
FASHIONSNAPによる業界の職業図鑑。ビューティ業界にはどんな職業があるのか。名前は聞いたことがあっても、実際にはどんな仕事をしているのか。そんな疑問を解消すべく立ち上がった連載企画。業界の最前線で活躍する人を招き、リアルな職務内容や必要なスキルをファイリングしていく。ビューティ業界への理解を深めるとともに、将来この分野を志す人にとって、進路や就職活動を考える際の手がかりとなることも目指す。
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第10弾は、マーケティング編。MTGが展開する「リファ(ReFa)」のヘアケアカテゴリーでマーケティングを担当する内田脩斗氏の協力を得て、この職業の魅力を探る。
目次
マーケティングってどんな仕事?
化粧品のマーケティングは、市場調査やトレンド分析をもとに、ターゲットの設定、プロモーションコピーの考案、価格や販促企画、SNS施策、広告戦略などを立案。発売後は売上や反響を分析し、改善につなげることも重要な役割。単に商品を宣伝するだけでなく、ブランドの世界観やファンを育てる仕事でもある。

私はリファのドライヤーやヘアアイロンなど、ヘアケアカテゴリーのプロモーション全般を担当しています。テレビCMやウェブ広告、雑誌、屋外広告などのプランニングとクリエイティブ制作が主な業務です。




内田さんが担当した表参道ヒルズの広告
Image by: MTG
マーケティング担当になるには?
必須の資格やスキルはなく、入社後ジョブローテーションなどを通じて、また他部門からの異動でマーケティング領域を担当するケースが多い。そのほか、マーケティング職を目指して転職する人も。

もともと広告業界に興味があり、選考段階からマーケティング業への関心を伝えていました。職種にこだわらず入社したいという意向も示していましたが、結果として希望していたプロモーション課に配属されました。
ちなみに、内田さんはなぜビューティ業界に就職したのですか?

FASHIONSNAP

大学時代に芸能活動に興味があり、某アイドルオーディション番組に参加したのですが、プロのメイクでコンプレックスを改善できることを実感して、メンズ美容に興味を持ちました。「性別問わず美容を楽しめる環境を作りたい」という思いから、化粧品メーカーを志望していました。
複数の企業を受ける中で、MTGが「新しいことに積極的な、面白い会社」と感じて、入社を決意しました。

どんなところに魅力を感じたのですか?


選考中に弊社の社員と話していく中で、年次や経験に関係なく、若手の意見にも真剣に耳を傾け、良いアイデアであれば積極的に取り入れようとする姿勢に魅力を感じました。一人ひとりに裁量権を与えながら挑戦を後押しするカルチャーがあり、「ここなら自分も主体的に仕事ができそう」と感じたことが大きかったです。実際に入社してからもこの印象は変わっていません。
マーケティング職のある日のスケジュール

マーケティング職のやりがいは?

自分が携わった広告が世に出て、多くの人の目に触れることはやりがいを感じます。知人や家族から「広告見たよ!」と言ってもらえたり、担当した商品について、SNSで「購入した」「プレゼントしてもらった」といった投稿を見かけたりすると嬉しいですね。
最近担当されたプロモーション事例を教えてください。


世界的ガールズグループの日本人メンバーを「ReFa MUSE」に起用したプロジェクトを担当しています。ここまで大規模な事例は入社してから初めてです。情報解禁前のティザーSNS投稿では口元だけを見せるなど、ファンの期待感を高める施策を若手メンバーで考案し、経営層に直接提案・実行しました。
このプロジェクトに限らず、MTGには代理店や制作会社に一任するのではなく、企画やクリエイティブの議論にも深く参加し、より良いものを追求する文化があります。
マーケティング職が大変だと感じる時は?

華やかに見える仕事ほど、その裏には地道で泥臭い作業が多いものです。ReFa MUSEのヴィジュアル公開前日には、クリエイティブ素材の遅延や各所からのフィードバック待ちが重なり、公開できるかわからない状況で夜遅くまで調整作業が続き、ハラハラしましたね。でもなんとか間に合いましたし、公開されたときは本当に嬉しくて感慨深かったです。
では、そろそろ次のプロモーションの準備に取り掛かるということですか?


いえ、実際は直近の施策はもちろんですが、次の四半期の戦略、次年度の計画など複数のプロジェクトが常に並行して動いています。なので業務量は多いですね。
マーケティング職の収入はいくら?
収入は会社や経験年数、役職によって変動する。
マーケティング職のキャリア発展性、転職などは?
化粧品のマーケティング職は、ブランド戦略や商品企画、販促施策など幅広い業務を経験しながらキャリアを築いていくのが一般的。経験を積むことで、ブランドマネージャーや事業責任者、海外マーケティング担当などへステップアップするケースも多い。また、SNS運用やPRなど隣接領域へキャリアを広げる人も。転職市場でも需要は高く、化粧品業界内はもちろん、ファッション、日用品、食品など消費財メーカーへ転職する例も少なくない。

僕自身は今後もずっとメーカーでマーケティングとして働きたいと思っています。マーケティングは、自社だけでは完結できず、必ず代理店や制作会社と一緒に作り上げていきます。
制作側はクライアントに対して、課題に対する解決策やプロモーション・クリエイティブの提案などを行え、やりがいを感じられそうですが、私自身は最終的な決定権を持っているメーカーに魅力を感じています。

マーケティング職に向いている人や大切なこと

新しいことに興味があり、与えられたチャンスを自ら取りに行くような人が向いていると思います。常に複数のプロジェクトが動いているので、マルチタスクが得意な人も良いと思います。
仕事をする上で、特に大切にしていることはありますか?


「どんな仕事でも自分の成長になる」というマインドで取り組むことですね。素直に、ひたむきに目の前の仕事にやり続ける姿勢が、結果的に上司からの評価につながり、大きな仕事を任されるきっかけになったと思います。
マーケティング職を目指す人に向けて

毎日忙しくて大変なことも多いですが、それ以上に大きなやりがいを感じられる仕事です。メーカーの魅力は、自分の仕事の成果が、商品や広告という目に見える形になり、お客さまの反応をダイレクトに感じられる点です。
MTGには若いうちから裁量権を持ってチャレンジできる環境があります。自分が成長できる環境かどうかを軸に会社を選んでほしいと思います。
マーケティング職の年間スケジュールの一例



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