
ワードローブの定番として、シーズンをまたいで頼れるデニムパンツ。タフに穿けて、合わせるトップスを選ばないからこそ、次に迎える一本にはいつもと違う個性を求めてみては?今季は、奥行きのあるオーバーダイやひび割れを思わせる加工、立体的なバルーンフォルムなど、見慣れたデニムの表情を塗り替えるアイテムが充実しています。
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そこで今回は、王道のブルーやオーセンティックな5ポケットだけでは物足りない人に向けて、色や加工、デザインにひと癖ある5本をご紹介します。いつものアイテムに合わせるだけで装いの鮮度を高めてくれる一本から、自分のスタイルに響くものを見つけてみて。
目次
JOHN MASON SMITH / ブロークンクリースピンタックパンツ


ヴィンテージデニムのような奥行きと、スラックスを思わせる端正さを併せ持つ「ジョン メイソン スミス(JOHN MASON SMITH)」の一本。13オンスデニムをフェードさせた後にブラウンを重ねて染めることで、ブラックブラウンの複雑な濃淡を表現しています。製品洗い後にあえて施したカットオフ仕様のセンタークリースには意図的なズレが生まれ、加工後にレザーパッチを外した跡とともに、長く穿き込んだかのような佇まいに。太めのストレートながら、クリースと幅広の裾が端正なラインを描くのもポイントです。ジャケットの端正さをTシャツで崩すことで、デニムの気軽さとスラックスライクな佇まいを両立した着こなしに。穿き込むほどに生地が身体へ馴染んでいく変化も含めて、長く付き合いたい一本です。
TANAKA / ワイドジーントラウザーズ


デニムをスラックスのように取り入れたいなら、「タナカ(TANAKA)」のシグネチャーパンツに注目。ピンクの糸を織り交ぜた日本製セルビッジデニムは、ブラックを基調にしながら、ほのかに色づくような柔らかなニュアンスを感じさせます。細かなフロントタックと前後のセンタープレス、表に縫い目が出ないルイス仕上げの裾が、ストレートワイドのシルエットをクリーンに引き締めます。ブラウンのTシャツにグレイッシュなジャケットを重ねれば、パンツのピンクを帯びたブラックとも自然になじみます。立体的なフラワーモチーフをあしらったチャコールのニットカーディガンを合わせ、ダークトーンの濃淡でまとめてみるのはいかが。トップスの装飾と、色落ちやクリースが生むデニムの陰影が重なり、ワントーンながら奥行きのある装いを楽しめそうです。
paratrait / クラックデニムノンケパンツ


穿き慣れたストレートパンツを、表面の加工で大胆に更新した「パラトレイト(paratrait)」の一本。コーティングしたカツラギ素材にレーザーでひび割れのような柄を焼き込み、ブラックのワントーンに複雑な表情を与えています。デニムとは異なる綿の綾織り生地を用いることで、見た目のインパクトに反して薄手でやわらかな穿き心地に。腰回りは5ポケット、開閉はボタンフライとオーセンティックにまとめ、裾の断ち切りが加工のラフなムードを引き立てます。柄を主役に、くすんだオリーブのフーディーを合わせて、ブラック一色の着こなしから少し外してみるのもよさそう。カジュアルなトップスがクラック柄の鋭さをやわらげ、日常の装いにも落とし込みやすくなります。
VIVIANO / デニムトラウザーズ


定番のブルーやブラックとは異なる一本を探しているなら、「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」のデニムトラウザーズを候補に。レトロなムードを帯びた鮮やかなブラウンが、シンプルな着こなしにも確かな個性を添えます。腰回りはすっきりと仕立て、ハイライズのウエストから裾にかけて大胆に広がるワイドシルエットを採用。黒のリブニットを合わせ、袖口の赤を効かせれば、鮮やかなブラウンがいっそう引き立ちます。上半身をすっきりまとめることで、ハイライズから裾へ広がる大胆なシルエットを主役にした着こなしに。
TAAKK / タックバルーンデニム


デニムの硬質なイメージを、空気を含んだようなフォルムへと転換した「ターク(TAAKK)」のバルーンパンツ。縦と横の両方向に入れたタックが立体的な膨らみを作り、裾のギャザーがボリュームを軽やかに収めています。縦糸にインディゴ、横糸にポリエステルを用いた超軽量デニムで、無骨な表情を残しながら軽い穿き心地を実現。ウエストはゴム仕様のため、構築的な見た目を気負わず楽しめるのも魅力です。パンツの丸みを生かすなら、鮮やかなブルーのショート丈シャツジャケットを合わせ、上半身にもメリハリをつけて。ブルーとライトグレーの涼やかな配色なら、ボリュームのあるバルーンシルエットも軽快に穿きこなせます。
最終更新日:
text: Mao Nakazawa, edit: Ryoji Miyazaki
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