

国内アパレル関連大手各社が、2026年10月度の既存店売上高を発表した。気象庁の発表によると、10月は南からの暖気の影響で歴代2位の平均気温となり、大阪では21日に観測史上最も遅い真夏日を観測。この影響で冬物商品の初動が鈍り、国内ユニクロ事業やユナイテッドアローズ、ワークマンなどは前年割れからほぼ横ばいにとどまった。
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国内ユニクロは、前年同月比5.5%減。バレルパンツやカジュアルインナー、フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)とのコラボレーションコレクションなどが好調だったものの、高気温によってアウターやヒートテックをはじめとする冬物全般が伸び悩んだ。担当者は「11月は今テレビCMを打ち出しているメリノウールやカシミヤ、フリースなどが動くことに期待したい」と話す。
ユナイテッドアローズは、同2.3%減で着地。主要都市で真夏日を記録するなど気温の高い日が続いたことで、冬物アウターを中心とする重衣料の動きが鈍化した。一方で、シャツやニットといった秋物の販売は堅調だった。
ワークマンは同1.1%増。月間を通じて気温が高く推移したことで秋冬商品全般が伸び悩んだものの、リカバリーウェアが重衣料の落ち込みをカバーし、微増となった。
アンドエスティHDは、同0.1%増。月後半にかけて冬物の需要が本格化し、ブランド別では「ニコアンド(niko and ...)」「スタディオクリップ(studio CLIP)」「レプシィム(LEPSIM)」が、アイテム別ではニットトップスやジャケット、カーディガンなどが好調だった。一方、下旬には業務サーバーへの不正アクセス被害が発生。実店舗・ECともに営業自体は継続したものの、会員ポイントの一時利用停止や出荷停止に伴う商品供給の遅れなどが下押し要因となり、ほぼ前年並みで着地した。
良品計画では、高気温で冬物の動きが鈍かったことで衣類・雑貨カテゴリーが4ヶ月ぶりに前年を割り込んだ。他方で、会員向けセール「無印良品週間」が好調に推移したほか、ヘルス&ビューティーを中心とする生活雑貨が大きく伸長したことが寄与し、全体では8.9%の増収となった。
■2026年10月度 各社実績(すべて既存店ベース/前年同月比)
国内ユニクロ事業(既存店+Eコマース)
売上高:94.5%
客数:90.2%
客単価:104.8%
しまむら
売上高:104.0%
客数:100.5%
客単価:103.9%
良品計画(直営既存店+オンラインストア)
売上高:108.9%
客数:106.0%
客単価:102.7%
アンドエスティHD
売上高:100.1%
客数:98.3%
客単価:101.9%
ユナイテッドアローズ(小売+ネット通販 既存店)
売上高:97.7%
客数:93.4%
客単価:104.8%
ワークマン
売上高:101.1%
客数:95.0%
客単価:106.4%
バロックジャパンリミテッド
売上高:94.6%
客数:91.8%
客単価:103.1%
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