「GU」がトレンド商品を最大3割値下げ、21年春夏は吸水サニタリーショーツや着圧ボディケアアイテムの販売も
21年春夏シーズンはマスクを含めたトータルコーディネートの提案を強化
Image by: FASHIONSNAP
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「GU」がトレンド商品を最大3割値下げ、21年春夏は吸水サニタリーショーツや着圧ボディケアアイテムの販売も
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「ジーユー(GU)」が12月1日の今日、「ジーユー2021年春夏事業発表会」を開催した。昨年発表した今後の成長戦略のコンセプト「3つのコネクト宣言」をベースに、「ファッション×低価格」「家族重視・生活様式の変化」「健康・安心・快適志向」「サステナビリティ」といった4つのキーワードを軸に新作アイテムを打ち出していく。
ジーユーは、コロナ禍で我慢を強いられている状況が続く中で消費者の間では「ファッションを楽しみたい」という気持ちが増していると分析。「ファッション×低価格」をキーワードにした施策では、ファッションアイテムの値下げを実施する。トレンド商品を最大30%値下げする予定で、具体的には昨シーズン販売した「フハクコンビワンピース」(2990円→1990円)や「Vネックキャミソールワンピース」(1990円→1490円)などの価格を改定。このほか、ウィメンズでは在宅勤務に適したイージーパンツ(1990円)や、オンラインミーティングの普及から注目が高まっているデザイントップス(1690〜1990円)、メンズで人気のシェフパンツ(1690円)、バルーンパンツ(1690円)、セットアップといった実用性を兼ね備えたアイテムを全て2000円以下で提供する。
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「家族重視・生活様式の変化」にフォーカスした取り組みでは、ベビー服のカテゴリー「GU baby」を新たにローンチ。セパレートのコーディネートに見えるカバーオールやレギンスとサルエルパンツを組み合わせた「サマナルパンツ」などを販売する。このほか「おうち時間」で需要が高くなったことを受けて開発した蜂蜜やラベンダー、レモングラス、ミントの成分を塗り込んだ「美容パジャマ」や在宅ワークに適したウォッシャブルのカジュアルセットアップなどが揃う。
「健康・安心・快適志向」を軸にした施策では、機能性とファッションを兼ね備えたマスクを使用し、マスクを含めたトータルコーディネートの提案を強化。会場ではジーユーの店舗専属のファッションアドバイザー「おしゃリスタ」と、柚木治代表取締役社長が新作アイテムにマスクを取り入れたスタイリングを披露した。コスメブランド「フォーミーバイジーユー(#4me by GU)」からは今後「マスク映え」メイクが重視されることを踏まえ、単色アイシャドウやアイブロウ、マスカラを新たに展開する。このほか、女性の健康・安心・快適にフォーカスしたアイテムを開発。バストシェイパーやシェイパータンクトップなど着圧によりボディケアができるアイテムや、吸水サニタリーショーツも販売する予定だ。
「サステナビリティ」をキーワードにした取り組みでは、服の端材を利用した再生ポリエステル素材「RENU」や、ペットボトルを使った再生ポリエステル素材「REPREVE」を使った商品の提案を強化。全商品をリサイクルする取り組みは継続し、回収したジーユーの服から再生ポリエステルの糸を生成したニットポロシャツを来年3月初旬に発売する。
ジーユー事業では、3〜5月は店舗休業などのダメージにより厳しい実績だったが、2020年8月期(2019年9月1日〜2020年8月31日)は売上収益が2460億円(前年同期比3.1%増)、営業利益が218億円(同22.5%減)と増収を達成。ECではトレンドを捉えた商品や在宅需要にマッチした商品の販売が好調で、通期のEコマース売上高は前期比約6割増収した。発表会で柚木代表取締役社長は「ファッションは不要不急だと言われているが、そうは思わない。ファッションは人々の内面を豊かにするもので、今は"ファッションフルネス"の時代なのではないかと思う。トレンド商品がコロナ禍でも好調だったことで確信した」と2020年を振り返った。
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