sacai 2020年春夏コレクション フィナーレ
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Fashion 注目コレクション

サカイと地球、"ハーモニー"で描く団結のメッセージ 2020年春夏

2020年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM (Koji Hirano)

 自然光が差し込みファンクミュージックが流れるランウェイ。阿部千登勢が手掛ける「サカイ(sacai)」が、2020年春夏ウィメンズコレクションをパリのグラン・パレにあるギャラリー・クルブで発表した。会場には今シーズンの着想源となったファンクバンド「ファンカデリック(Funkadelic)」のジョージ・クリントン(George Clinton)をはじめ、多くの観客が詰めかけ熱気を帯びていた。

 コレクションの起点となったのは地球、そしてハーモニーというキーワード。阿部千登勢は、今日の世界の不調和に対するレスポンスとして調和と団結のメッセージを訴求したいと考え、ファンカデリックのアルバムタイトル「One nation under a groove.」(1978年)を使いたいとジョージ・クリントンにオファーし快諾を得たという。

 2020年春夏コレクションは、ファーストルックから直球で打ち出した世界地図柄をはじめ、大陸を想起させる立体的なフリンジ使いも特徴。サカイといえば異なる要素を組み合わせたハイブリッド手法で知られるが、独自のアプローチは今シーズンも突出している。例えばトレンチコートとシフォンブラウスとカーキパンツという3着を、1着に再構築。境界線がない新しいシルエットで、エレガントなハーモニーを生み出している。また、クライミングロープをベルト代わりにした装備で、未来に向かって世の中をクライムする強い女性像を感じさせた。

 今シーズンはアクセサリーも充実している。テーマを体現した地球型のバッグやネックレス式のミニポーチ、クライミングロープを使ったサンダルなど。全体的にハードな印象の小物が多い中で、様々なチェーン使いも目を引いた。太いチェーンをチョーカーのように巻いたりミニバッグのストラップにしたり。あるいは細いチェーンをネット状にしてバッグやシューズを飾るなど、強さと繊細さの対比が際立っていた。

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