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FASHIONSNAPが選ぶ2026年上半期重大ニュース〜アイテム編〜

編集山田耕史

コラージュ

Image by: FASHIONSNAP、MIU MIU、ファンクロ、EssilorLuxottica

コラージュ

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 はや半年が過ぎた2026年を振り返って、FASHIONSNAPが今年上半期の重大ニュースをピックアップ。ビジネス編に続いて、今回はアイテム編をお届けします。

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タイトシルエット復権の機運高まる

東京でのストリートスナップ

Image by: FASHIONSNAP

 長年続いたオーバーサイズトレンドに、変化の兆しが見えつつあります。ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が手掛ける「ディオール(Dior)」が今年1月に発表した2026年秋冬メンズコレクションでは、エディ・スリマン(Hedi Slimane)時代の「ディオール オム(DIOR HOMME)」を思い起こさせるタイトシルエットを打ち出しました。ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)による「プラダ(PRADA)」が6月に披露した2027年春夏メンズコレクションでは、全てのルックでタイトシルエットパンツを着用しています。

 ストリートでは既にタイトシルエットが広がりつつあります。東京やロンドンを中心に、モノトーンカラーで細身のIラインを構築する「ダークウェア」スタイルがメンズヤング層で台頭。デザイナーズアーカイヴや「マルイ系」ブランドの再評価といったY2Kリバイバルの文脈が交差し、タイトな着こなしへの注目がストリートでも高まっています。ディオール、プラダといったランウェイの有力ブランドの流れもあいまって、タイトシルエットのボトムは今後より影響力を増しそうです。

マスに広がるランジェリーコア

スナップ

ランジェリーコアのストリートでの着こなし

Image by: FASHIONSNAP

 下着をファッションとして見せる「ランジェリーコア」のトレンドが2026年春夏に本格化し、マス層へ拡大しています。“見せてもいい”から“見せる”下着の流れを決定付けたのが、「ミュウミュウ(MIU MIU)」です。その後、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「バーバリー(BURBERRY)」といったラグジュアリーブランドが追随。海外セレブリティやK-POPアイドルが日常的な装いとしてSNSで拡散したことで、一般層へも広がっていきました。海外では1枚での着用が目立つ一方、日本ではTシャツ等との重ね着アイテムとして支持を集めており、「ジーユー(GU)」が6月から販売している「サテンキャミソール」の売り上げは計画比50%増と好調に推移しています。ワコールといった下着ブランドも“見せる”提案を強化。2026年秋冬もレース素材の流行や夏の長期化などを背景に、トレンドは継続する見込みです。

サングラス市場への参入続々 スマートグラス元年とも

スマートグラス

メタとレイバンが共同開発したAI機能搭載スマートグラス

Image by: FASHIONSNAP

 2026年のアイウェア市場は、猛暑に伴う紫外線対策の需要拡大と、テクノロジーとの融合によって大きな変革期を迎えています。サングラス分野では、「ユニクロ(UNIQLO)」やファミリーマートの「コンビニエンスウェア(Convenience Wear)」といった非専業大手が低価格モデルで本格参入。アイウェア専業のジンズ(JINS)やゾフ(Zoff)も通年訴求を強めるほか、ゾフは関東で初めて学校指定のサングラスを販売。また、顔にフィットする流線型シルエットが特徴の「オークリー(OAKLEY)」のスポーツサングラスがファッション文脈で人気を得るなど、幅広い世代への定着から「サングラス元年」とも評されています。

 一方、ウェアラブル分野でも各社の動きが活発になっています。メタ(Meta)が「レイバン(Ray-Ban)」や「オークリー(OAKLEY)」と共同開発したAI搭載グラスの国内販売を始めたほか、韓国発の「ジェントルモンスター(Gentle Monster)」はグーグル(Google)、サムスン電子(Samsung)と組み、生成AI「Gemini」を搭載したモデルを今秋発売予定です。さらに国内売上トップの眼鏡市場も、日本の電波法をクリアした商品を投入。これらは単なるガジェットの枠を超え、日常に溶け込むファッショナブルな次世代デバイスとして提案されており、「スマートグラス元年」への動きが本格化しています。

多様化する暑さ対策アイテム

空調ウェア

デザイン性を重視したファンクロの新作空調ウェア

Image by: ファンクロ

 2026年の猛暑対策市場は、ここ数年続いている記録的な酷暑に伴う熱中症対策の需要増に対して各社が積極的に新商品を投入。着用層の拡大により、デザインや機能の多様化が進んでいます。ワークウェア最大手のワークマンは、高い遮熱効果を発揮する「エックスシェルター(XShelter)」や、「冷暖房服」と呼ばれるペルチェベストを、これまでのワーカーだけでなく一般客や女性に対しても本格的な展開を開始。スノーピークは初の冷感シリーズとして、ペルチェ冷却や水冷式を採用した高機能ベストを投入しました。猛暑対策ウェアとして一定の認知を得たファン付きウェアは、ワークウェアから一般アパレルへと広がっており、今夏さらなるヒットが見込まれます。

 日傘市場では男性や若年層の利用が急増し、「モンベル(montbell)」や「カリマー(KARRIMOR)」といった軽さと強度を誇るアウトドアブランドの晴雨兼用傘が実用品として定着。ハンディファンは冷却プレート付きの定番化に加え、「ダイソン(Dyson)」も参入した大風量の「ジェットタイプ」が注目を集めています。

最終更新日:

編集・山田耕史

Koji Yamada

FASHIONSNAP 編集記者

1980年神戸市生まれ。関西学院大学社会学部、エスモードインターナショナルパリ校卒。ファッション企画会社、ファッション系ITベンチャーを経て、主夫業と並行してフリーランスとして活動した後、FASHIONSNAPに参加。ファッションを歴史、文化、経済などの多角的な視点から分析し、知的好奇心を刺激する記事を執筆することが目標。

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