ブランドコンセプトに「生活を快適にする暮らしの道具」、裏テーマとして「健全な引きこもりのための服」を掲げて2016年に誕生した「アトリエ ベトン(ATELIER BÉTON)」。今やたくさんのライフスタイル系ブランドの服がある中で、"ライフスタイル系"のほっこりとしたイメージとは対照的な、ミニマルかつインダストリアルなデザインが特徴的なブランドです。
そんなブランドの代名詞となっているのが、設立当初から毎シーズン作られているのが「ワークエプロン(WORK APRON)」。実は意外にもブランドの中で売れ筋ナンバーワンアイテム(!)なんだそう。軽くて丈夫で男女問わず着用できるデザイン、日本製純綿帆布にこだわった「富士金梅」の帆布生地、生地端の耳をそのまま活かした縫製による優れた速乾性など、随所にこだわりが込められたエプロンです。そんなアトリエ ベトンのエプロンに魅了され、日常的に使っている4人にその魅力を語ってもらいました。
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美容師 喜多翔吾
Shogo Kita
Laf from GARDEN(ラフ フロム ガーデン) 代表。2006年に入社し、原宿店での勤務を経て、現在の銀座店オープンのタイミングで異動。その後、2014年にアメリカ・ニューヨークへの海外出店では現地へ赴任し、3年間銀座とニューヨークを行き来し美容師として国内外の多くのお客様を担当する。2020年同店代表に就任。
―美容師の方のエプロン姿は珍しいですね。昔から付けられているんですか?
最近ではカラー剤などのメーカーが美容師専用のエプロンを作るようになってきたので、徐々に増えてきている気がしますが、まだそんなに多くはないですね。
昔3年間ほど、ニューヨークで美容師をやっていた時期があるのですが、現地の美容室は日本と違ってカットとカラーの担当者が分かれている完全分業制でした。カラー担当の方がエプロンを着けて作業している姿が格好良くて、日本に戻ったら自分のお店でもエプロンを使おうと思いました。
―アトリエベトンのエプロンを知ったきっかけは?
帰国後に自分のお店で使うエプロンを探していたのですが、鏡越しにお客様の目にずっと映るものなので、なかなか店舗や自分のイメージに合ったエプロンに出合えなかったんです。ブランドのことは元々知っており、エプロンを作っていることを思い出して店舗で使わせてもらうことになりました。
―今使ってるエプロンもだいぶ使い込んでますね(笑)。お気に入りのポイントはなんでしょう?
美容師のために作られたわけではないと思いますが、そのように感じてしまうほどの使いやすさ、ガンガン洗濯できる生地感、デザインなど全てが気に入っています。今使っているものもカラー剤などのシミが大分付いてしまっていて、スタッフには「早く新しいのに変えて欲しい」と言われるのですが、愛着が湧いてしまいなかなか変えられません(笑)。
―エプロン以外でも、道具を選ぶ時の基準って何かありますか?
使いやすさはもちろんですが、作った方のこだわりなどが伝わってくるような物を選んで使っている気がします。あとは気に入った物はずっと使い続ける性格なので、長く使える物しか必然的に残っていないですね。
フラワーデザイナー 菊池裕子
Yuko Kikuchi
店舗のないオーダーメイドの花屋「マルメ(Malmö)」主宰。都内の生花店やブライダル専門店など複数の花屋で経験を積み、独立。Online shopでの販売のほか、イベント出店やウエディング装花の制作、楽屋花の配達など活動は多岐に渡る。
―花屋といえばエプロンのイメージですが、元々はエプロンは着けてなかったそうですね。
以前は腰に巻くタイプのフローリストケースを使用していたのですが、ワンピースや丈の長いトップスの際は着用しにくくて。アトリエ ベトンのデザイナーが友人だったということもあるのですが、「エプロンなら洋服の形状を選ばないので使い勝手が良いかも!」と思ったのがきっかけのひとつでした。
―実際の使い心地、お気に入りのポイントはどんなところですか?
イベントスタッフ用のものも含めて2枚持っているのですが、どちらもニュートラルなデザインなので、誰が付けてもどんな服装にも合うのが魅力です。デザインだけではなく機能性も抜群。仕事柄複数のハサミを扱うのですが、それらを無造作にポケットに放り込んでも安心な強度のある生地に助けられています。また作品撮りもよくするので、スマホ用のポケットがあるのも便利です!
―アトリエを拝見すると様々な仕事道具がありますが、エプロンも含め、仕事道具を選ぶ基準はなんでしょう?
目に入ったときに心地良く感じるデザインのものを選ぶようにしています。機能性を備えつつも生活感をあまり感じさせないもの。どこか懐かしい温もりがあって空間に馴染むデザインのものが好きです。
カレー屋 石川暖
Dan Ishikawa
店舗を構えないカレー屋。平日のランチは中目黒にあるビストロ「ザ・タムヤ」を間借りしている。ケータリングやお弁当、イベントも不定期で開催。屋号は掲げていないが、通称である「ダンカレー」が店名として定着している。
―エプロンは欠かせないお仕事ですが、アトリエベトンのエプロンはいつから使われているんですか?
実は僕、前職はアパレル業界で仕事をしていまして、その頃からデザイナーの藤田君とは知り合いなんです。飲食の仕事を始めたのは5〜6年前からなのですが、ちょうどその頃に藤田君もアトリエ ベトンを立ち上げてエプロンを作っていたので購入しました。
―飲食業を始めるとなると、エプロン以外にも調理器具など色々仕事道具が必要ですよね。何を基準に選んでますか?
まずは見た目で好きと思えるかどうか。あとは使う道具によって違いますが、食に関する道具であれば重さや質感、大きさ。特に食器やカラトリーなどは素材や厚さなどで味の感じ方が変わってしまうので、肌に触れる部分の作りは気にします。
―お店を始めた頃から共にしているエプロンですが、改めて魅力はどんなところでしょう?
タフな帆布生地なので、毎日使ってもへこたれないし、使い込むほどに味が出てくる感じが好きです。頑丈なものって重いものが多いのですが、 このエプロンは軽い。エプロンって首か腰で重さを支えるんですよ。僕みたいに痩せ型の体型だと特に首紐に重さがかかるので、仕事中ずっと着けるものなので軽さはとても大事。あとは丈が短めなところも動きやすくて気に入ってます。
クリーニング店ディレクター 中尾輝彦
Teruhiko Nakao
大阪・東京で12年間アパレル業界で卸営業を経験。2008年より株式会社ベアグッドに入社。WARDROBE TREATMENT立ち上げから参画し、現在に至るまでに店舗運営や法人開拓、イベント企画などに従事。クリーニングだけにとらわれず、メンテナンス全般を通じ良いモノをながく残していくサービスに邁進。
―アトリエベトンのエプロンを知ったきっかけは?
元々ブランドやエプロンのことは知っていたのですが、少し前に初めて展示会にお邪魔させていただいた時に実物を拝見し「素敵なエプロンだな」と思ったのがきっかけです。
―具体的にどんなところに惹かれたのでしょうか?
まず見た目の良さ。シンプルで無駄のないデザインに魅力を感じています。ブラックのカラーリングに白のステッチがアクセントになっているのが個人的にはツボです。また、スマホ用のポケットがペン刺しとしても使えるなど、使い勝手の良さを感じます。
クリーニング店を始める際にいくつかエプロンを試しましたが、デザイン面と機能面のどちらにおいても満足できるエプロンを探すのに苦戦。ですがアトリエ ベトンのエプロンはいずれの点においてもしっくりときたんです。
―とても世界観のあるお店ですね。併設してるヴィンテージジュエリーの商品も中尾さんが選定しているとのことですが、モノ選びの基準ってなんでしょう?
丈夫さや使いやすさ、シンプルさ、美しさと色々あります(笑)。なのでなかなか気に入ったものが見つからない時もありますね。それでも妥協はしたくないので拘ってしまいますが、その分長く使えるものが多いと思います。
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