プラダ 2024年秋冬メンズコレクション
Image by: PRADA
「プラダ(PRADA)」から届いた2024年秋冬メンズコレクションの招待状を開くと、草木が生い茂る風景写真の上にネクタイが配置されていた。その対比的なイメージは、プラダ財団(Fondazione Prada)内に設けられたショー会場にも通じており、自然のサイクルと共にあり続けようとする感情的な本能をテーマとしたコレクションが発表された。タイトルは「HUMAN NATURE」。
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オフィス空間と自然を併置
ショー会場のセットデザインを手掛けたのはレム・コールハース(Rem Koolhaas)率いるOMAの研究機関、AMO。建物に足を踏み入れると、無機質な空間にPCモニターが設置されたデスクが並び、まるでどこかのオフィスに迷い込んだかのよう。その薄暗い空間を抜けると、光に包まれたメインフロアへ。オフィスチェアが並ぶガラス張りの床の下に、土と草、小石や落ち葉、そして小川が流れるジオラマが広がっていた。
一見すると相反するオフィスのインテリアと自然風景の並置は、コレクションにも反映されていた。序盤はタイドアップのテーラードスタイルだが、スイムキャップ風の帽子や、二重に巻いたベルト、そして足元のサンダルなど、どこか抜けのあるリラックスした装い。
鮮やかな差し色もアクセントに
中盤はニットが主役となり、バラクラバ風のフード付きのトップスや、編み立てのニットパンツ、制帽風のニット帽が目に止まった。厚地のツイードやグレートーンのベーシックウェアに、パープル、グリーン、コーラルレッドといった鮮やかな花のような色が差し込まれている。
Image by: PRADA
終盤は、チェスターコートにソフトな色落ちデニムのセットアップをスタイリング。オーセンティックなテーラードスタイルをウェアラブルにアレンジした。
ショーノートに「このコレクションは、自然のサイクルと共にあり続けようとする感情的な本能をテーマにしています」と書かれている通り、ラフ・シモンズ(Raf Simons)とミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)は今シーズン、自然環境との共存に目を向けたようだ。そして「外に出て世界を体験したい」という欲求を、会場演出とともに表現した。
坂口健太郎やカリナら、華やかなゲスト
ショーには、アンバサダーの坂口健太郎をはじめ、エスパ(aespa)のカリナ(Karina)、トロイ・シヴァン(Troye Sivan)、ケルヴィン・ハリソン・Jr(Kelvin Harrison Jr.)、イ・ジェウク、ウィンことメータウィン・オーパッイアムカジョーン(Metawin Opas-iamkajorn)、ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)らが出席し、最新コレクションを楽しんだ。
カリナと坂口健太郎
Image by: PRADA
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