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英国式テーラリングの名著に日本語版登場、サヴィル・ロウ出身テーラー森田智が監修

「あたらしい紳士服の教科書 サヴィル・ロウの歴史と仕立ての技法から知るスーツの文化と魅力」

Image by: 翔泳社

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 翔泳社が、書籍「あたらしい紳士服の教科書 サヴィル・ロウの歴史と仕立ての技法から知るスーツの文化と魅力」を発売した。スーツの世界的中心地イギリスのサヴィル・ロウの歴史と文化を紐解きながら、その独自の仕立て術を解説した名著を翻訳。東京・永田町でビスポークテーラー「シーツ(SHEETS)」を営む森田智氏が監修を担当した。

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 同書は、1821年創業の老舗テーラー「ノートン&サンズ(NORTON & SONS)」を経営するパトリック・グラント(Patrick Grant)氏によるもの。長年共に働いてきた熟練の職人たちの協力を得て、トラウザーズやジャケット、ベスト、シャツの仕立て方を図解を交えながら解説している。また、チャールズ2世が作ったスーツの原型から、エドワード7世が生んだチェック柄「プリンス・オブ・ウェールズ」など、スーツと生地の歴史についても網羅的に紹介。俳優のフレッド・アステア(Fred Astaire)やビートルズ (The Beatles)といった錚々たる顧客たちのエピソードまで、13世紀に起源を持つサヴィル・ロウの文化を一冊にまとめた。

 監修を担当した森田氏は、自身もサヴィル・ロウの老舗「キルガー(Kilgour)」や「ストアーズ・ビスポーク(Stowers Bespoke)」で勤務。監修について「原著は専門書ではあるがマニュアルではない。ただ翻訳しただけでは想像しづらい箇所も多かったので、仕立ての各工程を思い浮かべながら丁寧に言語化した」と苦労を振り返った。「優れた技術は、存続していくためにも開かれたものであるべき」と語り、「英国式のテーラリングを学べる本は古書ばかりで入手が難しいので、こうして最新のサヴィル・ロウを記したものが新たに世に出ることは貴重だ」とコメント。同書の内容について「縫製経験がある人にとっては技術書として有用なもの」としつつ、「服作りの経験がない人にもぜひ読んでほしい。内容を完璧に理解できずとも、読んだ後には服をより立体的に捉えられるはず」と魅力を語った。

最終更新日:

FASHIONSNAP

佐久友基

神奈川県出身。慶應義塾大学法学部を卒業後、製薬会社に入社し着道楽を謳歌するも、次第に"買うだけ"では満足できなくなりビスポークテーラー「SHEETS」に弟子入り。4年間の修行の末「縫うより書く方が向いている」という話になり、レコオーランドに入社。シズニでワンドアなK-POPファン。伊勢丹新宿店で好きなお菓子はイーズのアマゾンカカオシュー。

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