Fashionフォーカス

6人の目利きが語る「オーバーコート(OVERCOAT)」が"一生モノ"である理由

Update:

2022年7月1日付けで、FASHIONSNAP.STOREのサイトをリニューアル致しました。>>リニューアル後のサイトはこちら

 「ニューヨークを着る」をコンセプトに、大丸隆平が設立した大丸製作所2(oomaru seisakusho 2)が手掛けるジェンダーレスブランド「オーバーコート(OVERCOAT)」。独自に研究を重ねたパターンテクニックが異国の地で徐々に評判を呼び、今ではアメリカのトップデザイナーやブランドのパターンやクリエイティブコンサルティングを担当。初の女性副大統領となったカマラ・ハリス氏(Kamala Devi Harris)が選挙期間中に着用していたスーツの製作を手掛けたことでも話題になりました。そんな実力派ブランドとして名高いオーバーコートの魅力とは、一体どこにあるのか。今回は実際にオーバーコートのアイテムに魅了され、「一生モノになる」と太鼓判を押す6人の"目利きたち"の言葉を借りて、その魅力を紐解きます。

>>OVERCOATのアイテム一覧ページはこちら

— ADの後に記事が続きます —

ヘアメイクアップアーティスト 武田玲奈の場合

武田玲奈(Rena Takeda)
資生堂ヘアメーキャップアーティスト

2013年〜2019年にニューヨークを拠点に、ファッションウィークや資生堂の広告ほか、様々な撮影・プロジェクトにおけるメイクアップを担当する。2019年帰国。現在はメイクアップの領域にとどまらず、他企業とのコラボレーションなどを通じビューティを再定義する活動を行う。

    ―OVERCOATとはニューヨークで出会ったとのことですが、きっかけは?

     NY在住だった2018年に親しくさせていただいていたライターの市川暁子さんに、大丸さんをご紹介いただきました。それまでは古い写真を使ったコラージュやマネキンに服を着せコレクションを発表されており、とってもユニークで個人的にはそちらの発表形式にも非常に惹かれるものがありましたが、以降は人物に着せる発表形式を検討されているとのことで、ルックブックやショーのヘアメイクについてお話しするような流れでショールームに伺いました。そこでOVERCOATの服に初めて触れ、ブランドのコンセプトやこだわり、関わる人々について大丸さんご本人から伺い、即ブランドのファンになりました。

    ―2021年秋冬シーズンは実際に「モヘアカーディガンショートコート」をご購入。"一生モノ"だと感じた理由は?

     ベージュとグリーンの2色があり、今季のラックを見たときは真っ先に視界に飛び込んできました。どちらも色合いが絶妙で、他のブランドはもちろんOVERCOATの他のシーズンでも、おそらく出会えない2色だったのですごく悩みました。最終的にベージュともペールピンクともつかない、これを逃したらきっと一生出会うことができないであろうベージュを選びました。
     OVERCOATのコートは上質な素材をたっぷり使用しているので、手に取ると重厚感があるのですが、着るとものすごく軽いところが最大の魅力の一つだと思います。特に自分は小柄なので、しっくりくるアウターになかなか出会えませんが、OVERCOATはたとえオーバーサイズだったとしても、身体(特に肩)にフィット。色も形も非常に美しく普遍的なので、まさに一生モノです!

    >>カーディガンショートコートの詳細・購入はこちら

    ―武田さんにとってのOVERCOATとは?

     OVERCOATに出会って以来、私のワードローブの7割以上がOVERCOATです。デザイン・素材・色・ディテールすべてにこだわりを感じ、着ていて清々しい気持ちになります。余計な主張や装飾がないのに、すごく個性的かつ普遍的。よく何シーズンも前のルックブックを見て、「買っておけばよかった!」と後悔します(笑)。自分にとってはまさに『運命のブランド』ですね。

    2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
    2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
    2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
    2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT

    建築家 坂本拓也の場合

    坂本拓也(Takuya Sakamoto)
    建築家 ATELIER WRITE代表

    1987年東京生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。2012年(株)日本設計入社。主に国際建築コンペや公共施設設計などに従事。2016年(有)スキーマ建築計画へ転職。DESCENTE TOKYO やなか又(前橋デザインプロジェクト)などを担当。2019年ATELIER WRITE一級建築士事務所設立。建築に止まらず家具やポップアップまで、広く設計活動を行っている。

      ―建築家とファッションブランド。一見繋がりがないように思われますが、ブランドを知ったきっかけは?

       元々繋がりのあった「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO New Balance)」さんとのコラボレーションの際に、DOVER STREET MARKET GINZAでのディスプレイデザインを担当させてもらったことがきっかけです。大丸さんが帰国されたタイミングで直接、商品やブランドのご紹介をしてくださいました。コレクションのシューズでは、従来の型が1枚のレザーを切り抜いた溝で表現されていました。引き算的な手法や、靴の構造やパターンの在り方にまで立ち戻ってデザインを追求する姿勢に、深く感銘を受けました。

      ―建築分野と通じるものがあるという、このコートのお気に入りのポイントは?

       このトレンチコートは、ジェンダーレスで着られるワンサイズ展開の商品です。ワンサイズ展開という"制約"の中、タックの入れ方の工夫で、様々な性別や体型へのフィットを可能にし、ゆとりを美しく見せてエレガントなシルエットを構築してくれます。一見、"制約"を設けることはデザインに不利に働きそうですが、新たなものを生み出すきっかけにもなる。そんなデザインアプローチには、建築分野でも学ぶべきところがあります。トレンチコートの慣習的なディテールが削ぎ落とされたミニマルな佇まいも、とても好みです。

      >>トレンチコートの詳細・購入はこちら

      ―坂本さんにとってのOVERCOATとは?

       ハイブランドの服は着る人を選ぶというか、緊張を感じるものも少なくない気がするのですが、OVERCOATさんの服には背筋を伸ばしたいときも、肩の力を抜きたいときも、寄り添って背中を押してくれるような心強さを感じます。僕にとって、ミニマルなデザインは作り手の想いがピュアに感じられて心地良く、シーンを選ばずに他の服にも合わせやすい。大切に、永く着続けていきたいと思える服です。

      2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
      2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT

      The April Inc.代表 宅間頼子の場合

      宅間頼子(Yoriko Takuma)
      The April Inc.代表

      神奈川県藤沢市生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒。ゼニア・ジャパン(株)、グッチ・グループ・ジャパン(株)でインポートファッションブランドのPR・マーケティング部門責任者を経て2013年トッズ・ジャパン代表取締役副社長に就任。2016年に小売業の営業・広報のコンサルティング業を主な業務とするエイプリル(株)を設立。自身の会社を経営する傍ら、Apollo & Char Company Inc. CEO、(株)エイタブリッシュ取締役、ドッツウィル(株)取締役、(株)ナルミヤインターナショナル取締役、東京ファッション専門学校理事、特定非営利団体ジャパンハート理事を務める。

        ―OVERCOATを知ったきっかけを教えてください。

         2019年の秋に取引先と訪れたパリの展示会で初めてコレクションを拝見しました。ちょうどその時に大丸さんがいらっしゃり、取引先のデザイナーの方が紹介してくださいました。

        ―毎シーズン定番で発売されているウールシャツ。一見普通のシャツですが"一生モノ"だと感じるポイントは?

         ブランドイメージ的にコートやジャケットにフォーカスされがちですが、実は隠れた名品はこのウールシャツだと思っています。シャツは毎シーズン1着は購入するくらい気に入っていて、特に愛用しているのは水色のシャツ。シンプルな襟の形、比翼仕立てでボックス型のストレートなシルエットは飽きが来ません。最上級のウールの生地はさらっとした肌触りで素肌に心地良く、丁寧な仕立てなのでシャツ1枚でもサマになります。

        >>シャツの詳細・購入はこちら

        ―宅間さんにとってのOVERCOATとは?

         程よくオーバーサイズでジェンダーレスなデザインが今の自分の気分に合っています。ここぞという大切なオケージョンで活躍してくれる大切な存在です。

        2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
        2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
        2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
        2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT

        ファッションディレクター 笠原安代の場合

        笠原安代(Yasuyo Kasahara)
        有限会社アルテミス 代表取締役 コンサルティング・ファッションディレクター

        (株)大丸百貨店入社、神戸店婦人服の販売職からスタート。3年間のミラノ駐在所勤務の後、本社・婦人雑貨→婦人服バイヤーに。1999年に(株)ワールドへ転職。2000年9月よりアクアガールバイヤー、その後ディレクターとして活動し、2015年退任。直近ではGSIX2階シジェーム・ギンザのストア立ち上げ及びシーズンMDディレクションなど、ウィメンズ向け各種ファッションコンサルティングとディレクション業務を請負い、活動中。

          ―OVERCOATを知ったきっかけを教えてください。

           2015年頃、当時ニューヨークと東京をそれぞれベースにするメンバーでチームを編成してコンセプトストアをスタートしようとしていたところ、 ニューヨーク在住のチームメンバーの1人、市川暁子さんにOVERCOATさんを紹介してもらいました。

          お気に入りはブランドのアイコンでもあるコートとのことですが、"一生モノ"だと思うポイントは?

           最大の魅力は人が身体を入れた時のシルエットバランス。 ワンサイズ展開であるにも関わらず、 秀逸なパターンメイキングによりどんな体型の人でも個性を活かした着こなしができ、自身の体型が変わっても買い換えることなく長く着られるところです。 2021年秋冬シーズンに購入したコートは肩から腕、背中にかけてのフォルムやデザインが魅力的。 また、襟の裏や、裏身頃のパイピングで使われる白い余白やラインがデザインとしてピリッと効いてるところもお気に入りでした。深みのあるシックなグリーンの色味と硬めの素材は、着込むほどにエレガントなアティチュードを演出してくれそうです。

          >>トレンチコートの詳細・購入はこちら

          ―笠原さんにとってのOVERCOATとは?

           日常に必要なワードローブやアイテムのあり方、 また着こなしにおける"私らしさ"と"新しさ"にヒントや提案を投げかけ、 自身のスタイリングの再構成&定番のアップデートをしてくれる存在です。

          アーティスト 須藤俊の場合

          須藤俊(Shun Sudo)
          アーティスト

          1977年東京生まれ。世界を放浪しながら、独学でアートを学ぶ。和を想起させる水墨画的な繊細なタッチ、ストリートのPOPなテイスト、映画や音楽、アニメ、スポーツからのインスピレーションから生まれる多彩な"生物"……。ひとつのジャンルに収まりきれない世界観を持つ絵画が注目を集める。2015年、初の個展「PAINT OVER」をNYで開催すると、翌年のギャラリーガイド「BLOUIN GALLERY GUIDE」の表紙に採用。以後、国内外での個展を開催しながら、NYやマイアミ、銀座などで描いたアートウォールも大きな話題に。NIKEやApple、SONYなどの企業とのコラボレーションも多数手掛け、その創作活動は日本のみならず世界のアートシーンに刺激を与え続けている。

          ―初めてOVERCOATを知ったのはいつ頃?

           僕が2020年の年末に開催した個展「2020」の会場がANB Tokyoで、そこで同時期にOVERCOATも展示会を開催していて知りました。大丸さんをご紹介頂き、日本人デザイナーでニューヨークをベースに活動している事が発覚。僕も2012年に初個展をニューヨーク、その後もニューヨークで発表を続けていたので、とても親近感が湧きました。

          ―長く着れそうなベーシックなシャツジャケット&パンツのセットアップと、ステンコートのおすすめポイントは?

           見た目はすごくさりげない、というより普通の服です。でも着てみると驚くほどに軽い。さっと羽織って肩に乗った瞬間、その服の重さがなくなるような不思議な感じです。"仕立て"ひとつでこんなに着心地が良くなるということを初めて知りました。肌に触れる素材も心地よく、吟味し、選び抜かれたものだということが伝わってきます。自分を自分以上に飾ることはせず、軽く、心地よく、身体を包み込んでくれる。これ以上の服は他にないと思います。

          >>アイテムの詳細・購入はこちら:シャツジャケットパンツ

          ―須藤さんにとってのOVERCOATとは?

           僕は絵描きなので、自分の考えていることは、絵で表現しています。服や身につけるもので自分自身のなにかを主張しようとは思わない。そういう意味でOVERCOATは、僕にとって真っ白なキャンバスのような存在です。素材から仕上げ、ディテールまでとことんこだわった最高のキャンバス。だからこそ着るときは、そこに負けない自分でありたいと、少し気持ちが引き締まるようにも感じる。自分自身が何者か、そういうことを問いかけてくるような服だと思います。

          2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
          2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT

          スタイリスト リン リェン リーの場合

          リン リェン リー(Lim Lean Lee)
          スタイリスト

          Tsumori Chisato、ISSEY MIYAKEのデザイナーを経て、フリーのファッションスタイリストとしてTVCM、広告、雑誌、グラフィック撮影などで活動中。西洋・東洋ファッションのスタイリングから洋服、小物のデザインや制作も手掛け、クライアントの好評、絶大な信頼を獲得している。

            ―OVERCOATを知ったきっかけを教えてください。

             OVERCOATのプレス業務を担当しているステディ スタディ(steady study)にサンプルのリースに行った際、OVERCOATを紹介してもらったのがきっかけです。その後は自身でもOVERCOATのアイテムをスタイリングで使うようになり、ブランドのことや物作りへのこだわり、独創性について深く知るようになりました。

            ―ご紹介のアイテムは2021年春夏コレクションの中でも注目のアイテムでしたが、"一生モノ"だと感じた理由は?

            2021年春夏コレクション Image by OVERCOAT
            2021年春夏コレクション Image by OVERCOAT

             セレクトショップで見かけて着用した時にとてもしっくりきました。今までオープンカラーとゴム紐パンツのセットアップはどうしてもパジャマっぽくなってしまうイメージだったのですが、私の背丈にもバッチリ合うサイズ感。一見着こなすのが難しい派手な総柄ですが、縫製がしっかりしていて、細部のディテールと生地感がとても身体を綺麗に見せてくれます。ブランドが掲げるジェンダーレス&エイジレスをまさに実感したので、この先も長く着用し続けたいです。

            ―リンさんにとってのOVERCOATとは?

             OVERCOATにはデザイン、素材、サイズ感の全てに信頼を寄せています。私がスタイリストという立場なので、様々な女性と男性のスタイリングをさせていただいていますが、同じ洋服でも着る人全員に似合うという、とても安心してスタイリングに使えるブランドです。私個人にとっては、紹介したセットアップのようにこれまでの固定観念を取り払い、新しいファッションに挑戦する勇気をくれたブランドです。

            2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT
            2021年秋冬コレクション Image by OVERCOAT

            ■「FASHIONSNAP.STORE」では「オーバーコート(OVERCOAT)」の2021年秋冬コレクションのアイテムを販売中!
            >>OVERCOATのアイテム一覧ページへ

            ネイビーのコートを着用したモデル

            ブランドについてもっと詳しく
            「オーバーコート」とは?——ブランドアイコンのコートからニューバランスとのコラボまで解説

            ショートビデオ
            最新の関連記事
            Realtime

            現在の人気記事

              次の記事を探す

              Ranking Top 10

              アクセスランキング