「グッチ(GUCCI)」の日本上陸60周年を記念して、東京タワーが2日にわたりライトアップ。イタリア語でありがとうを意味する「GRAZIE(グラッツェ)」の文字と、グッチを象徴するカラーであるグリーン&レッドの光で東京の夜空を彩る。初回となる3月22日には、ブランドと縁の深い3組のゲストが集まり、アニバーサリーイヤーを祝福した。この特別なライトアップは3月31日にもサンセットから深夜0時まで開催される。
東京タワーのライトアップは日本への感謝を込めて桜の季節に行っており、今年で4年目。この日はライトアップを間近で楽しむため、3人のグッチフレンズが大切な仲間・ファミリーと共に訪れた。
同級生同士の強い絆 栁俊太郎&岡本智礼
栁俊太郎:1991年生まれ。宮城県出身。2009年にMEN’S NON-NOモデルグランプリを受賞し、モデルデビュー。2012年より俳優活動を開始し、2024年秋放送予定の「ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」では二階堂浩平役を演じる。/岡本智礼 :1991年生まれ。仙台出身。テレビ、映画、舞台などで幅広く活躍。主な出演作に「近江商人、走る!(2022年)」「花束みたいな恋をした(2021年)」などがある。今年4月から始まるドラマ「RoOT / ルート」と、5月公開の映画「湖の女たち」に出演。
俳優仲間であり、大学の同級生だという二人。お互い「俊太郎」「ちー」と呼び合い、一緒にお酒を楽しむ仲だそう。そんな二人にとってのグッチの思い出を尋ねると「僕は地元の成人式に出られなかったので、グッチのスーツを20歳の記念に買って、よく着ています。先日開催された『GUCCI ANCORA Special Event』イベントにも参加して、新クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)さんの世界観をすごく好きになりました(栁)」。「5年くらい前に伯父からグッチのベルトをプレゼントされたんですけど、ちょっと大人になったような気がして、今でも大事な仕事の時にはそれを使っています。みんなが知っているブランドだし、自分を格上げしてくれるような気持ちになりますね(岡本)」。タワーの前での撮影に少し照れながらも、言葉を交わし合う二人からは自然な笑顔がこぼれた。
モデルとしてお互いを高め合う 福士リナ&マリ姉妹
福士リナ:1999年生まれ。東京都出身。原宿でスカウトされ、モデルの道へ。「ネネット」2014春夏コレクションでランウェイデビュー。パリ、ミラノ、ニューヨークのファッションウィークや広告キャンペーンでもグローバルに活躍中。多くのモード誌の表紙を飾る。/福士マリ:2003年生まれ。東京都出身。世界で活躍する姉の姿を見て2013年よりモデルの道へ。多くのファッション誌や広告で活躍。2016年春夏東京ガールズコレクションで最年少12歳にてランウェイデビュー。2024年春夏「フミエ タナカ」のショーにも出演。
福士リナ・マリ姉妹は、サバトのデビューコレクションで特に注目を集めたショートパンツのルックを揃って着用。二人は「リーリ」「マリミ」と呼び合い、モデルとしても切磋琢磨しあっている。「先日の『GUCCI ANCORA Special Event』イベントは、新たなグッチの始まりをみんなで祝う雰囲気が会場全体から感じられて温かい気持ちになりました。グッチの好きなところは、洗練されたデザインの中にアイコニックさもあるところ。私の初グッチは赤いウエストポーチ型のバッグでした」と語るリナに対し「すごく似合ってたし、愛用していたね。グッチのデザインと色使いが私も大好き。今はコンパクトウォレットが気になるアイテムです」と応えるマリ。「リーリの仕事に対するストイックな姿勢を尊敬してる」「ありがとう。ずっと尊敬してもらえるようにと、私自身も背筋が伸びる」と、仲睦まじい関係ながら、プロフェッショナルな二人の素顔も垣間見られた。
友達なんて言葉じゃ足らない 大平修蔵&Kenneth
大平修蔵:2001年生まれ。神奈川県出身。俳優、モデル、DJとして活躍。2020年に始めたTikTokで注目され、SNSの総フォロワー数は約1000万人。2023年より「SHUZO」名義で音楽プロデューサーとしても活動を開始し、2024年3月にアーティストクルー「AT1」を立ち上げた。/Kenneth:2000年生まれ。東京都出身。日本×ドイツ×ガーナの両親を持ち、モデル、DJ、インフルエンサーとして日本を拠点に活動する。ファッションショーや雑誌、スポーツカタログなどに多数出演。2024年より本格的にDJ活動を開始。
モデル・俳優・DJとして活躍する大平修蔵は、新たに立ち上げた音楽クルー「AT1(エーティーワン)」のメンバーでもあるモデルのKennethと来場。二人の関係性を尋ねると「友人、兄弟、家族。全部です」と熱い答えが返ってきた。「Kennethは唯一、将来のことを話し合って高め合える相手」「修蔵は『友達』なんて言葉にカテゴライズしきれない存在。嫌なところはありません」とお互いへの強い信頼が伺える。グッチと大平の関係は、約3年前の清水寺イベントから深まったそう。「それが自分が初めて出席した大きなイベントでした。ミラノでのサバトのデビューコレクションも見に行かせてもらいましたし、グッチは自分が成長していくときに必ず隣にいてくれるブランド。その関係性を誇りに思っています(大平)」。一方Kennethは、父親から受け継いだグッチのレザーベルトを長年愛用しているそう。「父が若い頃に買ったものなんですけど、長く使えておしゃれなので、自分のコンフィデンス(自信)を高めてくれるアイテムだなと使うたびに感じますね」。
次回のライトアップは3月31日。サンセットから深夜0時までの特別な時間帯に大切な誰かと東京タワーを見上げ、春が訪れる喜びを分かち合いたい。
INFORMATION
3月29日より、グッチ フラッグシップショップをはじめとした一部のショップで東京タワーをモチーフにしたオリジナルステッカーを配布。実施店舗はグッチ新宿、グッチ銀座、グッチ並木、グッチ青山、グッチ六本木、グッチ名古屋メンズ、グッチ大阪、神戸大丸 グッチショップ。ステッカーがなくなり次第終了となる。
#Gucci60YearsInJapan
movie producer: Yuho Ogura(OFBYFOR TOKYO)
movie direction / camera / edit: Toshiki Matsumura(OFBYFOR TOKYO)
edit&text: Fuyuko Tsuji(FASHIONSNAP)
business produce: Kazuhiro Oyokawa(FASHIONSNAP)
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