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　同施設はJR東日本が品川車両基地跡地に開発し、3月27日に街開きをした高輪ゲートウェイシティの中核施設。段階的開業の第2弾となる今回は、全店舗の約9割となる「サウス（South）」「ノース（North）」エリアの154店舗と、「ルフトバウム（LUFTBAUM）」の11店舗、合計165店舗がオープン。今後、2026年春に「ミムレ（MIMURE）」地区の約20店舗がオープンする予定で、業種構成はファッションが約4割、コスメ・ライフスタイルが約3割、飲食・サービスが約3割となる見込み。　オープニングセレモニーで表社長は「ニュウマン高輪は、100年先の心豊な社会を作るための壮大な実験場、挑戦の舞台という位置付け。訪れた皆様に新しい自分、新しい仲間との出会いを楽しんでいただきたい」とコメント。また、衣料品を回収してリサイクルする取り組みや、新しい技術でフードロスを削減する仕組みについても紹介した。　施設前には、オープン1時間前の10時頃から既に入場待ちの行列が形成されており、11時の開業時には行列は約2500人となっていた。オープン直後は館内の混雑緩和のため、段階的に入場規制も行われた。

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ニュウマン高輪が開業、ルミネ史上最大規模　オープン前には約2500人が行列

　ニュウマン高輪は、未来型都市開発プロジェクト「高輪ゲートウェイシティ（TAKANAWA GATEWAY CITY）」の中核施設として誕生。ルミネとしては13館目、ニュウマンとしては3館目となり、ニュウマン新宿の3.5倍、ニュウマン横浜の2倍のスケールで展開している。高輪ゲートウェイ駅に直結し、泉岳寺駅にも近接する好アクセスの立地が特長の一つだ。延床面積は約6万平方メートル。「ザ リンクピラー（THE LINKPILLAR）」と名付けられた3棟にまたがる「サウス（South）」と「ノース（North）」エリアの1～5階のほか、「ルフトバウム（LUFTBAUM）」、「ミムレ（MIMURE）」といったエリアで構成され、今回はミムレを除く2エリアが開業する（ミムレは来春開業予定）。施設全体の設計はシナトの大野力氏が手掛け、高輪築堤の素材である安山岩を使用したストーンペーパーの壁面サインを取り入れた。◆初上陸・新ブランドだけが商業施設の価値ではない　ファッションからは「ポータークラシック シネマ（PORTER CLASSIC CINEMA）」や「ドゥロワー（DRAWER）」「アークテリクス（ARC'TERYX）」「アンドワンダー（and wander）」「ホカ（HOKA）」「ラブレス（LOVELESS）」など、ビューティからは「シャネル（CHANEL）」や「プラダ ビューティ（PRADA BEAUTY）」「ドリス ヴァン ノッテン（DRIES VAN NOTEN）」などが出店。「シーエフシーエル（CFCL）」は都内最大級、「エルメス・イン・カラー（Hermès in Colors）」は世界最大規模と、都心でありながらもゆったりとした売り場面積を各テナントに確保できたのはニュウマン高輪ならではの強みだ。フロアは衣食住のテナントをあえてミックスさせたという。　業種はファッション4割、ビューティ3割、飲食・サービス3割、ルミネ初出店は79店舗、新ブランドは11店舗、新業態は10店舗の構成だ。約200店舗ある大規模施設にもかかわらず、「初上陸」や「新業態」「新ブランド」が占める割合は低く、近年開業してきた新施設と比べるとやや話題性に欠ける。鈴木店長によると、この背景は、誘致を始めたタイミングがコロナ禍の影響が色濃く残っていたことが大きく、不安定な事業環境からブランド側も出店には慎重な姿勢だったという。特にニュウマン高輪はルミネにとっても未開拓の地。富裕層が住む住宅近接地であるものの集客が望めるのか、そして外国人観光客が立ち寄るのか、すべて「開業してみないとわからない」というのはルミネ側も同じだった。　マーケットが見えない中、ルミネが誘致の大きなキーポイントに掲げたのは「ゼロからのまちづくり」。鈴木店長は「ブランドを並べて価値を作る」のではなく、街の一部の機能にとどまらず「出店テナントとどういった価値を作るか」に重きを置き、「新しい街をゼロから作れる楽しみ」に共感するテナントを揃えた。「業種構成を数字に落とし込んだ途端に“商業っぽく”なってしまう。初上陸や新ブランドを集積することは僕らがニュウマン高輪で目指す価値ではない」（鈴木店長）とし、奇をてらわず、あくまでも普遍的かつ本質的価値を追求した。ビューティではグローバルブランドが揃うが、国内外問わず理解されやすいこと、そして「トップに君臨し続けているブランドの姿勢をまちづくりに反映したい」という考えからきているという。　良い意味で“ブランドに頼りすぎない”商業施設作りに取り組んだニュウマン高輪の魅力は、共有部に幾分にも落とし込んでいる。たとえばサウス棟28、29階に位置するルフトバウムでは、都心の上空150mに500本以上の植物と富士山を望む絶景空間を創出。また、サウス棟5階にはルミネとして初めて子どもから大人までが共に過ごせる「こもれびら」を設け、「文喫」史上最大規模となる約3300平方メートル、約10万冊を揃える書店や、同社初の屋内パークを備えるなど、他の街にはない個性も追求した。◆営業時間自由　働き方改革にも着手　“ブランド頼み”ではないニュウマン高輪ならではの取り組みの一つとして、コアタイムの営業を前提に、テナントごとに営業時間を設定できる柔軟さも取り入れた。これも「街づくり」にならい、商店街のようなシステムをイメージしているという。また、テナント従業員の働き方改革およびサービスの質向上も目的としている。　さまざまな挑戦を落とし込んだニュウマン高輪は9月12日に開業を迎える。開業後もオフィスや周辺施設と連携などを通じてルミネ流のまちづくりを模索し続けていくという。

9月12日の開業に先立ち内部公開

初上陸や新業態で奇をてらわないニュウマン高輪　“未知数の地”で目指したもの

　ニュウマン高輪は、サウス・ノース、ルフトバウム、ミムレ（MIMURE）の3つのエリアで構成。延床面積は約6万平方メートルで、ルミネ史上最大規模の商業施設となる。9月に約180店舗のショップが開業し、2026年春にはミムレエリアに約20店舗がオープンする。　同施設では、ルミネ初の挑戦として「大人も子どもも居心地よく、それぞれの価値観で過ごせる融合空間」をテーマに、サウスエリア5階に小さな“街”「こもれびら」を開設。約4000平方メートルのフロアには、「あそび×アート」を切り口にした屋内PARKや、本屋「文喫」の史上最大規模となる旗艦店、1716年創業の奈良の老舗インテリアショップ・中川政七商店などが入居する。　28・29階に位置するルフトバウムエリアは、「高層階でクラフトマンが奏でる植物、音、食を体感する“都心の別荘”」をコンセプトに掲げ、地上約150メートル、約8000平方メートルの広大な空間に豊かな植栽を施し、眺望を活かした開放的な環境を実現。料理、音響、造園など各分野を牽引するクラフトマンたちとの共創により、都市にいながらも自然に囲まれた非日常を味わえる特別な空間を提供するとしている。　今回開業する約180店舗の中には、サウスエリア2階の世界最大規模となる「ラ・メゾン・デュ・ショコラ（LA MAISON DU CHOCOLAT）」のコンセプトストアをはじめ、ルミネが「グローバル基準のおもてなし」と称する店舗が多数登場。サウスエリア4階には、日本初上陸となるハワイ・オアフ島の人気レストラン「リゴ スパニッシュ イタリアン（Rigo SPANISH ITALIAN）」が出店する。　ノースエリアでは、ビームスが手掛けるアートやエンタメ、デザインなど多様なカルチャーを横断するプロジェクト「ビームス カルチャート（BEAMS CULTUART）」初の単独店舗がオープン。ルフトバウムエリア29階には、レインボーブリッジを望む夜景を楽しめる「ウルフギャング・ステーキハウス」の世界初となる高層階店舗が入居する。　また、コスメショップカテゴリーとしては「シャネル（CHANEL）」や「プラダ ビューティ（PRADA BEAUTY）」などが集結。ウィメンズ・メンズファッションカテゴリーでは、「アークテリクス（ARC'TERYX）」や「シーエフシーエル（CFCL）」などが店舗をオープンする。

ルミネ史上最大規模の商業施設「ニュウマン高輪」が9月に開業　アークテリクスやプラダ ビューティなど約180店舗が出店

　ニュウマン高輪は、地上1〜5階までの「ザ リンクピラー ワン サウス（THE LINKPILLAR 1 SOUTH）」、地上1〜5階、28〜29階の「ザ リンクピラー ワン ノース（THE LINKPILLAR 1 NORTH）、地上2〜3階の「ザ リンクピラー ツー（THE LINKPILLAR 2）」の3棟に開業。各棟は高輪ゲートウェイ駅からすぐそばのところに位置する。総延床面積は計約6万平方メートル。　入居店舗数は約200店舗を予定。同新施設では、「ニュウマン新宿」や「ニュウマン横浜」でスペースの制約から実現できなかった試みが可能となり、まだ見ぬ生活価値や体験を提供するという。また、住宅街に隣接する立地ならではの可能性を追求し、地域住民の生活をより豊かで便利にするための新しい取り組みを展開していく。　ニュウマン高輪は2025年3月に高輪ゲートウェイシティのまちびらきとして一部先行開業し、2025年秋にザ リンクピラー ワン サウス、ザ リンクピラー ワン ノース、2026年春にザ リンクピラー ツーを順次オープンする。

Lifestyle

ニュウマンが「高輪ゲートウェイシティ」に開業、約200店舗が入居

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Food

スタバが高輪ゲートウェイ駅に出店、半個室席や一人掛け席が充実した「スマートラウンジ」初導入

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