
アレクサンドル・アルノー氏
Image by: NIKE

アレクサンドル・アルノー氏
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ナイキ(NIKE)が、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(以下、LVMHグループ)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長の次男、アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)を取締役会メンバーに任命した。
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アレクサンドルの取締役就任について、ナイキのマーク・パーカー(Mark Parker)会長は「当社は強固なガバナンスと慎重な取締役会の継承に注力しており、独自の経験、斬新な視点、そして長期的な価値創造の実績を持つリーダーを求めている。変化の激しい市場で、世界的に有名なブランドの革新・成長を導いてきたアレクサンドルのリーダーシップは、当社の取締役会にとって大きな力になる」とコメント。エリオット・ヒル(Elliott Hill)社長兼CEOは、「イノベーション、DX、ブランド構築におけるアレクサンドルの経験は、当社が顧客とのつながりを強化し、競争力を高め、世界中でナイキの成長を加速させていく上で大きな財産となる」とした。
アレクサンドルは1992年パリ生まれ、名門エコール・ポリテクニーク(École polytechnique)で修士号を取得、マッキンゼーや資産運用会社でキャリアを積んだ。現在は、LVMHグループの取締役を務めると共に、ワイン・スピリッツ部門のモエ・ヘネシー(Moët Hennessy)の副CEOを担っている。これまでには、LVMHグループの「ティファニー(TIffany)」で製品・コミュニケーション・産業部門担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを4年間務め、ブランド再生を経験。それ以前には、LVMHグループによる「リモワ(RIMOWA)」買収を主導し、その後4年間CEOとしてラゲージブランドからラグジュアリーブランドへの刷新を率いた。
また、過去にはLVMH系の投資会社Lキャタルトンが出資するサンダルブランド「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」の取締役や、LVMHが出資する「モンクレール(MONCLER)」の取締役を務めていたこともある。
ナイキの業績は2024年春以降低迷しており、9月21日には、米国を代表する大型優良企業約100社で構成する株価指数「S&P100」から18年ぶりに除外される。業績再建を進めるナイキ側は、LVMH傘下入り後のティファニーでブランドの若返りを進め、リモワではブランドのポジショニング変革を担ったアレクサンドルの経験に期待する。一方で、LVMHグループは2025年に自動車レースのF1と10年間のグローバルパートナーシップを開始するなど、カルチャープラットフォームとして若い世代を取り込みやすいスポーツ領域への接近が近年目立っている。
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