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エストネーション傘下「ノマージュ」26年秋冬はメンズ服にひと捻り 手袋一体型セーターなど

ノマージュ2026年秋冬コレクション

Image by: FASHIONSNAP

ノマージュ2026年秋冬コレクション

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ノマージュ2026年秋冬コレクション

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 エストネーション傘下・デザイナー非公表のメンズブランド「ノマージュ(nomm'age)」が、2026年秋冬コレクションを発表した。新作は、デザイナーが長年拠点とするロンドンで見聞きした、市井の人々のスタイルやカルチャーを表現。テーラードアイテムに注力したほか、ブランド初のシューズも登場した。

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ドレスアイテムを強化

 「イギリスでは、親子3代に渡って受け継がれたコートやスーツなどが当たり前のようにある。そうした普遍的なものを自分なりに作りたかった」とデザイナー。2シーズン目となる今回のコレクションは、クラシックなメンズウェアの代表格であるドレスシャツやテーラードジャケットなどを中心に、ウールコートやデニムのセットアップ、シルクトラウザーズ、ニットセーターのほか、マフラーやニットキャップ、レザーシューズなど全20型を揃える。価格は、トップスが4万9500〜7万4800円、パンツが5万600〜9万200円、ジャケットが5万7200〜15万4000円、コートが19万8000円。

ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション

縮絨ウールのテーラードジャケット。生地はブランドオリジナル。

 キーアイテムのテーラードジャケットは、前裾のスクエアカットとボタン付きのパッチポケットが特徴。襟周りはフォーマルな表情でありながら、どこかカバーオールのようなカジュアルさも感じさせる。イタリアのヴィンテージウェアに着想を得たブルゾンは、ジップの前開きに重ねるようにボタンを配置。全て留めることで、スライダーが前立ての上端からアクセサリーのように覗くよう設計した。ボクシーなシルエットにハリの強いウールカルゼを合わせることで、「アルマーニの真似事にならないバランスを目指した」という。いずれも国内のドレスアイテム専門工場で製作しており、袖付けなどを端正に仕上げることで、くだけすぎない上品さを残している。

遊び心と機能美が光るニットアイテムが充実

 クラシックなものにモダンな捻りを加える手法は、コレクションを通じて随所に散見。運針の細かいドレスシャツは、フロントの合わせをダブルに、着丈を短く設計することで、シャツを羽織りとして着る現代的な着こなしに合わせた。英国伝統のサドルショルダーのセーターは、袖口のリブをサムホールと手袋を組み合わせたような形状にアレンジ。ニット製品は他にも、両端をスカーフのようにカットしたマフラーや、耳当てをミニマルにデザインしたニットキャップなど、遊び心と機能美を備えたユニークなアイテムを揃える。また、クラシックなメンズウェアの定番であるピーコートは襟を巨大化。「何を着るか以上に、どう着るかがアイデンティティになると、ロンドンの友人たちを見て学んだ」というデザイナーの言葉通り、襟のあしらい次第で大きく表情が変わるデザインが目を引いた。

ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション
ノマージュ2026年秋冬コレクション

ショート丈のドレスシャツ

業界人に愛される名品シューズとコラボ

 ブランド初のシューズは、ニューヨーク州オーロラ村のハンドメイド靴工房「オーロラシューズ(AURORA SHOES)」とのコラボレーション。コンフォートシューズとしての優れた履き心地と、経年変化を楽しめる剛健な作りが特徴で、某スペインブランドのデザインソースとも噂されるなど、ファッション業界にも愛用者が多い名品として知られている。コラボでは、代表モデル「ミドル イングリッシュ」のソールをシャークソールへと変更。土臭さのある素朴な一足を、最小限のアレンジでエッジィな印象へと転換した。

ノマージュとオーロラシューズのコラボシューズ
ノマージュとオーロラシューズのコラボシューズ
オーロラシューズのシューズ

コラボシューズ

耳で感じる「普遍性とモダナイズ」

 展示会場には、銀座のオーディオセレクトショップ「サウンドクリエイト(SOUND CREATE)」が用意したサウンドシステムを配置。1930年代製の貴重なヴィンテージスピーカーに対し、現代の高品質なアンプとターンテーブルを合わせることで、発売された当時以上の”いい音“を引き出すよう設計した。「古着の表層を懐古主義的に再現するのではなく、機能美や仕立ての良さといった普遍的な価値だけを抽出し、今を生きる人々のスタイルに合わせてモダナイズする」というノマージュの価値観と、バックボーンとなるカルチャーを体現した空間だ。デザイナーは「ブランドの理念や、大切にしているカルチャーまでを五感で感じてもらえるよう、音響環境を用意した」と語り、「誰も『ラフ シモンズ(RAF SIMONS)』の品質を語らないのは、彼の服と思想が単にかっこよくて、それ以上の付加価値を必要としないから。私たちも、生地がいいとか縫製がいいとか、そういうことを売り文句にするつもりはない。試着した服にただ納得して、その背後にある文化や価値観に共感してもらえるブランドになれたら」と意気込んだ。

サウンドクリエイトのサウンドシステム

RCAの1930年代製スピーカー「LC-9」

サウンドクリエイトのサウンドシステム

世界的音楽家 日野浩志郎がセレクトしたレコード

最終更新日:

■ノマージュ:公式インスタグラム

FASHIONSNAP 編集記者

佐久友基

神奈川県出身。慶應義塾大学法学部を卒業後、製薬会社に入社し着道楽を謳歌するも、次第に"買うだけ"では満足できなくなりビスポークテーラー「SHEETS」に弟子入り。4年間の修行の末「縫うより書く方が向いている」という話になり、レコオーランドに入社。シズニでワンドアなK-POPファン。伊勢丹新宿店で好きなお菓子はイーズのアマゾンカカオシュー。

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