Fashioninterview

【インタビュー】仏発キャンバスバッグ「リュ ドゥ ヴェルヌイユ」躍進の理由

 2014年にブランドをスタートしたフランスのバッグブランド「リュ ドゥ ヴェルヌイユ(RUE DE VERNEUIL)」が2017年春夏シーズンに日本に本格上陸した。創業してからわずか3年だが、日本だけではなく世界各国にブランドを拡大。フランスでは珍しいというキャンバス(布製)でブランドを立ち上げた経緯など、来日中のデザイナーヴィンセント・リバット(Vincent Ribat)に話を聞いた。(文:高橋優璃)

ヴィンセント・リバット(Vincent Ribat)
ヴィンセント・リバット(Vincent Ribat)
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―インテリア、建築分野からデザイナーに転身。バッグブランドを立ち上げた理由は?

 幼い頃から祖母に連れられて、世界中のいろいろな場所を旅行していました。それがきっかけで旅行が好きになったと同時に、トラベルバッグにも興味を持ち趣味で様々な種類のヴィンテージのトラベルバッグを集めていたんです。建築の分野で活動していましたが、次第にバッグを制作することにも興味がでてきてこのブランドをスタートさせました。

―なぜレザーではなくファブリックがメインのバッグブランドにしたのでしょうか?

 フランスではバッグといえばレザーが一般的で、ファブリック製のバッグは大変珍しく、ブランドとして認知されづらいのが現状です。ただ、私が思い描いていたのは旅行に行く時にスーツケースの中に畳んで持ち運びの出来るイージーなバッグでしたから、ファブリックが適していました。洋服を変えるように旅先でもバッグを持ち替えて楽しんで欲しいんです。

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―日本には昨年初上陸ですが、他にはどのような国で展開しているんですか?

 アメリカやヨーロッパをはじめ、中東、韓国、シンガポール、またオンラインストアでも展開しています。おかげさまで今年は前年の2倍近くのオーダーが入っていて、リオーダーもとても多いです。この春夏もとても反応がよく、たくさんのお客さまに気に入っていただきとても嬉しいです。

―ブランドが支持される理由は何だと思いますか?

 クラシックからモードまで、様々なスタイルに使い分けできるデザインの幅でしょうか。ヴィンテージのレザーバッグにインスピレーションを得ているため、フォルムはクラシックですがマルチカラーの組み合わせやキャンバスのみにではない素材のバリエーションは他にはない提案だと思います。シーズン毎に複数買いしてもらいやすいよう価格も意識しています。

―日本本格上陸となる2017年春夏シーズンのテーマを教えてください。

 定番シリーズの「エッセンシャル(ESSENTIALS)」に加えて、シチリアを旅行した時に訪れたパンテッレリーア(PANTELLARIA)島にインスピレーションを得たシリーズや、レゴブロックに着想された鮮やかなカラーがポイントのレゴシリーズがあります。また、シャツ生地を用いたシリーズも今期初登場です。服のために作られたテキスタイルをバッグにも活用できないかと今回はイタリアの高級シャツ生地を使用してみましたが、個人的にも気に入っています。

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―大小のサイズが充実しているのもポイントですよね。なかでも小さいバッグのバリエーションが多い気がするのですが。

 だって、かわいいでしょう?(笑)それに持ち運びに便利ですし、日本のマーケットを意識しているということも大きな理由です。ヨーロッパやアメリカでは大きいサイズのバッグが主流なので需要が少ないですが、日本では最初から小さいなバッグの方が反応がよかったです。

―今後の目標をお聞かせください。

 有難いことにブランド自体は好調でうまく成長していると思っていますが、展開を拡大したいとは思っていません。あくまでも限られたお店で手に入るというブランドイメージを守っていきたいので取扱店舗の選択は重要です。いつかは、旗艦店が持てたらと思っていますので、そうなればパリと日本に出店したいですね。


RUE DE VERNEUIL

(文:高橋優璃)
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