2015年に大野陽平が立ち上げたウィメンズブランド「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」。「シェイプやフォルムの自由な考察とモダンな女性像の提案」をコンセプトに掲げ、古今東西のニュアンスを感じることのできる構築的でエレガントなシルエットを活かしたコレクションを発表している。2021年には、デザイナー自身が収集した着物の反物を使用たプロジェクト「3711 Project」をスタート。
YOHEI OHNOのコレクション
文化服装学院で洋服作りの基礎を学び コンテストの賞で英ノッティンガム芸術大学に留学。帰国後、2015年に「ヨウヘイオオノ( YOHEI OHNO)」を立ち上げる。 2015年秋冬にファーストコレクションを発表。
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目次
- BRAND CONCEPT -
ブランドコンセプトは、「独自性のあるフォルム作りと実用性」
2015年にスタートした大野陽平が手掛けるウィメンズブランド「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」。2016年に「トーキョーファッションアワード(TOKYO FASHION AWARD)」を受賞、また若手デザイナーの登竜門「インターナショナル ウールマーク プライズ(International Woolmark Prize)」の2018年、19年度のウィメンズ部門ファイナリストに選出されるなど、国内外から注目を集めているブランドだ。
ブランドコンセプトは「独自性のあるフォルム作りと実用性」。デザイナーにとってファッションは探求や研究の対象となっており、人々が求める新鮮さや未来への想像を創出できるよう意識しながら製作しているという。
- CHARACTERISTIC ITEM -
ブランドの定番アイテム
デザイナーはブランドの定番アイテムとして、丸みのあるジャケットとハイウエストパンツを挙げている。どちらのアイテムも定番商品として制作したわけではなく、発表後の反響を踏まえながら少しづつ改良を加え、定番化していったという。「独自性のあるフォルムを表現しながら、実生活の中で自然に着用できるものを目指している」とデザイナーは話す。
構築的な定番ジャケット
美しい丸みを持つ定番ジャケットは、肩周りの構築的なシルエットとシャープなウエスト周りが特徴的なアイテム。デザイナーは、歴史的なものと近未来的なものをミックスし、タイムレスなデザインを意識しているという。ブランドコンセプトとして掲げている「独自性のあるフォルム作りと実用性」を体感できる1着だ。
ハイウエストパンツ
フロントの箱ポケットが印象的なハイウエストパンツも、ブランドの定番アイテムとして素材や色を変えながら展開している。「ハイウエストは間伸びしやすいが、箱ポケットの視覚的な効果により体型を綺麗にみせることができる」とデザイナーは話す。後ろはコルセットのようになっており、ベルトでサイズ調整も可能だ。
2019年春夏コレクション
Image by: YOHEI OHNO
- DETAIL -
ブランドを象徴する「マントシルエット」
ブランドの魅力のひとつは、解釈が偏らないよう様々な感覚を取り入れることで生まれる、他に類を見ない構築的でエレガントなシルエットだ。
その中でもバックスタイルにマントのようなボリュームを持たせたシルエットは、トップスやワンピースなど様々なアイテムに展開されており、ブランドの象徴となっている。ウエストに取り付けられた大きなハトメにベルトを通すことで、後ろのボリュームを保ちつつスッキリとした印象に仕上げることができるという。生地をたっぷりと使用したワンピースは、ブランドの中でも特に人気の高いアイテムだ。
2020年春夏コレクション
Image by: YOHEI OHNO
- PROJECT -
モダンな装いを提案するプロジェクト「3711 Project」
2021年にスタートした新プロジェクト「3711 Project」。手の込んだ職人技術と美しい表現で作られた反物を中古市場で見かけた大野陽平は「日本人デザイナーとして美しく貴重な素材を活かすことができないか」と考え、このプロジェクを立ち上げた。骨董市やアンティークストアでデザイナー自身が収集した着物の反物を用いて、現代のライフスタイルに合わせたモダンな装いを提案している。
- WHO TO WEAR -
こんな人に着て欲しい
デザイナー自身、服ではなく"ウェアラブルなプロダクト"を作っている意識が強いという。ステレオタイプには決してとらわれない服作りをしている自負があるからこそ、「誰でも自由に着て欲しい」と話す。
主要年表
【2022年】
上野にある国立科学博物館で2017年10月以来約5年ぶりとなるファッションショーを開催。
【2021年】
骨董市やアンティークストアでデザイナー自身が収集した着物の反物を用いて、現代のライフスタイルに合わせたモダンな装いを提案する「3711 Project」をスタート。
【2020年】
3月に2020年秋冬コレクションと合わせて、ドレスラインのセカンドコレクションを発表。
【2019年】
これまで発表したアーカイブのデザインを、実際の着用シーンを想定したオケージョンウェアとして再登場させるドレスラインを立ち上げる。
【2018年】
世界規模で開催されるファッションコンテスト「2018/19 インターナショナル・ウールマーク・プライズ」のアジア代表に選出される。また、日本服飾文化振興財団が主催する第4回「デザイナー助成制度」に選ばれる。
【2017年】
2017年秋冬コレクションで「アマゾンファッションウィーク東京」に初参加。ランウェイショーを披露する。
【2016年】
「東京ファッションアワード」の第3回受賞デザイナーとして選出。東京やパリのファッションウィークにおける新作発表やビジネスマッチングの支援など、年間を通じて継続的なサポートが実施される。
【2015年】
2015年秋冬にファーストコレクションを発表する。
取り扱い店舗
取り扱い店舗一覧(2022年2月18日時点)
<DIRECT STORE>
伊勢丹新宿店本館3階 ReStyle 東京都新宿区新宿3丁目1−32 03-3225-2558
STYLE&EDIT 高島屋 東京都中央区日本橋2丁目4−1 03-3246-4632
H BEAUTY&YOUTH 東京都港区南青山3丁目14−17 03-6438-5230
LOVELESS AOYAMA 東京都港区南青山3丁目16−1 03-3401-2301
O代官山 3号店 東京都渋谷区猿楽町26−13
GIGINA 東京都港区南青山6丁目1−21 ピロティ南青山 203
STUDIOUS 渋谷パルコ店 東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷パルコ 3F 03-6416-9909
MIDWEST TOKYO 東京都渋谷区神南1丁目6−1 03-5428-3171
WANTS AND FREE 秋田県横手市赤坂館ノ下99−1 01-8233-6500
LA VILLA ROUGE 愛知県名古屋市中区栄5丁目16−1 2F 05-2265-7741
LITMUS MAISON NAGOYA 名古屋市西区名駅2-23-14 VIA141 1F
MIDWEST NAGOYA 愛知県名古屋市中区錦3丁目17−11 05-2953-1870
LUTENS 大阪市中崎3-2-8 WADAbldg 1F 06-6136-5612
VONIQUE 大阪府大阪市西区西区南堀江1丁目10−11 西谷ビル本館1F1-2号 06-6539-5622
LOVELESS SHINSAIBASHI 大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目6−14 06-4704-5710
MIDWEST OSAKA 大阪府大阪市北区梅田2丁目2−22 ハービスエント B1 06-6343-7133
Room211 兵庫県神戸市中央区栄町通3丁目1−7 07-8331-5622
SPITIFARO 兵庫県神戸市中央区明石町31−1 TESTA 3F 神戸旧居留地 07-8381-9643
<ONLINE STORE>
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