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在宅で眺める、ポスト・パンデミックのファッション風景 vol.2 モデルについて考える kaiki、mintdesigns

mintdesigns 2021年秋冬コレクション

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ファッションエディター
西谷真理子

 オンライン視聴のいいところは、何度も繰り返して見られるところだが、情報は、映像を通して得たものだけなので、果たしてこれをコレクション速報として世に出していいものだろうかと悩む。

 平常時なら、まず、会場には印刷されたプレスリリースが用意されている(ブランドによってはないに等しいところも多いが)。それから、ショーの後に行われる「囲み取材」に行くと、デザイナーに、直接質問することができる。私のように古株になると、いろいろ突っ込んだことも遠慮なく聞けるし、やりとりを通して、やはりこれを聞いてほしかったんだとか、これは私の思い込みだったとか、数分の記者会見で得る情報は多い。何よりも、デザイナーの調子を外見から伺えるというのが、リアルなショー=ライブの素晴らしさだ。

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 が、今回はそうも言っていられないので、気を取り直して、目を頼りに、遅れすぎの記事を書き始める。

 今日はモデルのことを書く。文化出版局でファッション雑誌の編集者としてずいぶん長い間仕事をしたが、ファッションページを担当することもあり、モデルについてもあれこれ考えた。モデルが表現者として撮影に関われた時は、写真も有機的に仕上がった気がする。モデルが日本人か外国人か(多くの場合は白人)というのは、いつも引っかかることが多く、私は基本的には(白人よりも)日本人を使いたい、使うべきだと思っていたことを白状する。それも、プロのモデルよりも、ストリートキャスティング(つまり路上でモデルを発見する!)でイメージ以上の人材を捕まえられた時は(目利きのスタイリスト氏に感謝!)もうページが完成した気分だった。さて、そんな時期を経て、今や、SDGsの時代である。サステナビリティやジェンダーの問題は、ファッション関係者にとっても無視できない事案である。中でも、モデルの問題はジェンダーや人種の多様性と密接に、わかりやすく関わっている。

 今回のショーを見ても、黒人やアジア系の有色人種の起用は、多くの人の目に留まったことだと思う。

 でも、モデルを表現者として扱っているブランドはそう多くはないというのが、今シーズンのコレクションを見ての感想。おそらくランウェイショーを準備する人たちは、そんなことを言っていられないのだろう。多くのモデルをスムーズにランウェイに送り出す作業が重要なのに、間際になって変更を言い出すデザイナーもいそうだし、楽屋はてんてこまいなのだから。でも、少人数のモデルでムービーを作るなら、その姿勢は雑誌の撮影と似ている部分がありそうだ。だから、もっと個性的なものが作れるはずだ。

 2日目を例にとると、印象に残ったモデルの使い方をしていたのは、カレンダー最初の飯尾開毅の「カイキ(kaiki)」(オンライン映像)と、最後の勝井北斗と八木奈央の「ミントデザインズ(mintdesigns)」だ。

kaiki 2021年秋冬コレクション
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kaiki 2021年秋冬コレクション Image by: kaiki

 「カイキ」の方は、男女2人のモデルを使って、古い建物の室内で鏡を使いながら、事件を匂わせるような音楽が流れを刻んでいくショートムービーだが、モデルの表情が2人ともなかなかいい。服も印象に残る。スタッフクレジットを最後に入れてほしかった。

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 「ミントデザインズ」は、ショーで発表していた頃は、会場も普通の場所ではないところを毎回選び、ショーの構成もこだわりを感じさせていたので、オンラインになってどう見せるのか、興味津々だったが、今回はシンプルに、モデルを2人使って、4分半の「The Night Circus」を見せてくれた。クリスマスのオーナメントのように、天井からたくさんの電飾が吊り下がる中、2人の女性がクルクルと会場を回る。手拍子の入った管弦楽の音楽がずっと鳴っていて、それは、サーカスというよりは、盆踊りの風情で、それを、盆踊りなど踊ったことがないような国籍不明の(失礼!)2人が歩くのは見ていて楽しい。1人は、装苑などでもおなじみの女優でもあるモトーラ・世理奈で、もう1人はSara.R(ちゃんとスタッフクレジットが映画のように最後に流れるのはいい)、この2人の個性もヘアメークもなかなかよかった。最後は、白い衣装でまとめたのは、パリコレの流儀(最後にブライダルという)に準じたのかもしれない。

 モデルを2人でまとめるのは、通常のショーではあり得ないが、デジタルなら可能だ。そして、人数を絞った分、デザイナー(ディレクター)の選択眼が強く出るため、見終わった時、ショーを超えた何かが残る。この「何か」は、案外ビジネスにとっても悪くはない効果があると思うが、どうだろう?

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