建築物などの完成イメージを伝えるために3DCG技術を活用することは珍しくありませんが、最終的にはレンダリングされ2Dの画像として共有されるケースがほとんど。これでは、空間や体験が重要な建築や不動産、都市開発などにおいて、受け手に正確な情報が届かないという場合もあるようです。
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そこで、ビジネス向けVR空間共有プラットフォーム「comony」を運営するラストマイルワークス株式会社は、ゲーミングエンジンを利用した建築特化型メタバースを構築。このたびティザーサイトを公開するとともに、参画する建築クリエイターの募集を開始しました。
さまざまな建築物が並ぶ空間
このメタバース内では、フォトリアルな空間にシンプルな操作で多様な建築物を建造し、公開することが可能。有名建築家の建築や架空の建築、現段階では不可能な建築など、過去・現在・未来へと時空を越えた建築体験を提供します。
建築物を建てるには、専用の開発キットを活用。自ら設計した空間は、comony上に作られたポートフォリオのURLを共有することで、いつでも人を招待できるバーチャルモデルハウスとなります。そこでイベントを主催したり、人に貸し出したりと、メタバース内に独自の経済圏を構築することもできるようです。
また、設計者自らがガイドとなり、バーチャルツアーを開催することも。メタバース内での交流を通じて、建築へのこだわりや制作秘話などを参加者に伝えることができるといいます。建築スタディでの利用のほか、ポートフォリオやプレゼンテーションとして利用してもいいかもしれませんね。
見るだけでも楽しい空間
「設計するのはちょっと……」という人は、見て楽しむといいでしょう。手持ちのPCやスマホ、VRゴーグルに専用アプリをダウンロードして無料会員登録をすれば、約3分でcomonyの世界に飛び込めます。仲間とメタバースに集まり、さまざまな建築を見て回るのも楽しそうです。もちろん、バーチャルツアーに参加して興味のある建築・設計者を見つけるのもアリですね。
現在、comony内でエコシステムを構築する建築クリエイターを法人、個人問わず募集中。ティザーサイトでは、すでに参画を決めている建築クリエイターの特別インタビューを掲載しています。
インタビューに答えたのは、ベトナム・ホーチミンを拠点とした建築設計事務所studio anettai(スタジオ・アネッタイ)代表の建築家 山田貴仁氏や、西松建設株式会社に務める一級建築士 加藤大樹氏ら。メタバース上に構築した建築物の概要や建築業とメタバースの可能性などに言及しています。
PR TIMES
ティザーサイト
(文・Higuchi)
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