メイクアップアーティストがメイクアップアーティストなどクリエイターにインタビューする連載。「M•A•C」のシニアアーティストである池田ハリス留美子氏がインタビュアーとなり、トレンドメイクをけん引するメイクアップアーティストと対談。アーティスト同士だからこそ語られる“本音”とは?
第1回目のゲストは、Instagramのフォロワーは16.8万人、シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)やケイティ・ペリー(Katy Perry)、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)などそうそうたるグローバルアーティストのメイクアップを担当するマイケル・アンソニー(MICHAEL ANTHONY)。池田とマイケルがメイクアップアーティストになった理由から、大事にしていること、都市の違い、そしてこれからメイクアップアーティストになりたい若者へのメッセージまで、さまざまに語り合ってくれた。
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1998年キャリアスタート。化粧品メーカーでの経験を経て、2002年M·A·C入社。M·A·C表参道ヒルズ店で店長を務めた後に2007年渡米、メイクアップアーティストKABUKIに師事。2009年からはNYのM·A·C PRO SHOW ROOMで活動。グローバルな経験と豊かな感性でメイク業界をリードし、2014年に日本のM·A·Cシニアアーティストに就任。ファッション誌をはじめ、東京コレクションはもちろん数々のファッションショーやバックステージをマルチにこなしながら日本のM·A·Cチームを束ねる。NYから日本に拠点を移した今もなお、“NY・パリ・ミラノ“といった世界のファッションシーンで活躍している。骨格を見極めることで個々の魅力を最大限に引き出すテクニックを得意とし、“リアリティーがそこにあるのか?”を常に追求しながら、エフォートレスかつパーソナライズなメイクをクリエイトする。
第1回ゲスト:マイケル・アンソニー(MICHAEL ANTHONY)幼少期から、アートに対する情熱と才能を持っていることを自覚。メイクアップ アート コスメティックス(M·A·C)でキャリアをスタート。その後NYに移り、ミラノやパリのファッションウィークに参加しながらセレブリティからの信頼を築いていく。クライアントには、アリアナ・グランデ、カロルG、ケイティ・ペリー、ティナーシェ、テッサ・トンプソン、グウェン・ステファニー、リンジー・ローハン、ドージャ・キャット、パリス・ヒルトンなどセレブリティが名を連ねる。また、V Magazine、Vogue、PAPER magazine、Numero、Vanity Fair、TMRW、Galore、Harper's Bazaar、Fashion Canadaなど、さまざま雑誌やWEB媒体で活躍している。
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池田ハリス留美子(以下、池田):マイケル、今回はありがとう!マイケルは、一緒にM•A•Cで働いて、独立してからはシンディ・ローパーやアリアナ・グランデ、ケイティ・ペリー、リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)さらにカーダシアン姉妹…多くのアーティストや有名人のメイクアップを担当しているよね。すごいアーティストなんだよね。
では早速インタビューを始めたいと思うんだけど、まず最初に、そもそもの話なんだけど、マイケルがメイクアップアーティストを志したきっかけを教えてくれる?
マイケル・アンソニー(以下、マイケル):RUMIKO、久しぶりだね!志したきっかけはね、僕の母の影響かな。1970年代に生まれ育った母はとても綺麗で、当時はメイクアップは自分を表現する手段だったと思う。アイキャッチなメイクアップで、80年代に入ってさらにアートやミュージックシーン、「MTV」のような音楽とテレビが融合して。それでみんながメイクすることで、どれだけ自分自身のキャラクターを変化させることができるかを理解したんじゃないかな。母もそうやってメイクアップを楽しんでいたみたい。
池田:お母さまのお写真、かっこいいしお綺麗! マイケルは可愛い(笑)。マイケル自身はどんなアーティストに影響を受けたとかある?
マイケル:僕はロバート・パーマー(Robert Palmer、イギリスのミュージシャン)のシンプルで非常に魅力的なアイリップやチーク、ボーイ・ジョージ(Boy George、イギリスのミュージシャン)のネオンカラーのメイクアップを施したミュージックビデオに魅了されたんだ。誰もこれが正しいとか間違っているとか言わないし、それが表現だったから。だから僕が最初にメイクアップに興味を持ったのは、自由を感じたからなんだよ!
池田:そうだったんだね!それは知らなかった。
マイケル:RUMIKOは?何がきっかけだった?
池田:私は完全に姉から。彼女は西欧の80年代カルチャーに影響を受けてて、シンディ・ローパーがしていたような、カラーメイクが大好きで、それを見ていてメイクアップアーティストになりたいって思ったの。最初の紹介でも言ったけど、マイケルはシンディのメイクを担当しているよね。
マイケル:そう。シンディは僕の最初のビッグクライアント! 彼女は1980年代のファッション・メイクアップのアイコンで、クレイジーなメイクアップが大好きだったよ。
池田:私も好き!
マイケル:あと僕がメイクアップアーティストにすごくなりたかったのは、実はメイクアップアーティストのKABUKIのメイクを見たことも大きいと思う。初めて彼のメイクを見た時、「なにこれ!」ってものすごい衝撃を受けて…。ドラマティックな意味があった。KABUKIに出会わなかったら、メイクアップアーティストとしてここにいなかったとも思う、それぐらい衝撃だったよ。
池田とマイケルは先輩後輩の仲、M•A•Cで教わったこと
池田:それでマイケルのメイクアップアーティストとしてのキャリアのスタートはM•A•Cだったんだよね。そこでわれわれも出会った。
マイケル:M•A•Cは僕にとって特別。そこでのトレーニングは比類なきものだった。製品知識、コミュニケーション、メイクアップ技術、最新のトレンドを掴む…全てのトレーニングの時間をたくさん持たせてくれて。新鮮でエキサイティングで、業界の最前線で活躍したいと願う僕には必要不可欠だったよ。
つまりトレンドを理解して、技術を磨き続けることがプロフェッショナルとしての成長に直結することだと思っていて。だからM•A•Cファミリーと話しができることは、本当に特別なことなんだよ。
池田:私たち当時、NYで働いていて、その頃どんな話をしていたか、情報をシェアしていたかを思い出すと、メイクアップを学んでいたんだけど、われわれがフォーカスしてたのが実は「肌」で、肌についてかなりの時間を費やして話したよね。
マイケル:そうだね。肌が綺麗じゃないとダメだし、肌に色を乗せてもよく見えない。全てはスキンケアから始まると言っても過言ではないって言ってたよ。今もそう思ってるし。
池田:その通り。さらにいうと、スキンケアの前に必要なものもあるよね。
マイケル:十分な水分補給と十分な睡眠、そして休息。その上で、一貫した質の高いスキンケアが重要。あとフェイシャルマッサージやメイク下地の方法はRUMIKOからたくさん教えてもらったよ。
池田:確かに。一緒に働いてた時、マッサージや指圧の方法をよく教えてたね。こうしたらもっとお肌がみずみずしくなるよとか、生き返ってくるよとか。それをまだ実践してくれているの嬉しい。
マイケル:やってるよ、もちろん。指圧をしないと、顔がむくんだり、腫れぼったくなることがあるんだよね。逆に、マッサージやリンパドレナージュなどを含めて適切にケアすることで、顔の輪郭が際立つような効果が期待できる。事前に肌を整えることで、メイクは滑らかに仕上がり、きれいなテクスチャを保つことができるよね。目元がぱっちりしたり、ハイライトがより輝くような感じがしたり、全体的に明るい印象になるよね。
池田:手で触れることも大事じゃないかなあって思う。
マイケル:もちろん人によって感じ方は違うと思うけど、肌に直接手を触れることで、手と顔の間につながりが生まれると思うんだ。これがリラックスを促すプロセスのスタートで、その結果リラックスした心で受け入れてくれるようになる。ただブラシやマシーンを使用するだけだと、ちょっと冷たい印象を与えがち。直接的な手の温もりはほっとする安心感とか、心理的な落ち着きを与えるから、オープンなマインドで受け入れてくれるよね。
大御所メイクアップアーティストの指摘
池田:マイケルはたくさんのコレクションのバックステージに参加してるけど、どう?どのバックステージが1番印象に残ってる?
マイケル:振り返ると良い思い出もあれば、辛かった思い出もあるね。辛かったといえば、ディック・ペイジ(Dick Page)やパット・マクグラス(Pat McGrath)のような大御所メイクアップアーティストから指摘された時かなあ。例えば、メイクチェックで、鼻のコントゥアリングが斜めになっている、と言われて。指摘されるまで分からなかったけど、指摘を受けてはっきり分かった…。それで技術の向上につながったし、何よりその時理解できたのは、ただメイクの仕方が間違っていただけではなくて、モデルも不安を感じていたということなんだよね。修正した後の彼女は、自信、パワーが宿ったように見えたよ。
池田:分かる。客観的に見れることが大事だし、モデルにも伝わるよね。
マイケル:もうひとつの思い出は、早朝から始まった「ディースクエアード(DSQUARED2)」の仕事かな。ショーのエネルギーはまるでロックンロール。手を使ってグリースを塗りつけたり、グリッターやキラキラを加えたり、自由な発想で、めちゃくちゃ楽しかった。このエネルギーがあることが嬉しいと思ったんだよね。RUMIKOはどう?お気に入りは?
池田:もちろんどのショーも大切だよ。でも「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のショーは特に思い出深いかなあ。単にメイクの話をするだけじゃなくて、デザイナーのイッセイミヤケさんがもっと気持ちというか、内面の話をしてくれて、モデルも私たちもみんなショーで幸せになる。ショーのあとはいつもみんなで泣いたんだよね。
マイケルは最初に話しに出てきたけど、有名人を顧客にもっているし、一緒に仕事をすることも多いよね。なんか印象深い人はいる?
マイケル:そうだね。みんな印象深いけど、リンジーに会った時はとっても興奮したよ。肌に透明感があるんだけど、そばかすが多くて、そっと優しくデリケートに扱う必要があったし、レディ・ガガ(Lady Gaga)も。彼女はメイクが大好きなんだよ。
そうそう、ちょっと話は逸れるけどRUMIKO、覚えてる?僕がM•A•Cのソーホーのショップで働いていた時に、M・A・C PRO ストア(プロ製品を取り扱う旗艦店)で働いていたアーティストの子が、ガガのツアーに同行することになってM•A•Cを離れることになったよね。それで僕のところに、彼女の後を引き継がないかとオファーが来て、僕はM・A・C PRO ストアに入ったんだよ。だからガガが彼女を引き抜いていなかったら、僕たちは出会ってなかったってことなんだよ!
池田:そうだったね!マッサージ方法もそうだったけど、マイケルがM•A•Cに入ってからはいろんなことを教えたね。
マイケル:肌やスキンケア、メイクアップについての知識を惜しみなくシェアしてくれるRUMIKOに出会えて本当に幸運だと思う。RUMIKOから学んだことは、僕がメイクアップという“芸術”を理解することに役立っているよ。メイクアップはただの美しさについてではなく、コミュニケーションにも関わり、時を超えて物語を伝える手段でもあるんだ。僕にとって特別で、自分の仕事を通じて自己を学ぶことができる。RUMIKOは本当に素晴らしいよ、だからまた東京に行って学ばなきゃ。
池田:そう言ってくれて嬉しいし、さっきも言ったけど、マイケルは今ではそうそうたる有名人のメイクを担当するまでになっていて、シックなメイクからドラマチックなものまでいろんなタイプのメイクができる、すごいよね。有名人をメイクする時って、普段と緊張感は違うもの?
マイケル:今はもう緊張しないね。大切なのは、自分を信じて自信を持つこと。有名アーティストの方々は、僕が彼女たちが求める一定のレベルであると思ってくれているし、信頼してくれている。ただ初めてご一緒させていただく場合は多くのコミュニケーションが必要だと感じているので、いろいろ質問するし、その答えを解釈しようと。
そのために必要なのが、「礼儀正しくあるべき」環境であり、それはRUMIKOから学んだことだよ。礼儀を重んじた態度を取ろうと。たとえば靴を脱ぐ、また食べたりガムを噛んで仕事はしない。仕事に入ると、最も速く、また最も効率的にメイクを完成させられるかを見極めたいと思っていて。セレブにとっては時間が大事で、お金でもある。だから速さが求めらるから。こういったことはM•A•Cでの経験が大きく役立っていて、多様な人との交流がスムーズにできるようになったと思う。結局のところ、人は皆同じ人間。だから緊張はしないよ。
国によるメイクの違い
池田:確かにマイケルの言う通り。誰が主役か、内容や場所によりリスペクトすることは大切だよね。あとね、ちょっと聞きたかったんだけど、バックステージの仕事でいろんな国に行くじゃない?国によって違いを感じる?
マイケル:僕はね、電車やレストランで人のメイクを観察するのが好きなんだ。ニューヨークはタフでパンク風でハードコア。パリはシックでとってもシンプルだけどフレッシュさが際立っているね。一方でカリフォルニアのような場所はブロンズだし、あるいはカラフルなスタイルもあるよね。東京はね、まつげが1本1本持ち上げられて、すかれていて…そのスタイルはただただ驚きだった。それこそがメイクアップの美しい点のひとつだと思う。自己表現のツールで、どこに行っても少しずつ違う自分を演出できる。僕はいろんな都市のキャラクターを、ローラーデトックス(メモリーボックス)に貯めておくんだ。
池田:その通り。ニューヨークでは確かにタフなルックが好まれがちだし、ダイナミックなコントゥアリングもあるけど、ロサンゼルスの方が顕著だと思う。ミラノは、跳ね上げたアイラインや力強いマスカラが印象的だよね。
マイケル:ホワイトやターコイズのイメージだね。
池田:まさにそう。実はロンドンは1度も行ったことがないんだけど(笑)、パリはシックでエレガント、エフォートレスな美しさがあるよね。
話は変わるけど、マイケルのインスピレーション源って何?
マイケル:TikTokやSnapchat、Instagramで活動している若者たちに触発されてるね。僕はSNSと共に育ったわけじゃないから、彼らのクリエイティブはとっても新鮮だしワクワクする。創造性を発揮して、それを共有する様子を見るのは本当に刺激的。僕もそれを見て試してみたりね。クライアントにも提供できたらとも思うよ。
池田:特定の誰かチェックする人はいる?
マイケル:名前が分からないけど、1人の女の子に注目していて、ビデオゲームみたいに、バウンズしながら変わっていくんだよ。
後、ニッキー・チュートリアル(Nikkie Tutorials、Instagramフォロワー1953万人)や、ドージャ・キャット(Doja Cat、Instagramフォロワー2424万人)もよく見るよ。キャットの眉毛の描き方やデザインは本当にクールだよね。「スキャパレリ(Schiaparelli)」2023年春夏オートクチュールショーに3万個もの赤いクリスタルがあしらわれた洋服で登場したり、今年のメットガラでカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の愛猫シュペットに扮した、35万個ものシルバーとホワイトのビーズが散りばめたオスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)を着て出席したり。彼女は本当にすばらしいよね。
池田:私も大好き!彼女にはスタイルがある。
マイケル:彼女と一緒にMTVビデオミュージックアワードの仕事をしたことがあって、その時は緑とピンクのハイライトとブラッシュを使って。彼女からメイクのコツ、眉ペンシルをリップライナーやコンシーラーとして使用するテクニックを教わったり。ほんとに信じられないくらい個性的だったよ!
RUMIKOのインスピレーション源は?
池田:もちろんSNSからと言うのもあるけど、自然から得ることが多いかも。植物や木。ニューヨークにいるときも、ボタニカルガーデンの近くに住んでいて、よく行ってたな。自然のカラーやテクスチャーが季節によって違っていて、それがインスピレーションとなっているよ。マイケルが今、一番ワクワクしていることは何?
マイケル:いい質問だね。今は写真を撮ることかな。ある時、モデルにメイクをして写真を撮ったら、「この写真が私のベストショットだと思う!」って言われて、それで僕はハッとしたんだよね。ずっと昔を振り返ると、イタリア版「ヴォーグ(VOGUE)」や「i-D」「THE FACE」「Dazed&Confused magazine」を読んで、写真を見ていた時のことを思い出して、そのメイクがしたいと思っていたんだよ。だからメイクをして写真を撮る。そうすることで僕がやりたいことを見てもらうことができるし。本当に幸せなんだ。RUMIKOはどう?
池田:こうやってマイケルとオンラインを通じて話ができていることもワクワクしてるんだけど、今のチームのみんなが私を理解してくれて、彼らも私を理解してくれる。同じ気持ちやテンションで働けていることがとても貴重で感謝だよね。
メイクアップアーティストを目指す人に一言!
池田:最後に、これからメイクアップアーティストを目指す人に一言!
マイケル:練習、そして練習。練習が大切だし、自由にやってみることだね。もし顔全体を青くメイクしたくなったら、実際に青くメイクすればいいと思う。将来、撮影やファッションショーで「青く塗ろう」って言われるかもしれなくて、その時に「ああ、そういうことね」って理解が早いと思うんだ。後は、歌舞伎もそうだし、タトゥーや先住民のアートワーク、エジプトのメイクアップとかね、少し知っておくと役に立つんじゃないかな。それに化粧品の歴史や、それが文化にどう関係していて、人々にどんな影響を与えているかを理解することは大事だよ。だから逆にね、「1960年代を参考にして」と言われた場合に、それが何を意味しているか分からなかったとしたら、まだまだ学ぶ余地があるってことだよね。
池田:まさにその通り!本当にいっぱい勉強してほしい。M・A・C PRO ストアのニューヨークはいつもテストがあって、ワークショップが用意されていて。そこで、テクスチャーやブラシのスタイルなどを決めてやるんだけど、引き出しを多くすることが大切だと思ったよ。もちろんスキルも重要だけど、アートなどからインスピレーションを得て自分の世界を広げることが大事。今はSNSをはじめとしたメディアから影響を受けていると思うけど、そこに自分の、あなたのカラーが入ればもっと素晴らしい。そこにあなただけの存在価値が生まれるから。
マイケル:後はね、RUMIKOのような経験が豊富な先生が必要だね。僕の人生でRUMIKOに出会えたことに本当に感謝しているんだ。あなたの存在が僕の人生にとって、本当に大きな意味を持っているよ。ああ、ちょっと感情的になっちゃった(笑)。今日は会えて良かった!
池田:こちらこそ、出会えて良かった。今日はありがとう。また今度ね!
(企画・編集:福崎明子、大山萌音)
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