ユニクロのロゴ
Image by: FASHIONSNAP
ファーストリテイリングが、2021年8月期第1四半期(2020年9月1日~2020年11月30日)の連結業績を発表した。売上収益は6197億9700万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は1130億9400万円(同23.3%増)、当期利益は724億9200万円(同0.9%増)と減収増益だった。
国内ユニクロ事業では、ヒートテック毛布をはじめ在宅需要にマッチした商品と、秋冬商品が好調だったことに加え、ファッションデザイナーのジル・サンダー(Jil Sander)氏と展開する「+J(プラスジェイ)」などのコラボレーション商品やエアリズムマスクの販売が増収に寄与。第1四半期の売上収益が2538億円(前年同期比8.9%増)、営業利益は600億円(同55.8%増)と増収増益となった。また、Eコマース売上高は367億円(同48.3%増)と堅調に推移した。
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海外ユニクロ事業は、売上収益が2606億円(前年同期比7.2%減)と減収になったものの、中国大陸、台湾が大幅増益だったことで営業利益は414億円(同9.5%増)となった。その他のアジア・オセアニア地区、北米、欧州のユニクロ事業は新型コロナウイルス感染症の影響を受け大幅な減収減益。Eコマース売上高は各国・各エリアで順調に拡大した。
ジーユー事業は、売上収益が765億円(前年同期比4.9%増)、営業利益が136億円(同9.9%増)と増収増益。テレビCMで打ち出したスウェットライクニットをはじめ、マストレンドを捉えた商品や在宅需要にマッチした商品の販売が堅調で、既存店売上高が増収となった。
グローバルブランド事業については、売上収益は280億円(前年同期比22.3%減)、営業損益は2億円の赤字(前年同期は18億円の黒字)と減収減益だった。セオリー事業は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて米国、欧州、日本での業績が悪化。プラステ事業は10月まで前年並みの売上高で推移していたものの、11月に新型コロナウイルスの感染が拡大した影響を受けたほか、コントワー・デ・コトニエ事業が10月末から約1ヶ月間にわたってフランスの全店舗を臨時休業したことで赤字幅が拡大した。
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