の効果もあってかプラスに動いた」(大丸松坂屋百貨店 広報担当者)
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