
南フランス生まれの「マドエレン(MAD ET LEN)」は、大自然からのインスピレーションをもとに香りを創作するフレグランスブランドです。大量生産を行わない方針を一貫して守り、天然素材にこだわった香りと手仕事による器を通じて「不完全さに宿る新しい美しさ」に焦点を当てた表現を続けています。
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ルームフレグランスとして世界中で人気を集めている「ポプリ」が代表アイテムですが、今回はそれだけに留まらず、SNSを中心に注目を浴びている香水やファッション好きにはたまらないコラボ商品まで全アイテムを徹底リサーチ。売れ筋の香りから国内のフルラインナップが揃う旗艦店情報、ディスカバリーセットでしか楽しめない香りまで、高感度な人々を惹きつけてやまないマドエレンのディープな世界に迫ります。
マドエレン
南仏生まれの謎多き人気ブランド「マドエレン」

Image by: MAD ET LEN
南フランスの人里離れた村、サン・ジュリアン・デュ・ヴェルドンにある小さなアトリエから生まれたフレグランスブランドの「マドエレン」。2007年の創業以来、創設者は大々的に表舞台に立つことはなく、香りの設計を詳細に明かさないブランディングを続けています。その理由は、香りごとに語られるストーリーを読み、一人ひとりが自由に受け取り、その人自身の解釈によって感じ取ってほしいという想いからだといいます。
現在も香りの調合はフランス南アルプスにある自社のアトリエで行っています。極力シンプルな処方を選び、自然由来の素材を用いて雄大な地球へのオマージュを捧げる“生”の香りをストレートに表現。さらにポプリのヴィジュアルにおいてもできる限り人の手を加えず、自然が生み出す有機的な姿をそのまま生かすことを選択、長い年月をかけて育まれた美しさと力強い生命力を、五感で受け取ることができる製品を生み出しています。
💡豆知識#1💡
ブランド名はフランスの焼き菓子である「マドレーヌ」に由来します。20世紀初頭に活躍したフランスの小説家マルセル・プルースト(Marcel Proust)の代表作「失われた時を求めて」に登場する、紅茶に浸したマドレーヌを食べたことで過去の記憶がよみがえるという有名なシーンから着想を得ています。
のちに、味覚や臭覚から記憶や感情を思い出すことをプルースト効果と呼ぶきっかけにもなったこのシーン。"思い出"を調香の礎としているマドエレンが、このストーリーに影響を受けたことも頷けるエピソードです。
本国以外では日本のみ! 下町エリアにある旗艦店




マドエレン トウキョウ
Image by: MAD ET LEN
日本上陸後、しばらくはセレクトショップなどでの取り扱いが中心でしたが、2023年に日本初の旗艦店が東京・蔵前エリアにオープンしました。トラディショナルな日本らしさを意識した空間では、日本で取り扱いのあるフルラインナップを体験することができるほか、貴重なオブジェも店頭に並びます。2026年7月現在で旗艦店が存在するのは、フランスと日本のみ。この事実が、マドエレンと日本の相性の良さを物語っています。
MAD ET LEN TOKYO
所在地:東京都台東区寿2-9-17 真山ビル1階
営業時間:12:00〜14:00、15:00〜19:00 不定休
ブランドを象徴するアイテム「ポプリ」を徹底解説!

Image by: MAD ET LEN
マドエレンの代名詞といえば、漆黒のアイアンに香りを染み込ませた天然石やアンバー(琥珀樹脂)などを収めた「ポプリ」。その重厚な佇まいは、ただのルームフレグランスという枠を超え、アートピースとしてインテリアに格別の深みをもたらします。ここではポプリの種類や器の秘密、さらにお手入れ方法までを詳細に解説します。
ポプリの種類は主に3種! 直感で選ぶのが正解
ポプリの中身は、それぞれ異なる魅力を放つアンバー(琥珀樹脂)、天然石、ラヴァなどが用意されています。深く考えすぎず、ヴィジュアルの好みや直感で選ぶのがおすすめです。自然から採取した状態をそのまま製品化していることから、アンバーに樹木の皮が張り付いていることも。それもまたブランドらしさとして楽しむポイントです。また、アンバー×天然石、天然石×ラヴァなどミックスの珍しいコレクションも登場。不定期で発売されるため、出合えたらたら幸運! こまめにWEBサイトや店頭をチェックしておきましょう。

アンバー(琥珀樹脂)
Image by: MAD ET LEN

天然石
Image by: MAD ET LEN

ラヴァ(溶岩石)
Image by: MAD ET LEN
アンバー(琥珀樹脂)/シアーなきらめき
アカシアの樹脂が時間をかけて固形化することで生まれるアンバー(琥珀樹脂)は、光を透過するシアー感と温かみのあるオレンジカラーが特徴的。アンバー自体に天然素材の香りを染み込ませていて、購入直後はオイルを垂らさずとも空間に香りが広がります。部屋を明るく彩ってくれる色味は、リビングや玄関など、人が集う空間にも似合います。
天然石/きらめく美しさ
繊細な色合いと上品なツヤめきを放つ天然石のポプリは、まるで宝石箱のようなヴィジュアル。カルサイト、ソーダライト、クリスタルを掛け合わせ、知的なクールさを醸し出す「ブルー」、エメラルド、アベンチュリン、クリスタルによって穏やかな印象にまとまる「グリーン」、アメジスト、ローズクウォーツ、クリスタルで華やかなムードを漂わせる「ローズ」の3色が揃います。付属のオイルを滴らして芳香を楽しみます。
ラヴァ(溶岩石)/無骨なかっこよさ
地球のエネルギーをそのまま閉じ込め、エッジの効いた佇まいに仕上がっているのがラヴァ(溶岩石)のポプリ。ポプリのもうひとつのアイコンであるアイアン(鉄器)との相乗効果で生まれる重厚感のある美しさは、男性からも高い支持を集めています。ポプリ自体に香りを染み込ませているため、しばらくはオイルを垂らさなくても香りを楽しむことができます。香りが弱くなってきたらリチャージオイルをプラスします。
ポプリを長く楽しむためのリチャージオイル&お手入れ方法

Image by: MAD ET LEN
ポプリの香りをより楽しむために、2つのお手入れ方法を紹介します。定期的なメンテナンスで、ポプリの状態も香りの持続力も長くキープできます。
- リチャージオイルによる香りのお手入れ
ポプリには香りが補充できるよう、リチャージオイルが1本付属されています。どのポプリのタイプも香りが弱まってきたと感じたら、1〜2週間に1度を目安に円を描きながらアイアンの全体に行き渡るよう、オイルを滴らしましょう。 - アンバーのメンテナンス方法
アンバーは放置すると時間の経過とともに乾燥し、白く変色して細かく砕けてしまうことがあります。気になったタイミングで中身を全て取り出し、状態の選別を行いましょう。状態の良いものだけを残し、リチャージオイルを滴らしてよく揉み込みます。全体にオイルをなじませることでアンバーの栄養剤ともなり、乾燥予防としての役割を果たします。器の底に溜まったアンバーの破片と余分なオイルを拭き取った後、アンバーを戻して完了です。
ポプリで人気の香り5選/筆者が実際に香ってみた感想
国内で人気を集める香りを独自にリサーチ! 世界的にも支持され、入門の香りとしておすすめな「スピリチェーレ」「テレノア」を始めとする5つのフレグランスを筆者が体験してきました。実は編集部の会議室にも「スピリチェーレ」が鎮座。経年変化でによって味わい深さをまとっています。全く印象が異なる他の香りに鮮度を感じつつ、嗅覚で感じた率直な感想をレポートします。


スピリチェーレ
ミントやハーブのすっきりとした印象のなかに柑橘系の爽やかさが重なる、初夏から夏の気候にマッチする香り。

ライター
すっと吸い込むと体の中に爽快感が流れ込んでくる感覚に陥ります。観葉植物が置いてある空間にコーディネートすれば清々しさが増し、空間のムードをさらに引き立ててくれます。
テレノア
深くスモーキーな大地を想起させるベチバーに清涼感のあるシダーウッドとベルガモットが調和し、パチュリがアクセントを加えて落ち着いた印象へと導きます。“黒い土”という意味を持つ作品名の通り、湿った土の香りがインスピレーション源。
しっとりとした重さと柔らかみのあるスパイシーさによってオリエンタルな世界へと誘われ、脳内は異国へとトリップ。星空を眺めながら大の字で寝転び、大地と一体化していくような心地よさが漂います。

ライター
リリネロリ
クリーンな印象のネロリにパチュリを感じるスパイスが溶け合うひねりの効いた芳香は、フローラル調ながらノンスウィート。

ライター
フレッシュな空気をまとった華やかな芳香は、オープンマインドな大らかさのなかにミステリアスな要素を秘めた、魅惑的な人物像がふと思い浮かびます。空間に広がることで柔らかみが増し、身も心も優しく包まれる感覚に。
サンブルー
可憐さをまといながらみずみずしさも備えるピンクローズを甘酸っぱくジューシーなカシスが引き締め、アンニュイな甘さが生み出されるフローラルノート。
“ラグジュアリー”という表現がフィットする洗練されたムード! 自然香料だからこそ生まれる上品さは、甘美な香水に苦手意識を持つ人にこそ試してほしい香りです。

ライター
ダークウッド
“アフリカの鼓動”をコンセプトに創作されたウッド調の香りは、スモーキーで深みのあるアロマに渋みのあるレザーと硬質な黒檀のエッセンスをプラス。

ライター
甘さを極限まで削ぎ落とし、深い瞑想を誘うような落ち着きを備えているため、寝室やリビングなどにおすすめ! 感度の高い男性から支持されるというのも頷ける香りです。
ポプリの大切なピース“アイアン(鉄)”

Image by: MAD ET LEN
マドエレンを語る上で欠かせないのが、重厚感のあるアイアンの器です。これは、古くから受け継がれてきた技法を用いた職人の手によって、モロッコにあるアトリエで生み出されています。波打つような槌目、経年によって変化を見せる色合い…鉄という無機質な物体に、温度を宿すかのようなクラフト感のある肌合いには、ブランドの哲学が深く宿っています。デザインも豊かに揃っているため、香り、ポプリ、アイアンの組み合わせを熟考して自分だけの組み合わせを見つけるのも、大人の贅沢な楽しみといえます。
アイアンの種類




スタンダード
Image by: MAD ET LEN
- スタンダード(円柱型)
アポセカリーコレクションで取り入れているシンプルな円柱型の器。持ち手のついた蓋がセットになっている、普遍的なミニマルアートのような美しさは、どんなインテリアにもマッチします。ミニ、スモール、ラージの3種が揃います。 - フラット
シャーレのように平たくて浅い、口の広い円柱型です。蓋を開けたときに中のポプリ(天然石やラヴァなど)がパッと一面に見渡せるため、視覚的な美しさやインテリア性をより強調したい人に人気です。 - サークルトーテム
シンボリックな丸いオブジェが付いた蓋が特徴的なアイアン。蓋を閉じた状態だとアートのような存在感があり、芸術的な佇まいが楽しめます。 - ブラックブロック
削ぎ落とされたデザインが都会的な雰囲気を醸し出す、スクエア型。直線的なシルエットなので、本棚の隙間やデスクにも収まりが良いのが特徴です。
💡豆知識 #2💡
ポプリと聞いて一般的に頭に浮かぶのはドライフラワーのような形状です。でもマドエレンの「ポプリ」はそれと似ても似つきません。語源について、日本総代理店のマーケティング担当は、あくまでも独自の見解だと前置きしたうえでヒントを明かしてくれました。
「ポプリは、もともとは発酵・熟成させる“モイストポプリ”が原型でした。さらに語源を遡るとスペインの“肉や野菜を混ぜたごった煮”を指す料理名にたどり着きます。さまざまな石の組み合わせで色彩を表現するマドエレンのポプリの姿がそこに重なったのかもしれません」
香水の人気が上昇中! 5つを独自解説/筆者の試香レポート付き
近年の香水トレンドの影響を受けて、徐々に注目を浴び始めたマドエレンの香水「パルファンミスト」。2023年に旗艦店がオープンしてからは一気にその人気が加速したといいます。ポプリと同じ香りであっても香水は時系列で変化が楽しめる設計になっているため、違った魅力を感じることができます。絶対的な支持を集める「レッドムスク」を含む5つの香りをレビュー。詳細なノートを明かしていないマドエレンの香水の秘密に迫ります。



パルファンミスト
Image by: MAD ET LEN
レッドムスク
この香りを目当てに来店する人がいるほど、マグエレンの香水の代名詞となっているレッドムスク。

ライター
柔らかなバニラとわずかなアンバーがムスクと溶け合い、繊細で温かみのある香りが表現されていて、まるでヴェールをまとうように楽しめる極上のスキンムスクです。肌にのせてこそ、その魅力を強く感じることができます。試香の後に、この香りを求めて隙あらば手首を顔に押し当てていた私は、完全に不審者でした。
テレノア
湿度を含んだ大地から霧が静かに立ち上がる情景が浮かぶ、奥深い静寂を忍ばせています。
ベチバー、シダーウッド、ベルガモット、パチュリを調合し、重厚感のある知的でストイックな印象から幕を開け、時間の経過とともに甘さが表情を覗かせる繊細な香りです。雄大なる大地の懐の深さすら感じます!

ライター
スピリチェーレ
ミント、ユーカリ、シトロンによって奏でられるのは、束となったワイルドミントが力強く香り立つかのような、みずみずしい清涼感。

ライター
厳しさを増す日本の夏に、香りによって清々しく過ごすという選択肢を提示してくれます。強張った思考や体にひとときのリフレッシュを運んでくれる感覚もあるので、集中したいときや気分転換にも最適!
グラファイト
「黒鉛」という意味を持つ作品名が表すように、ウッディ、スモーキー、ミネラルを帯びたレザーが織りなすウッディノート。
スパイシーなプロローグを描きながら、ラストはパウダリーな柔らかさに包まれます。上質な香料が厳選されていることで重たすぎず、女性でも取り入れやすい印象です。

ライター
ブラックウドゥ
“暗闇の中の灯火の炎のゆらめき”をイメージした香気は、ウッディ、シトラス、アンバー系レジンが重なり合った後、濃密なレザーが姿を表します。

ライター
公表されているノートにフローラル系はないものの、肌にのせるとラブダナムによる華やかさを感じ、奥行きと知的な気配が漂います。時間とともに甘さがトーンダウンすると、お香のような落ち着きも。
番外編:セットでしか楽しめない香りも! 実は狙い目なディスカバリーセット
重厚なボックスにパルファンミストの5mL×5種がセットになったディスカバリーセット2種は、トライアルやギフトとしての需要が高まっています。セットでしか楽しめない香りも含め、上記では紹介しきれなかった香りも入っています。




COFFRET1 2万4200円
Image by: MAD ET LEN
ディスカバリーセットだけの香りを含む「COFFRET1」
- スーレ コンフェッティ
パリの芸術街“ベルヴィル”で紙のお香(プティパピエ)を燃やしたときに漂うスモーキーな香りに着想を得た芳香。 - レディ ヴェチバー(ディスカバリーセットのみで展開)
べチバーを柔らかに仕上げ、甘美なニュアンスを加えた仕上がり。 - グリーンサンシャイン(ディスカバリーセットのみで展開)
「スピリチェーレ」の清涼な遺伝子を宿し、新たな息吹として誕生した気香。みずみずしくも静謐な深みのあるグリーンに包まれます。 - ブラックムスク
ダークフローラルムスクに、時を重ねたアンバーと木の樹皮を重ね、深みのあるオリエンタルな香りを表現しています。 - ブラックウドゥ
人気の香りが揃う「COFFRET2」
- フムス
湿度の高い森の奥の雨上がりの枯葉や濡れた樹皮をイメージし、清々しいシダーウッドとレジンを含んだパインのエッセンスが澄んだ感覚を呼び覚まします。 - パナメ
フランスを放浪する旅人が着想源。爽やかなシトラスの奥からタバコの葉とレザーが顔を出し、個性を紡ぎ出しています。 - グラファイト
- レッドムスク
- テレノア
名だたるファッションブランドも虜! マドエレンのコラボ遍歴

「ルメール」コラボレーション「ボア ドラージュ」
Image by: MAD ET LEN
マドエレンの洗練された香りは世界のファッション界も虜にし、いくつかの共創が実現しています。世界的なメゾンから、コアなファンを魅了するインディペンデントなブランド、さらには著名なインテリアデザイナーまで、その華麗なるコラボレーションの足跡を辿ります。
| コラボ対象 | 内容 |
| アンダーカバー | キャンドル、ストーンポプリ、ルームパフューム |
| ルメール | キャンドル、溶岩石ポプリ |
| キジマタカユキ | ハットスタンド |
| ニコール・ポリス | ポプリ、キャンドル |
同じフランスのブランドである「ルメール(LEMAIRE)」とのコラボレーション「ボア ドラージュ」は2026年7月現在も継続中で、旗艦店やオンラインストアで手に入れることができます。ヒノキをベースとして雨のあとの草木や土の匂いをオリジナルの芳香で再現しています。
ポプリだけじゃない! 目的別に選びたい空間の香りアイテム
マドエレンにはポプリ以外にも魅力的なルームフレグランスが揃っています。香りは共通ではあるものの、その香り方や特徴は異なるため、きちんと把握することで空間での楽しみ方の幅が広がります。さらにその知識を添えながらギフトとして贈れば、センスがある人として一目置かれる可能性も!
ルームパルファン

Image by: MAD ET LEN
香り方はポプリと似ているものの、スプレータイプなのでアルコールが飛んだあとに柔らかみが増すのが特徴。一定の距離を保ちながらファブリックにふわりと吹きかけることで、カーテンが風でゆらいだ一瞬やソファに腰掛けた瞬間など、動きとともに立ち昇る香りの変化を楽しむことができます。ポプリとのレイヤリングもおすすめです。
ルームパルファンの人気の香り
- リリネロリ
- スピリチェーレ
- ブラックシャンパカ
インド・ムンバイへの旅からインスピレーションを受けていて、甘さとスモーキーさが複雑に絡み合うオリエンタルな香気。空間を選ばずに愛用できます。
キャンドル


キャンドルアポセカリー スモール 2万6400円
Image by: MAD ET LEN
炎のゆらぎを感じながら香りを楽しみたいという癒やしの需要を満たすキャンドルは、ギフトとしても人気の高いアイテム。ポプリと同じアイアンを器として採用し、「キャンドル アポセカリー ミニ」、「キャンドル アポセカリー スモール」、「キャンドル モナキア スモール」の3種がラインナップ。約10平方メートルほどの旗艦店が香りで満たされるほどの贅沢で力強い芳香が魅力です。
キャンドルの人気の香り
- フィグノア
- スピリチェーレ
- テレノア
💡豆知識 #3💡
ここまで記事を読み進めて、同じ香りが何度も出てきていることに気が付きましたか? しかしアイテムごとに人気の順番は入れ替わっています。この現象について、日本総代理店のマーケティング担当はどう捉えているのでしょうか?
「実は体験環境に寄り添って各カテゴリーの展開にアレンジを加えているんです。そのため、ポプリなどのホームフレグランスと香水では一部の香りのラインナップが異なります。特に香水は肌にのせてこそ個性が生まれるので、その瞬間に心地良いと感じる香りがセレクトされる傾向があり、ポプリの人気とは違いが生まれているように感じます。それでもスピリチェーレとテレノアはカテゴリーを超えて人気を集めていますね」
まとめ
創業から変わらず、南フランスのアトリエでクラフトマンシップにのっとった創作を続ける「マドエレン」。植物の恵みに最大限の敬意を評した香りは、絶妙なひねりと奥行きが加わることで、他ブランドにはない個性を放ちます。自分たちの目の届く範囲で取り組むストイックな姿勢は、大量消費社会への静かな抵抗のようにも感じます。アイアンの器やポプリが生み出す佇まいは、単なるフレグランスの枠を超え、五感に訴えかける「アート」そのもの。「不完全さ」の美しさを認める哲学から生まれる無骨で温かみのある香りは、私たちの「生」そのものを全肯定し、そっと寄り添ってくれるかのようです。
最終更新日:
Hiroko Ishiwata
編集・ライター
1982年、茨城県生まれ。出版社勤務を経て独立。雑誌編集部所属時はファッション、ビューティ、カルチャーなど幅広いジャンルを経験。顔面疾患を機に鏡と向き合う時間が増えたことで肌とスキンケアへの興味が強まり、日本化粧品検定1級を取得。料理下手な二児の母。
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