ついに渡航制限が解禁され、今年の夏は海外旅行に行く人も多いのでは?せっかく韓国、中国に行くなら、現地のコスメをお土産にするのがおすすめ。今回は韓国、中国を訪れた筆者が、最新のコスメセレクトショップやショールームの様子をレポート。店頭スタッフに聞いた売れ筋や、購入品などリアルな情報を紹介します。
【韓国】
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注目の新韓国コスメ「テンス」が明洞にショールームをオープン!
今年5月にデビューしたばかりの韓国コスメ「テンス(Tense)」が、明洞にショールームをオープン。日々の一瞬を特別なものにするというコンセプトを持つブランドらしく、店内には見た目も中身も洗練されたアイテム、パッケージが並びます。商品はグロッシー、クリームベルベットの2種のリップのみでありながら、ショップは商品パッケージを彷彿とさせるクリア素材のオブジェがディスプレイされ、ブランドの世界観を感じられる凝った作りに。
購入したのは、お店で人気だという「SHINE MOMENT GLOSSY TINT 07 Mood Changer」。ひと塗りでしっかり発色し、光沢感を出すティントタイプのリップで、ベタつき感のない軽いテクスチャーが特徴。チリのようなオレンジレッドで華やかな印象を与えてくれます。バッグのようなデザインのショッパーも可愛いので、友人へのお土産にもおすすめ。
アモーレパシフィックの商品がならぶ特別なショップ
ソウル・龍山には「エチュード(ETUDE)」「ラネージュ(Laneige)」「ヘラ(HERA)」など人気コスメを生み出す韓国の化粧品メーカー、アモーレパシフィックの本社があります。本社内には一般の人でも使えるショップがあり、その一つが「アモーレ龍山」です。アモーレパシフィックの代表ブランドから新商品までがずらりと並びます。日本で手に入らない商品もその場で試して購入できるのは、コスメマニアにはたまりません。
今回購入したのは、香りが特徴の2つのアイテム。「Project Amore」の「ソンス ガーデン ハンドクリーム」はウッディで癒される香りで、イブ ヴィーガン(EVE VEGAN)の認証を取得したヴィーガンアイテムです。ベタつきのないみずみずしいテクスチャーや、外箱やパッケージのデザインも心が躍ります。
この数年、フレグランスアイテムの人気が上がる韓国で、じわじわ人気を伸ばしている「ロングテイク(Longtake)」は香りにもこだわったパーソナルケアブランドで、「サンダルウッド インテンシブ トリートメント」はやさしいウッド系の香りが続きます。植物由来のタンパク質を配合し、なめらかで絡まらず、ボリューム感のある髪に。見た目もシックで、男女問わず使えそう。アモーレパシフィック本社には他にも、「イニスフリー」のカフェや韓国のプレミアムティーブランド「オソロック(OSULLOC)」のショップ兼カフェ、アモーレパシフィックが運営する「アモーレパシフィック美術館」など観光におすすめのスポットがあります。
人気カフェと空間を楽しむソンスのコスメショップ
韓国の人気美容インフルエンサーも取り上げるコスメブランド「レミユ(lemiu)」。ソウルのホットエリア・ソンス(聖水)に構えるフラッグシップストアは、なんと4階立て!おしゃれで広々とした空間でコスメがタッチアップできるほか、カフェが併設されており、空間を楽しみながら美味しいコーヒーやケーキを楽しむことができます。
店内にはさまざまなフォトスポットがあり、一回の訪問で雰囲気の異なる写真がをたくさん撮れちゃいます。写真を撮る前に、「レミユ」の人気アイテムの「デュイフローティント」でメイクしてみて。
【中国】
「花西子」の1000平方メートルの巨大旗艦店に潜入
日本でも人気の中国コスメ「花西子(Florasis)」が昨年12月、中国・杭州の名所、西湖のほとりに旗艦店をオープン。、“西湖シークレットガーデン”をテーマに、ぜいたくな空間を味わえるショップです。1000平方メートルの巨大な店舗は2階建てで、ブランドの世界に浸ることができます。
ブランドの製品がずらりと並ぶタッチアップスペースや、ブランドモチーフの中国古典美学を体感できるギャラリースペース、予約者限定で体験できるメイクアップ体験やルームフレグランス作りなど、コンテンツが盛りだくさん。ショップで働く美容部員さんのメイクや、店内のサイネージは季節によって変わるそうで、何度でも訪れたくなります。
今回ゲットしたのは西湖をテーマにした限定品。日本でも話題になった「百花同心錠 彫刻リップ」の限定品は、西湖の水面のような涼しげなパッケージをデザイン。リップ本体には湖に浮かぶハスの花を彫刻した芸術的なリップスティックです。また、中国で人気の高い「玉女桃花 ルースパウダー」も限定デザインに。細かくサラサラなルースパウダーは、暑い杭州の街でもメイク崩れを防ぐのに役立ちました!
KOLも注目のフレグランスブランドがショップをオープン
数年、中国では香水の人気が急上昇。数々のフレグランスブランドが生まれる中でも、特に人気が高い「to summer(観夏)」は、中国のKOL(インフルエンサー)からも注目されているブランドです。
杭州にオープンしたショップには、香水からキャンドル、ルームフレグランス、ハンドケアまで幅広いアイテムがずらりと並びます。香水はそれぞれストーリー性のある名前が付けられ、ボトルのデザインもさまざまです。クオリティの高い香りとパッケージに、時間を忘れて見入ってしまいます。
筆者は夏限定の「WATERY」を購入。みずみずしい桃の香りをイメージして作られた香りは、甘いのに爽やかで、暑い夏でも楽しめる軽やかさ。また中国で人気の練り香水は、店舗で売り切れが続出。運よくゲットできた「溺海之橙」は、海に落ちていく太陽をイメージ香りだそう。ビターなオレンジに爽やかなジャスミンが合わさり、個性的でありながら癒しを与えてくれる香りです。
SNSのバズアイテムがずらりと並ぶコスメ専門店
RED(小紅書)などSNSで見た中国コスメが欲しいなら、「THE COLORIST」は外せません!中国コスメを中心に、若者に人気のスキンケア、コスメ、ケア商品が集合した専門店で、訪れれば今の流行を知ることができます。
購入したのは中国SNSでバズった、日本未上陸の2つのアイテム。「Spes」の「ウォッシングフリー ヘアスプレー」は髪のボリュームが復活する優れもの。汗や皮脂でベタつき、ボリュームダウンした髪の根元に吹きかけて使用します。スプレーをするだけでシャワー浴びたての姿に戻る動画がSNSでバズり、中国女子の夏の必需品に。
「Cistto(膚見)」の小さな小瓶は、使い切りのクレンジングオイル!山茶花オイルをベースにしたさらりとした軽いテクスチャーと、旅行などの持ち運びにも便利なボトルがSNSで話題になりました。
青山学院大学文学部卒業。産経新聞社サンケイスポーツ編集局記者職を経て、「WWD BEAUTY」記者として中国や欧米などの海外美容市場やビューティテック、スタートアップなどを中心に取材。2020年4月に独立し、現在は美容業界情報を中心に若者トレンドや中国市場に関する記事を執筆。
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