デザイナーのシモーン・ロシャ(Simone Rocha)が、2010年にスタートしたロンドンのブランド。上質な素材とフリルやドレープなどを駆使したロマンティックでボリューム感のあるシルエットが特徴。
※日本表記はシモーネ・ロシャではなくシモーン・ロシャが正式
Simone Rochaのコレクション
シモーン・ロシャ
Simone Rocha
1986年生まれ、アイルランド・ダブリン出身。2008年、ナショナルカレッジ・オブ・アート&デザインを卒業。2010年、セントラル・セントマーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインのMAコース(修士課程)の卒業ショーで注目を集め、直後にロンドンファッションウィークでデビュー。2011年春夏と同秋冬コレクションを、若手デザイナーをサポートする合同ショープロジェクト、ファッションイーストで発表。13年、ブリティッシュ・ファッション・アワード(現・ザ・ファッション・アワード)の新人デザイナー賞を獲得。16年、ブリティッシュ・ウィメンズ ウェア・デザイナー賞を受賞した。18年秋冬、「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」の協業クリエイターとしてコレクションを発表。21年3月、「H&M」とのコラボレーションコレクションを発売。父はファッションデザイナーのジョン・ロシャ(John Rocha)。
ADVERTISING
- SIGNATURE -
シモーン・ロシャのシグニチャー
シモーン・ロシャのシグニチャーは、パフスリーブやコルセットのようなフィット&フレアのシルエット、パール使い、故郷であるアイルランドのタータンチェックやセーターを連想させるディテールなど。一見するとロマンティックやフェミニンなイメージだが、上質な素材感とモードや西洋の美術史などのコードを内包する幻想的なデザインは、大人の女性も着られる甘すぎない落とし込みが魅力。
- CHARACTERISTIC ITEM -
代表アイテムは、パフスリーブドレス
アイコンの1つが、大ぶりなパフスリーブを施したドレスやコート。シモーン・ロシャのアーカイヴデザインを再解釈した「H&M」とのコラボコレクションでも、パフスリーブのアイテムがバリエーション豊富に登場した。
- PERSON -
ブランドと関係が深いのは、写真家アラーキー
「シモーン・ロシャ」の2016年春夏コレクション
Image by: Simone Rocha
アラーキーこと荒木経惟の大ファンであることを公言しているシモーン・ロシャ。中でも2016年春夏コレクションは、日本や荒木経惟の作品が直接的な着想源になった。
- SHOP -
日本での主な取り扱い店舗は、伊勢丹新宿店
現在、ロンドンとニューヨーク、中国に直営店を構える。日本では、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、伊勢丹新宿店本館3階リ・スタイル、リステア(RESTIR)などで販売。ちなみにシモーン・ロシャのコレクションを最初に取り扱ったのは、ドーバー ストリート マーケット ロンドン。
主要年表
【2022年】
2023年春夏でブランドでは初となるメンズコレクションを発表。
【2021年】
「H&M」とのコラボレーションコレクションを発売。デザイナー シモーン・ロシャとしては初めてメンズウェアとキッズウェアを展開。
【2018年】
18年秋冬「モンクレール ジーニアス」の協業クリエイターの一人として「4 モンクレール シモーン・ロシャ」を発表。
【2017年】
ニューヨークに旗艦店をオープン。
【2016年】
ブリティッシュ・ウィメンズ ウェア・デザイナー賞を受賞。
【2015年】
2016年春夏コレクションでは、日本や荒木経惟の作品が直接的な着想源となったコレクションを発表。
【2014年】
ジェイブランドとのコラボレーションコレクションを発表。
【2013年】
ブリティッシュ・ファッション・アワード(現・ザ・ファッション・アワード)の新人デザイナー賞を獲得。
【2011年】
若手デザイナーをサポートするイギリスの合同ショープロジェクト、ファッションイーストで、2011年春夏&同秋冬コレクションを発表。
【2010年】
セントラル・セントマーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインの卒業コレクションが注目を集め、直後のロンドンファッションウィークでデビュー。
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