LVMHフレグランスブランズの新社長就任　ジバンシイとケンゾーの日本市場拡大を図る

　LVMHフレグランスブランズの新社長に、5月1日付で金山桃氏が就任した。エマ・ベアゲル氏の退任に伴うもの。今後、金山新社長は世界戦略のもと、「パルファム ジバンシイ」と「ケンゾー パルファム」の日本国内におけるビジネスの発展にあたるという。

　金山新社長は、2009年にLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンのグループ会社セフォラ（Sephora）に入社し、EMEA（ヨーロッパ・中東・アフリカ）地区におけるスキンケアカテゴリーのマネージャー&バイヤーに就任。その後ロンドンに渡りロレアル グループで、「ザ・ボディショップ・インターナショナル」のブランド アクティベーション＆イベント ディレクターを務めたほか、「メイベリン ニューヨーク（MAYBELLINE NEW YORK）」のマーケティングマネージャーや、「ガルニエ（GARNIER）」のイギリス市場におけるマーケティングディレクターを担当するなど、グローバルなブランドでキャリアを積んだ。2018年に30年ぶりに生活の拠点を日本に移し、日本ロレアルのメイベリン ニューヨークおよび 「ロレアル パリ（L'Oreal Paris）」のブランドディレクターに就任。今年2月にLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンジャパンに入社し、コンシューマーエンゲージメントプロジェクト担当ディレクターを経て、5月にLVMHフレグランスブランズに入社し、ジェネラルマネージャー兼代表取締役社長に就任した。

　金山新社長は就任に際し、「働く母親として、女性のエンパワーメントに力を注ぎ、日本と世界の未来の世代のために、フェアでサステイナブルな生活環境の構築に貢献したい」とコメントした。