「学校を卒業してもハルタは卒業しないで」シトウレイと巡る、日本製革靴の世界【ハルタ編】

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「学校を卒業してもハルタは卒業しないで」シトウレイと巡る、日本製革靴の世界【ハルタ編】

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 伝統あるものづくりの歴史を受け継ぎながら、日本独自の文化として発展を続ける日本の革靴。その魅力を探るべく、日本の革靴文化を推進する団体・日本靴工業会に参画する革靴ブランドにフォーカスした連載企画がスタート!  ストリートスタイルフォトグラファーでジャーナリストのシトウレイさんのYouTubeと連動し、さまざまなブランドの店舗に潜入します。最終回は、学生靴ブランドとしても知られる「ハルタ(HARUTA)」。浅草に位置するショールームに訪問し、学生靴だけではないハルタの魅力を深掘りします。

■ハルタとは?
 ハルタは、1917年に春田製靴店として開業。製造販売業からスタートし、1948年、子ども靴の生産を中心としたハルタ製靴を創立しました。1956年には、婦人用コインローファーを発表。その後ローファーは学生靴として広く浸透し、現在も世代を超えて愛されています。ハルタのコンセプトは、「生活の中にさりげなく溶け込める、暮らしの一部として選んでもらう靴のお届け」。制服に合わせる通学用靴としてローファーが広く愛用され、ブランドの名が広く認知されるようになりました。その後、「学校を卒業してもハルタの靴を履いてもらいたい」という思いから、国内生産の技術を取り入れた大人用の革靴の販売もスタート。2011年に初の直営店を横浜赤レンガ倉庫店にオープンしました。

浅草のショールームに潜入!

ハルタのショールーム内部
ハルタのショールーム内部

ハルタ ショールーム

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 今回は、浅草に位置するハルタのショールームに潜入。定番品を中心に揃えるショールームでは、学生の頃にお世話になった人も多いであろうローファーをはじめ、大人向けのカジュアルなレザーシューズを展開しています。そんなカジュアルシューズに込められた思いを、アパレルブランドとの別注品を担当している赤石光彦さんに聞きました。

シトウレイとハルタの担当者

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「大人ハルタ」の裏にある思い

 定番のローファーが一部の中学校や高校の指定靴となっていることから、学生靴としてのイメージが根強いハルタ。シトウさん自身、「中学生の時に履いていた」といいますが、「最近は『コンダクター(el conductorH)』とコラボしていたり、ファッションを絡めた展開もしているイメージ」とのこと。その背景について赤石さんに尋ねると、ハルタでは「学生を卒業してもハルタは卒業しないでほしい」という思いを元に、「大人ハルタ」を始動。以来、大人のカジュアルスタイルに合うファッショナブルなレザーシューズの展開を積極的に行っています。

ハルタとアパレルブランドのコラボによる革靴

ハルタが近年、アパレルブランドに別注した革靴(左:「テーーマ(teema)」と台湾のセレクトショップ「プレインミー(Plain-me)」との共同企画/中央:「シーロン(SIIILON)」/右:「コンダクター(el conductorH)」)

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 大人ハルタの中でも特に人気を集めるのが、「スポックシューズ」と呼ばれるフラットな革靴。「スポッと履けて、スポッと脱げる」という特徴から名付けられたこのモデルは、シンプルな美しさと機能性の高さから、ファッションシーンだけではなく、医師やホテルマン、タクシードライバーなどからワークシューズとしても支持されています。パッケージには、スポックシューズを愛用する職業の人々がイラストで描かれています。

スポックシューズと靴箱

スポックシューズとパッケージ

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シトウさん

パッケージのイラストやロゴがレトロで可愛い!

1955年の発売当時から変わらないデザインを採用しているので、ハルタの歴史を感じていただけると思います。

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赤石さん

大人ハルタの定番を試着

 ここからは、シトウさんが気になったシューズをピックアップ。まずは、先ほど触れた「スポックシューズ」を試着します。

スポックシューズ

シトウレイ
革靴を履いた足元

着用カラー:クロスムース(1万1550円)

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 1955年にメンズ向けのシューズとしてリリースされたスポックシューズですが、2016年にウィメンズサイズが登場。男女問わず、カジュアルなスタイルに合う万能なシューズです。

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シトウさん

足を包み込むような形で歩きやすい!想像以上に軽くて、革靴じゃないみたいな履き心地です。どんなスタイルにも合いそう。

タッセルローファー

シトウレイ
革靴を履いた足元

着用カラー:クロ(1万4080円)

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 続いてシトウさんが手に取ったのは、ハルタを代表するタッセルローファー。素材には牛革を使用していることから、履いていくうちに経年変化による風合いが楽しめる一足です。

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シトウさん

ローファーは、甲が長い方が足がシュッとして見えて個人的に好きなんですが、これは足が綺麗に見える長さでお気に入り。ホールド感もあるので、歩きやすいです。


■日本靴工業会とは?
 日本の風土や日本人の足に合う良質な革靴の提供と普及を目的とするNPO法人。革靴の仕様や品質に関する情報提供や日本の革靴規格(JIS)の策定、革靴の製造過程で生じる環境問題への対応など、幅広い活動に取り組んでいます。今後は、激しさを増す国際競争の中で日本の革靴を更に発展させていくことを目標に掲げています。

参画企業:岩手製靴、エイゾー、大塚製靴、共和工業、チヨダシューズ、東立製靴、ハルタ、マドラス、宮城ハルタシューズ、リーガルコーポレーション(五十音順)

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