マグアスのロゴ
TSIホールディングス、寺田倉庫、三菱地所、東急の4社がコンソーシアムを結成し、アートに関するプラットフォームやコンサルティングを手掛ける新会社「マグアス(MAGUS)」を3月8日付で設立した。「アートで日本をもう少し素敵に」をヴィジョンに掲げ、市場の拡大が期待される日本のアートシーンにおいて、新しいコミュニティと経済圏の創出を目指す。
資本金は2億1600万円(資本準備金含む)で、4社の出資比率は寺田倉庫と三菱地所が33%、TSIホールディングスが19%、東急が14%。代表には「リラックス(relax)」や「ギンザ(GINZA)」といった雑誌やメディアで40年間にわたり営業のキャリアを積み、現在はアマナで執行役員を務める上坂真人氏が就任した。
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新会社では出資各企業による資金および資産提供と、アートメディアビジネスにおいて10年間の実績を持つアマナのノウハウと人材提供を基礎とする。法人向けにはアートを戦略的に活用する企業に向けた企画提案と実行・運営を行い、具体的にはアーティストの世界進出のサポートや、アート関連の人や情報や施設を活用した企業のVIP向けメニューの提案、企業戦略としてのアート&ビジネスセミナーなどを想定している。個人向けには、海外や異分野ジャーナリストによる批評や世界のアートニュースなどを提供するウェブマガジンを立ち上げるほか、スクールの運営、アートコレクター向けパーティーの企画などを実施。作品を購入することが日常となり、アートへの取り組みが企業の品格を表すような社会への変革に貢献したい考えだ。第1弾の取り組みとして法人向けアートコンサルティングおよび運営事業に着手する予定。メディア事業では世界有数のアートメディアと契約を結び、世界のネットワークと日本のアート市場をつなげていくという。
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