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　友沢は、1999年フランス・ボルドー生まれ。スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描き、2019年に久米賞、2021年に上野芸友賞を受賞。2024年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了した。近年では、The Landmark（香港・2023）やPARCO MUSEUM TOKYO（2022）で個展を開催し、グループ展では東京都現代美術館の「MOT ANNUAL 2023 シナジー、創造と生成のあいだ」をはじめ、国外でも複数の展示に参加するなど、精力的な活動を行っている。　今回は、友沢が東京藝術大学大学院を修了してから初の個展。スライムを被った人物を描いた油彩作品や、同展で初公開となる「Reflection」シリーズを展示し、そのほか新作9点や彫刻作品なども披露する。なお、会場では一部出展作品の抽選販売を行う。　キュレーターを務める南條は同個展に対し「友沢は人形や人物の顔面にカラフルなスライムがとりつき、流れだしている不思議な肖像を描いています。不気味で、不思議で、明るくポップなこれらのシリーズは、時代の感性を表象し、友沢自身の肖像画だと言うこともできるでしょう。一度見たら忘れることがない、この独特なイメージを生み出す友沢の作品をご紹介します」とコメントしている。

友沢こたおが藝大修了後初の個展を開催、新作9点や彫刻作品などを展示

　川内理香子は1990年東京出身。2017年に多摩美術大学大学院美術学部絵画学科油画専攻を修了後、東京を拠点に活動している。身体と精神、自然と思考の相互関係の不明瞭さを主軸に、ドローイングやペインティングをはじめ、針金やゴムチューブ、樹脂やネオン管など、多岐にわたるメディアを横断しながら作品を制作。油彩作品では、油彩絵具を厚く塗り、その上からペインティングナイフの先端で絵具を削るように線を描く独特の手法を用いている。　今回の個展では、レヴィ=ストロースの神話分析から着想を得た動物や植物のモチーフと人体や人間の頭部が混然と配置された12点の新作油彩作品を展示。川内独特の身体観や生命観を感じることができる。なお同展は、エヌ・アンド・エー代表取締役の南條史生氏がキュレーションをする現代美術展シリーズ「NANJO SELECTION」の第1弾として開催される。　会期中、川内理香子と南條氏とのトークをN&A YouTubeで配信する予定だという。

アーティスト 川内理香子の個展「line & colors」を開催　新作油彩作品12点を展示

　PROJECT ATAMIは、「熱海の魅力をアートにより再発見」することを目的に2021年にスタート。滞在制作型プロジェクトである「ACAO ART RESIDENCE」と、若手アーティスト応援プロジェクト「ATAMI ART GRANT」を主軸に活動している。　今回開催されるATAMI ART GRANT 2022は、「渦 – Spiral ATAMI」をテーマに、熱海の街に彩りを与えるアーティストを公募し、30組のアーティストを選出。選出されたアーティスト30組による30作品と、「ACAO ART RESIDENCE」参加アーティストによる20作品が、熱海の協力施設や公共スペースで展示される。審査員は、建築家の隈研吾をはじめ、アートプロデューサーの來住尚彦や美術評論家の南條史生らが務めた。一部無料で鑑賞できる作品もあるが、展示作品の鑑賞には作品鑑賞パスポートが必要で、価格は早割が2500円、前売りが3000円、当日が3500円。

熱海で芸術祭「ATAMI ART GRANT 2022」が開催　50作品展示

森美術館の新館長に片岡真実が就任、アジア地域の現代アートの発展に貢献

森美術館の南條史生館長が年内で退任、後任は現副館長兼キュレーターの片岡真実

名和晃平やチームラボなど参加、展覧会「時を超える：美の基準」が二条城で開催

森美術館の南條史生館長が仏芸術文化勲章オフィシエを受章

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