Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】アイドルからAV女優まで"可愛い女の子"を研究する「縷縷夢兎」東佳苗

■ファッションの"軽さ"に対する葛藤

―取り扱い店舗は?

 the Virgin Maryで取り扱ってもらっていますが、あるだけ分なので常時アイテムが買えるところはないかもしれないですね。

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―有名になろうという思いは?

 あります。目標としては、蜷川実花さんの映画に関われるような人になりたいです。自分の好きな人と仕事ができるようになれたら幸せですね。蜷川実花さんの作品以外でも、映画の衣装の仕事は今後も継続していきたいです。

―リアルクローズではオリジナリティを発揮できないから衣装を作るということでしょうか?

 今の時代、オリジナルって言われたら難しいじゃないですか。売れる服は結局シンプルで均一化されたデザインで、オリジナリティを発揮できる部分って少ないのかなって。正直なところそれが怖くてニットをやっているところがあるんです。ニットのハンドメイドで仕上げているため同じものを作っても模倣品になる可能性は低いですから。

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―今後もプレタポルテより、オートクチュールなモノ作りを積極的に進めていくということでしょうか?

 そうですね。流行や時代の流れに左右される"ファッション"ではなく、より本質的で、より独創的なモノ作りを続けていきたいと思っているので、どうしても衣装の比重が大きくなると思います。私の場合は今を生きる女の子を深く掘り下げることが目的なので、そのツールとしては衣装の方が適していると考えています。

―近々の仕事の予定は?

 大森靖子さんがメジャーデビューシングルをリリースするのですが、そのPVの内装や衣装を担当しました。今回は、「マジックミラー号」の中にカオスな部屋を作って、渋谷原宿を徘徊したんですが、動画もかなりクレイジーな内容に仕上がっています。現在は映画「世界の終わりのいずこねこ」の衣装を制作中で、年内か年明けには個展・衣装展の開催も計画しています。

■東佳苗
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縷縷夢兎デザイナー。1989年生まれ。福岡県出身。文化服装学院ニットデザイン科卒業。ハンドニットアイテムを中心に展開。現在「the Virgin Mary」での販売、催事への参加やアイドル、アーティストへの衣装製作等により活動中。感情を綺麗に吐露し生まれるクリエイト、"嘔吐クチュール"をブランドコンセプトに置き、着てもらう人への様々な愛を捧げる形で作品を創り続けている。

http://rurumu-usagikanae.tumblr.com

(聞き手:芳之内史也)

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