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　会場には、独創的なアートブックやZINEを制作する出版社、アーティスト、デザイナー、ギャラリー、書店など約100組が国内外から集結。　福岡を拠点に活動するアーティストNONCHELEEEとKYNEによるインターネットラジオ「ON AIR」の初ヴィジュアルブックや、美学研究者の村上由鶴とMINOU BOOKS店主の石井勇がセレクトしたアートブックや雑誌、明治19年創業の家具工場「杉工場」の端材を用いたスツール、「東京デザインスタジオ ニューバランス（TOKYO DESIGN STUDIO New Balance）」がプロデュースするフリーマガジン「NOT FAR」などが展開されるほか、「スリー（THREE）」による展示や、写真家の遠藤文香らによるトークイベント、写真家の川島小鳥とイラストレーターの宮崎知恵によるZINE制作ワークショップなど様々なプログラムも用意する。

Culture

アートブックフェアが太宰府天満宮で初開催、約100組が国内外から集結

　個展では、京都伝統工芸の後継者によるクリエイティブユニット GO ONのメンバーをはじめ国内の伝統職人らとの合作による現代の技術を取り入れた作品などを展示。職人たちの手仕事に現代における大きな意味を見出し、「職人たちの思いや表現をもっと世の中に広めたい」という三田の思いからプロジェクトは始まったという。　個展のテーマは、江戸時代末期の太宰府天満宮で発見された「宙服（ソラフク）」という三田自身の想像上の品々。作品制作には、京都から茶筒開化堂 6代目 当主 八木隆裕ら5人、石川から九谷焼上出長右衛門窯 6代目 上出惠悟、長崎から波佐見焼 マルヒロ 3代目 馬場匡平、東京から江戸切子の堀口切子 3代秀石 堀口徹らが参加した。また石橋素率いるライゾマティクスのアーティストらが音の出る装置を制作し、サカナクションの山口一郎とサカナクションのプロジェクト「NF」に携わる青山翔太郎による楽曲が流されるという。

サカナクション山口一郎や国内の伝統工芸職人らが参加、三田真一の個展が太宰府天満宮で開催

　太宰府天満宮では、学問・文化芸術・至誠の神として広く仰がれている菅原道真公に縁の深い「25」にちなんで、25年ごとに式年大祭を執り行ってきた。2027年に菅原道真公が薨去してから1125年を迎えることから、節目となる2027年の式年大祭を前に「御本殿」の大改修を行う。　仮殿建設は、「文化芸術の神様である天神さまの御神徳を、未来へ継承していきたい」という思いから日本を代表するクリエイターとして藤本が担当。太宰府天満宮周辺に広がる「豊かな自然が御本殿前に飛翔し、仮殿としての佇いを作り上げること」をコンセプトに、屋根に青々とした森が現れているような仮殿に仕上げた。屋根の上の植物には、天満宮の花守たちによって境内地で育てられた梅も含まれており、周辺の環境や季節、天候によって様々な移ろいを見せるという。藤本は設計について「1100年以上の歴史に現代建築が応えられるのかという大きな問いを前にして、自分の持つ全てを振り絞って設計にあたりました」と話し、「3年という限られた期間ではありますが、道真公のための森のような屋根を通じて飛梅伝説や歴史と繋がったり、美しく豊かな自然を感じたり、ここに訪れる多くの人々の記憶に強く残るような、風景になればと思っています」とコメントした。　マメ クロゴウチが手掛けた御帳と几帳は、天神さまと太宰府天満宮が紡いできた歴史からインスピレーションを得て、現代の織機を用いながら、古代染色などの古来の手法と融合させた生地で製作。天満宮を象徴する梅の木が全面にあしらわれた御帳は、色と柄が左右に向かってグラデーションを成す構図で、天満宮全体による生命の広がりを表現した。几帳に使用したシルクは、境内で採集された梅と樟の枝や、貴重な紫根を用いた古代染色が施されており、流れる様な糸の飛ばしが特徴的な織りはデザイナーの黒河内真衣子が体感した境内に降り注ぐ生命の雨をイメージしたという。黒河内は「太宰府天満宮にいらっしゃった際は、お参りをするだけでなく、ぜひこの土地を散策してみてください。この場所が持つ生命の強さ、土地の豊かさを感じられることと思います」とし、「私たちがお納めした御帳と几帳も、これからこの地に訪れる初夏の息吹を感じさせるものになっています」と話した。

Mame Kurogouchi

Lifestyle

3年間限定の太宰府天満宮の「仮殿」が完成、御帳と几帳はマメ クロゴウチが担当

ニコライ・バーグマン、「フラワーボックス」誕生20周年を記念した展覧会を開催

Fashion

九州の個性派ショップが集まるマーケットが太宰府天満宮で開催

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