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　ニットプランナーは1973年6月に創業。設立時は婦人服の企画・製造を手掛け、1974年に子ども服の企画・製造をスタートした。1978年にブランドネームを「ケーピー（KP）」に統一し、1984年3月にラフォーレ原宿に直営1号店を出店。その後、中国にも進出するなど店舗を拡大し、設立通算45周年を迎えた2018年6月には国内の直営店57店舗、取り扱い専門店100店、中国直営店15店舗、代理商4店舗の規模に成長した。東京商工リサーチの報道によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響から売上が急減し、2021年1月期には売上高が16億4658万円にまで落ち込み、4億1879万円の赤字を計上。自力での経営再建が困難になったことから、主力事業をW&Dインベストメントデザインに譲渡したという。負債総額は16億9032万円。　新KPは今年8月に設立。代表者はニットプランナーの中国法人で代表を務めていた董世軍氏で、ケーピーのほか、「ケーピーボーイ（KP BOY）」「トロワラパン（trois Lapins）」「ケーピーデコ（KP DECO）」の4ブランドを運営していく。2023年9月末時点で店舗数は45店舗。ワールドは展開する4ブランドについて「テイストやターゲット面でワールドグループにはないブランド群であり、マーケットポジションの拡大を見込め、市場全体の活性化に寄与する」とし、ブランド力や顧客を引き継ぎつつ、ワールドと傘下のナルミヤ・インターナショナルが有する事業運営のノウハウやプラットフォームを活用して企業価値の向上を目指す。なお、譲受額は非開示としている。

Business

ワールドグループがニットプランナーから事業譲受　子ども服「KP」など4ブランド

　エンジェルブルーは、子ども服のナルミヤ・インターナショナルから1989年にデビュー。大きな瞳とブルーのヴィジュアルが特徴のキャラクター「ナカムラくん」が人気を集め、2000年代にかけて小学校高学年から中学生の女児を中心に支持を得た。　コラボでは、ナカムラくんをモードな視点で再解釈した全4型をラインナップ。ヴィンテージライクなロゴスウェット（1万2650円）をはじめ、中敷にキャラクターモチーフをプリントしたメタリックブルーの別注バレエシューズ（1万5400円）、ナカムラくんの定番ポーズをあしらったトートバッグ（4180円）、大きな瞳と口をプリントしたポーチ（3850円／いずれも税込）を揃える。

ADAM ET ROPE'

Fashion

平成ブランド「エンジェルブルー」がアダム エ ロペと初コラボ、ナカムラくんがアパレルに

　國京氏は1967年生まれ。ユージン（現タカラトミーアーツ）常務執行役員や、フィールズ（現 円谷フィールズホールディングス）のコンシューマプロダクツ事業本部副本部長兼エグゼクティブプロデューサーを歴任し、2007年4月にナルミヤ・インターナショナルに執行役員 経営企画室長として入社。翌年3月に常務執行役員 経営企画室長に昇格した。2020年12月から子ども写真スタジオを運営する関連会社LOVSTの取締役を務めており、2021年5月からはナルミヤ・インターナショナルの取締役執行役員常務 経営企画室長を兼務している。　同社は「さらなる事業成長や発展のために経営体制の世代交代が必要である」として今回の人事を決めたという。

ナルミヤ・インターナショナルが約13年ぶりにトップ交代へ　取締役執行役員常務の國京紘宇氏が昇格

　今回の買収により、両社が保有する人材、店舗資産、資金、商品・販売・在庫に関わるデータを相互活用をすることで、これまで取り込めていなかった子ども服に対する消費者ニーズに合致した商品の提供を図る。　現在、ワールドは筆頭株主としてナルミヤ・インターナショナルの株式25％を保有しており、公開買付けにより所有割合を51.58％まで高める。公開買付けの成立後もナルミヤ・インターナショナルの上場は維持する方針。また、2社の間で資本業務提携契約を締結する。

ワールドが子ども服「ナルミヤ・インターナショナル」を買収

　小型のファンによって暑さを軽減する大人用ウェアは、「アオキ（AOKI）」やデサント、「ヤヌーク（YANUK）」などが発売し、猛暑対策アイテムとして話題を集めている。空調服社による「空調服™」には、腰付近に2つの小型電動ファンを搭載。外気を衣類内に取り込み、脇や襟後ろから空気が抜けることで汗が蒸発し、快適な温度を保つ。　共同開発した空調ベスト™は、リチウムイオンバッテリーで稼働する空調ファンを採用（単3電池4本が必要）。ファンの隙間から指が入らないよう、チャイルドテスト済みのフィンガーカバーを取り付けた。ボディには東レRiode®︎FDのポリエステル生地を使用し、撥水、UVカット機能付きでアウトドアに適したモデルに仕上げた。

ナルミヤ・インターナショナル傘下「グラソス」、キッズ向けのファン付き空調ベストを発売

　フルーティーな香りを特徴とするメゾピアノジュニアの香水は、2004年に登場。復刻のきっかけとなったのは、昨年11月に漫画家のエンドレスバブがTwitter上で公開した同商品にまつわる漫画。「あの時の想い出がつまった香水を今でも探しています」というセリフが共感を集め、4万以上のリツイートを記録した。その際に顧客から再販を望む声が多かったことから、復刻発売が実現したという。

「メゾピアノジュニア」の香水が約17年ぶりに復刻、再販の要望を受けて

　帝国データバンクによると12月後半は気温が低下したため、アウターなどの冬物商品が好調となった側面もあったが、新型コロナウイルスの第3波による外出自粛が年末商戦の売り上げに影響した。前年同月を下回った19社のうち、TSIホールディングス、ワールド、はるやまホールディングス、マックハウス、三陽商会、ナルミヤ・インターナショナルの6社は、アウターの売れ行きやECでの販売などが好調だったことで前月から減少幅が縮小。コックスは、既存店ベースで客数が8.5％減少するなど外出自粛の影響を大きく受けたという。

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