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ロレアル2022年通期決算は売上高5兆円を達成 営業利益は20%増

ロレアル2022年通期決算は売上高5兆円を達成 営業利益は20%増

 仏ロレアルが、2022年12月期通期の決算を発表した。売上高が前期比10.9%増の382億6000万ユーロ(約5兆5500億円)と5兆円を大きく突破。営業利益は同21.0%増の74億5690万ユーロ(約1兆814億円)、純利益が同22.6%増の60億5410万ユーロ(約8779億円)だった。売上高は全事業部、全地域で好調に推移し、特に「ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)」や「セラヴィ(CeraVe)」を擁するアクティブコスメティックス事業部は同21.9%増、地域別では南アジア太平洋、中東、北アフリカ、サハラ以南のアフリカで構成される「SAPMENA–SSA」が同22%増と力強い成長を見せた。コロナ前の2019年との比較でも売上高は23.4%増と大きく伸ばしている。

 事業部別で最も成長率が高かったアクティブコスメティックス事業部の売上高は51億2450万ユーロ(約7431億円)。医療用医薬品市場におけるリーダーシップを発揮し、皮膚化粧品市場の2倍の成長を達成。ラ ロッシュ ポゼでは「シカプラスト」や「エファクラ ピールケア セラム」がけん引したほか、日焼け止めの画期的なイノベーション「UVMune400」の成功により、その勢いを持続できたという。プロフェッショナルプロダクツ事業部は同10.1%増の44億7680万ユーロ(約6492万円)。中国本土、インド、ブラジルで顕著な業績となり、サロンやEコマースなどの全てのチャネルで成長し、オムニチャネル戦略が結実した。「ケラスターゼ(KÉRASTASE)」は売上10億ユーロ(約1450億円)の大台に乗った。

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 コンシューマープロダクツ事業部は同8.3%増の140億2130万ユーロ(約2兆334億ユーロ)で、過去20年間で最高の成長を遂げた。メイクアップ部門は「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」のリップ「Superstay Vinyl Ink」やコンシーラー「Bare With Me」、「ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYX Professional Makeup)」のつけまつげ「Jumbo False Eyelashes」などのヒットが好調を支えた。リュクス事業部は同10.2%増の146億3810万ユーロ(約2兆1228億円)を計上。フレグランスカテゴリーの力強い成長と、「ランコム(LANCÔME)」や「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」「タカミ(TAKAMI)」などのスキンケアでプレステージ領域の地位を確立した。

 地域別では売り上げが同22.0%増と目覚ましい成長を遂げたSAPMENA–SSAが29億6200万ユーロ(約4295億円)。太平洋地域では主にフレグランスとスキンケアカテゴリーが成長をけん引し、特にラ ロッシュ ポゼとセラヴィの拡大が顕著だったという。東南アジアではメイベリン ニューヨークのメイクアイテムや、「ガルニエ(GARNIER)」のスキンケアアイテムが好調。ヨーロッパは同11.6%増の114億3670万ユーロ(約1兆6585億円)で、フレグランスやメイクアイテム、サンケアがけん引した。北米はメイベリン ニューヨークやニックス プロフェッショナル メイクアップといったメイクアイテムが好調で、同10.4%増の101億6400万ユーロ(約1兆4740万円)を計上。買収した米ドクターズコスメ「スキンベター サイエンス(Skinbetter Science)」も好調な滑り出しを見せているという。そのほか、北アジアは中国本土のゼロコロナ政策の影響を受けたものの、Eコマースの順調な伸びや、日本と韓国での2桁成長などで同6.6%増の113億2140万ユーロ(約1兆6418億円)を記録。ラテンアメリカではコンシューマープロダクツ事業を筆頭にすべての事業が順調に拡大し、Eコマースの売上比率を高めるとともに実店舗も2桁成長を遂げるなど好調に推移したため同18.6%増の23億7620万ユーロ(約3446億円)となった。

 CEOのニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)氏は、「前期は、イノベーションのリーダーシップ、非常に魅力的なブランド、オペレーションの俊敏性、そしてチームの多大なコミットメントのおかげで、目覚ましい業績を達成することができた。前年比の成長率は四半期ごとに加速し、通年では23%増を達成。事業部と地域間のバランスの取れた成長は、当社の多極化モデルの妥当性を改めて証明してくれた。私たちは2022年からより強く成長し、世界有数のビューティカンパニーとしての地位を強固なものにした。このような質の高い業績により、社会的かつ環境的なコミットメントを一貫して支えることができる。現在の不確実性を考慮しつつ、美容市場の将来に対するビジョンを持ち、市場を上回るパフォーマンスを維持し、2023年も売上と利益の成長を達成できると確信している」と自信を覗かせた。

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