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　カテゴリー別の売上は、全地域で2桁成長を維持したフレグランスが、「トム フォード ビューティ（TOM FORD BEAUTY）」や「エスティ ローダー（ESTÉE LAUDER）」、「ル ラボ（LE LABO）」がけん引したことで同16%増の25億1200万ドル（約3662億5600万円）で着地。スキンケアは、「ラ・メール（La Mer）」（旧 ドゥ・ラ・メール、7月から名称を変更）やエスティ ローダー、「ドクタージャルト（Dr. Jart+）」がトラベルリテールで振るわず、同17%減の82億200万ドル（約1兆1959億円）だった。一方で、「ボビイ ブラウン（BOBBI BROWN）」や「M・A・C（メイクアップ アート コスメティックス）」、全地域で2桁成長を見せた「ジ・オーディナリー（The Ordinary）」は好調に推移。メイクアップは、M・A・Cや「クリニーク（CLINIQUE）」が好調だったものの、ラ・メール、エスティ ローダー、トム フォード ビューティが振るわず、同3％減の45億1600万ドル（約6584億4400万円）だった。ヘアケアはジ・オーディナリーや「アヴェダ（AVEDA）」の成長により、同3％増の6億5300万ドル（約952億円）の微増。　地域別では、EMEAは全地域のメイクアップの2桁伸長やインドを筆頭に新興市場で2桁成長したが、海南島や韓国へのトラベルリテールの出荷が抑制されたことなどが影響し、同19%減の62億2500万ドル（約9076億2400万円）に落ち込んだ。アメリカでは中南米で2桁増となったものの、スキンケアを中心に小売店での改善ペースが予想より遅れたことや、2023年上半期に一部の小売店が在庫を引き締めたことなどから、同2％減少の45億1800万ドル（約6587億3800万円）にとどまった。アジア・太平洋地域では第4四半期にはほとんどの地域で規制の緩和が進み、高級フレグランスとスキンケアに戦略的に注力したことなどが寄与。特に香港特別行政区、マカオ特別行政区、中国本土、オーストラリア、日本が売上の伸びをけん引したが、全体では同4％減の51億9400万ドル（約7573億円）だった。　2024年通期は、売上高が前期比5～7%増となる見通し。まずは売上高を成長軌道に戻し、今後数年間かけて利益率を徐々に回復させる考えで、長期的な利益成長を支える分野に戦略的投資を継続する予定。これらの投資には、イノベーションや広告宣伝、アジアのトラベルリテール、新興市場の成長のほか、アジア・太平洋地域の発展を支援するための日本におけるアジア初の製造施設の完成などが含まれる。

ESTEE LAUDER

Beauty

エスティ ローダー社23年6月期は減収減益　フレグランス好調もトラベルリテールが低迷

　新作はマンゴーバターやオーガニック ココナツ オイル、オーガニック ザクロ オイルといったスーパーフード由来の成分が髪の水分や油分を補い、キューティクルの上に透明な層を作ることで乾燥してもろくなった毛髪に、うるおいを補給。枕につきにくい「ピロープルーフ」を採用した軽いテクスチャーで髪への浸透率が高く、扱いやすい髪へと導く。濡れた髪と乾いた髪のどちらにも使用可能できる。

アヴェダが夜用スキンケア発想のナイトセラムを発売　水分や油分を集中補給

　アヴェダは創設者のホースト・レッケルバッカーが、1978年にアメリカで設立。ブランド名はサンスクリット語で「全ての知恵」を意味する。創設以来、動物実験を行わず、“美・健康・地球環境”を三位一体としたホリスティックな美の提案を主軸に、自然界のエッセンスと植物科学の融合で高品質な商品を展開している。すべての商品がヴィーガン処方で、ヘアケア製品は94%自然界由来成分配合。100％再生（PCR）PETパッケージを採用した初めての化粧品会社であり、85%以上のスキンケアおよびヘアスタイリングのPETパッケージとジャー容器には再生（PCR）PETを100%使用している。2022年には、製品開発から製造工程で動物実験を行っていないブランドに付与される国際的基準「リーピングバニー認証」を取得。また、今年に入り、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証「ビー コープ（B Corp）」も取得した。そのほか、安全で清潔な水を必要としている開発途上国の人々への寄付など、地球と生物を思いやる活動を続けている。　日本上陸20周年を記念したセットは全4種を揃え、うち1種はオンライン限定で発売。「20周年記念 アヴェダ エッセンシャルシリーズセット」（税込8580円）は、4種の主要ヘアケアラインすべてのシャンプーとコンディショナーを試せるミニサイズ8点のセット。「20周年記念 スカルプトリートメント スペシャルセット」（同1万5400円）は、スカルプ トリートメントやミニ パドル ブラシの現品サイズなどを揃える。「20周年記念 ダメージ＆スカルプケア スペシャルセット」（同2万7060円）は、ミニ パドル ブラシに現品サイズのスカルプケアシリーズとダメージケアシリーズの人気製品や、気分をリフレッシュするアロマシリーズなど、アヴェダの世界観を体験できるセット内容になっている。オンライン限定の「20周年記念 ブラシ＋ダメージケアキット」（同6600円）は、ミニ パドル ブラシにミニサイズのダメージケアシャンプーとコンディショナー、スタイリングクリーム、ハンドクリームを揃える。　プレスや関係者向けに開催した記念イベントでは、創設者のメッセージやブランドのフィロソフィー、研究開発を深堀りするコーナーや、展開シリーズについて知るコーナー、こだわりの香りに触れるブース、頭皮チェック、アヴェダのヘアケアメソッドを体験できるコーナーなどを用意。日本上陸20周年の節目に、改めてブランドのこだわりや魅力を体感できる会場に仕上げた。

「アヴェダ」が日本上陸20周年　人気ヘアケアとブラシの限定セットが登場

　アヴェダは「製品づくりから社会還元まですべての活動を通して、命あふれる私たちの地球を大切に守り続けること」 をミッションとし、2021年に全てのヘアケア、スタイリング、ボディケア、スキンケア、アロマ、ヘアカラー製品が100％ヴィーガンに進化したと発表。今年はクルエルティフリー・インターナショナルより、国際的に認められている最高水準の認証であるリーピングバニー認証を取得した。　群馬県出身の町田は9月公開の動画内で、「幼い頃から自然を身近に感じながら育ったので、アヴェダさんの地球環境を大切にしている姿に共感しています。普段使うもので、地球にも自分にも良いチョイスができるのってうれしいですよね」とコメントしているという。「GINZA SIX Peek a boo AVEDA salon」では、インバティ アドバンスを使用したヘッドスパと、髪と頭皮のための3ステップケアを実際に体験。その様子を収めたIG TVを、町田のインスタグラムで公開する予定だ。そのほか、11月4日に発売予定の「ホリデーギフト 2022」についても、町田のヴィジュアルや動画が披露される。

町田啓太がアヴェダのジャパン アンバサダーに就任　9月に動画を公開

　カテゴリー別売上高では、「ジョー マローン ロンドン（JO MALONE LONDON）」や「トム フォード ビューティ（TOM FORD BEAUTY）」「キリアン（KILIAN）」などのフレグランスが前年同期比29％増の7億9900万ドル（約922億6000万円）と成長率では最も高かった。ヘアケアは「アヴェダ（AVEDA）」と「3.1 フィリップ リム（3.1 Phillip Lim）」がコラボしたホリデーコレクションが好調だったほか、「バンブルアンドバンブル（Bumble and bumble）※日本未上陸」で顧客層を拡大したことが牽引し、同17％増の1億8000万ドル（約207億8000万円）を計上した。スキンケアは「ドゥ・ラ・メール（De La Mer）」や「クリニーク（CLINIQUE）」が2桁成長を達成するなどで、同12%増の31億5900万ドル（約3647億5000万円）となった。メイクアップは「エスティ ローダー（ESTÉE LAUDER）」の主力製品「ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ」を始め、「M・A・C（メイクアップ アート コスメティックス）」や「トゥー フェイスド（Too Faced）」、トム フォード ビューティなどの好調により、同11％増の13億8600万ドル（約1600億4000万円）に回復した。　地域別では、アメリカ大陸の成長率が最も高く同24％増の13億ドル（約1501億円）を記録。リテールの客足が回復したほか、オンラインの構成比が全体の約38％まで高まった。ヨーロッパ・中東・アフリカは同15％増の23億ドル（約2655億7000万円）を計上。アジア太平洋地域は中国、オーストラリア、東南アジアが好調に推移し、同7%増の19億ドル（約2193億8000万円）となった。中国では特に「ダブルイレブン」での人気などが牽引した。　なお2021年6月期7〜12月の半期では、売上高が前年同期比18％増の99億3000万ドル（約1兆1464億円）、営業利益が同33％増の23億5300万ドル（約2717億円）、純利益が同27％増の17億8000万ドル（約2055億円）だった。　同社のファブリツィオ・フリーダ（Fabrizio Freda）社長兼CEOは、「2022年度下期を迎えるにあたり、当社のビジネスはパンデミック前よりもはるかに大きく、収益性も高く、どの地域も大きくなっています」と期待を寄せ、下半期に続くパンデミックの影響やサプライチェーンの課題なども加味した上で、2022年度通期の業績予想の上方修正を発表。売上高が前年比13％から16％の増加する見込みだという。

エスティ ローダー社の22年6月期10〜12月は全カテゴリーで2桁成長　苦戦していたメイクアップも回復基調

　2008年にビューティアポセカリーとしてオープンし、「今もこれからも美しく健康でありたい」をコンセプトに、ナチュラル＆オーガニックコスメを展開。コスメのほか健康食品、サプリメント、ルームフレグランスなど世界各国からアイテムを揃えている。また、百貨店としては早い段階からフェムテックブランドやセンシュアルアイテムも提案し、女性の体、心に寄り添ったフロア構成で幅広い層から支持を得ている。　　ブランドブックには、「アヴェダ（AVEDA）」「ナチュラグラッセ（naturaglace）」「ジュリーク（Jurlique）」「ローズラボ」など、店頭で人気の高い10ブランドのアイテムが試せるサンプル計15点セットも含まれ、ビューティアポセカリースパ by ダヴィネスヘッドスパで使える限定チケットが付属する。

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