
夏のスタイリングと比べると秋冬はトップスやアウターを重ねるぶん、ボトムスはシルエットに注目しがち。けれどトップスの裾を収めてみると、パンツの印象を決めるのは腰周りのデザインだと気づかされます。今回は26AWコレクションの新作の中から、タックやストラップ、アジャストボタンなど、ウエスト周辺に個性が宿る3本をピックアップ。タックインでは腰元のディテールを主役に、タックアウトではワイドなシルエットを堪能できるアイテムをお届けします。
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sulvam / GABARDINE ONE SHOULDER PT





シンプルなトップスに合わせても腰周りに視線が集まり、装いをモードな印象へと導く「サルバム(sulvam)」のワイドパンツ。アシンメトリーなワンショルダーパンツをイージー仕様に再構築した一本で、トップスをタックインすると、腰から肩へ伸びるストラップと前後に配したタックが際立ち、ベーシックなアイテムと合わせても個性的なスタイリングが叶います。ストラップはボタンで取り外すことができ、ウエストにはドローコードを採用。細番手のウールを高密度に織り上げたギャバジンの強いハリとコシが、裾へ向かって落ちる大胆なドレープを引き立てます。
STYLING TIPS
チェックシャツをタックインし、ワンショルダーストラップと腰周りのディテールを見せることでモードな印象に。上半身をコンパクトに収め、足元に重厚な革靴を合わせることで、ワイドスラックスの優美なドレープ感を際立たせることができます。タックアウトでは、ストラップを肩から外し腰元に垂らせばさりげないアクセントに。
Tamme / 4-TUCK WIDE SLACKS




ゆったりとしたパンツを選びたいけれど、ラフな印象には寄せたくない。そんな気分に応えるのが、「タム(Tamme)」のワイドスラックスです。腰周りに配した4本のタックが立体的な奥行きを生み、贅沢に生地を持たせたシルエットが、着こなしに流れるような動きをプラス。トップスをタックインすると、丸カンで留めた長いタブやマットな別布の切り替えが現れ、シンプルな装いにもひと癖を効かせられます。表地にはポリエステルとウールを混紡した、なめらかな光沢を持つ生地を採用し、ワイドな量感がありながらも、テーラリングの端正さも感じさせる一本です。
STYLING TIPS
ネイビーとサックスブルーの組み合わせで知的な装いに。象徴的な腰周りのディテールを見せるようにタックインすればコンサバな印象に寄らず、個性を放つスタイリングが完成します。
th products / SUPER SEMI-WIDE TAILORED PANTS




ワイドパンツらしい存在感は欲しいけれど、日常には端正に取り入れたい。そんな人におすすめしたいのが、「ティーエイチ プロダクツ(th products)」の「オスカー」シリーズから登場した新モデルです。程よく収まるセミワイドシルエットで、腰周りの2タックからシャープなセンターラインが続く設計を採用。タックインすればすっきりとした縦のラインが生まれ、きちんと見せたい日にも取り入れやすいクリーンな佇まいに仕上がります。ウエストはボタン留めのテーラード仕様で、サイドのアジャストボタンによるサイズ調整も可能。ベルトループに配したロゴ入りリングが、シンプルなブラックの一本にさりげない個性を添えています。
STYLING TIPS
ノーカラージャケットを主役にしたクリーンな着こなし。シンプルなアイテム同士の組み合わせも、深みのあるブラウンとブラックのシックな配色により、リラックス感がありながら上品でモダンな佇まいに仕上がります。
最終更新日:
text: Mao Nakazawa, edit: Ryoji Miyazaki
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