「無料お試しセットのお申し込みは、0120-444-444」。このセリフが流れる「ドモホルンリンクル」のテレビCMを、誰もが一度は目にしたこと、耳にしたことがあるのではないでしょうか。昨年ブランド誕生50周年を迎えたドモホルンリンクルは、その伝統を受け継ぎながらも、常にアップデートを重ねています。
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今回、ドモホルンリンクルを展開する再春館製薬所の本社・工場一体型施設「再春館ヒルトップ」をレポート。熊本県の豊かな自然が広がるこの場所で、漢方理念に基づく製品への揺るぎないこだわりや、顧客と向き合う真摯な姿勢を体感してきました。さらに、2026年に大型リニューアルを控えるドモホルンリンクルの進化について紹介します。
ドモホルンリンクルを支える漢方理念と顧客主義
熊本県・高遊原にある本社機能と工場が一体化した再春館製薬所の拠点、再春館ヒルトップ。東京ドーム6個分にも及ぶ広大な敷地内の約70%は、雑木林、花畑、芝生などの緑地帯で占められています。「自然の恩恵を享受している自分たちが、自然に負担をかけてはならない」という考えのもと、環境に配慮した取り組みを推進。再春館ヒルトップの年間使用電力の100%に充当する電気を発電する、太陽光発電設備も完備しています。



再春館ヒルトップ
Image by: 再春館製薬所
まずは、「歓迎館」で再春館製薬所の歴史についてお勉強。再春館製薬所は1932年、熊本県岡田町で、肥後国熊本藩の公立医学校「再春館」の名を継ぎ創業しました。漢方の「人間も自然の一部だからこそ、その生命現象は自然と強く結びつき、人体に備わる『元の状態に戻ろうとする力(生命力)』を助ける答えもまた、自然の中に存在する」という「天人合一」の理念に基づき、製品を開発。今ある肌悩みに“ピンポイントに対処”する西洋的な即効性はもちろん、そもそも悩みをつくらせない万全の状態へと導く“根本的な改善”を東洋の漢方発想として取り入れています。これにより、人間が本来持っている自然治癒力や自己回復力を最大限に引き出すことを目指しています。


初代ドモホルンリンクル
Image by: FASHIONSNAP
1974年、日本で初めて化粧品にコラーゲンを配合したクリーム「ドモホルンリンクル5」を発売。1982年には、現在も続くダイレクトテレマーケティングシステムを導入しました。売上は順調に拡大していたものの、売上を追い求めた過剰な電話セールスと勧誘により、苦情や返品が相次いだため、1993年に「TM(テレマーケティング)改革」を実施。電話での売り上げが全体の7割を占めていた当時に、営業電話を3ヶ月間一切停止し、コミュニケーターの意識と販売のシステムを見直しました。さらに、「お客様相談室」を新たに設置することで、顧客満足を叶えるサービス体制を強化しました。



返品された箱のモデル
Image by: FASHIONSNAP
2001年に“森の中の工場”をイメージした現在の製造工場「薬彩工園」が竣工。2007年には再春館ヒルトップ内に本社を移転し、コールセンターや社長室を含むすべての職種が壁のないワンフロアで広がる「つむぎ商館」が完成しました。

つむぎ商館
Image by: 再春館製薬所
通信販売を中心とする再春館製薬所には、注文や「無料お試しセット」の申し込みを含め、1日に約2000件もの問い合わせがあるそう。その内訳はインターネットが6割、電話が3割、ファックスやハガキが1割ですが、電話口やチャットなどでの対応にAIを使用せず、すべて「お客様プリーザー」と呼ばれる専門職が応対しています。
お客様プリーザーは、注文・応対の履歴などの顧客データを一元管理し、漢方の「症状の本質を見極める」考え方をもとに、悩みに対する最善の解決策を探り当て、ライフスタイルにまでおよぶアドバイスや提案を行います。ダイレクトマーケティングの強みを活かしたこの体制は、ドモホルンリンクルの93%という継続率や、2人に1人は10年以上の愛用者という結果*に寄与しているのかもしれません。
*2023年度購入者(累計購入回数3回以上)の1年以内購入率(2025年4月再春館製薬所調べ)

顧客からの感謝の言葉やプレゼントの数々
Image by: FASHIONSNAP
工場見学スタート! “届いた一本”にかける妥協なきものづくり
いよいよ、再春館製薬所の製品が生み出される心臓部、薬彩工園へ。この薬彩工園という名前は、生薬をはじめとする自然が持つ多彩な力を活かし、人々の生活を健やかに、そして幸せに彩っていきたいという願いが込められています。
薬彩工園は、製品の製造から発送まで一貫して行う製販一体の工場。「肌につけるものは、口に入れるものと同じ」という考えのもと、医薬品の製造基準を参考にした独自の製造基準を設け、手術室と同等レベルのクリーンな環境で製造を行っているんだとか。さらに、ここでは製造だけでなく、世界中からさまざまな生薬やハーブを取り寄せ、その働きを研究し、原料の選別や製品の改良に取り組む研究所の役割も果たしています。



薬彩工園
Image by: FASHIONSNAP
製造工程の第1ステップは、原料の秤量。個々の原料の状態を確かめながら、0.1gの誤差も見逃さないよう、精密な秤量作業を手作業で行います。量りとった原料は、温度・時間・湿度などの複雑な条件のもと、独自の製法で丁寧に混ぜ合わせます。その調合時間は2〜6時間以上にもおよび、原料が完全に溶けたかどうかを透明度や粘度で確認。高度な技術と経験が求められることから、選ばれた調合技術者のみが担当できるそう。


調合室。調合に使用する釜や機械部品は、点検も兼ねて毎日2時間かけて手洗いで洗浄
Image by: FASHIONSNAP
厳しい品質検査をクリアした製品は、個別の容器へと充填されていきます。漏れや異物混入を防ぎ、製品の品質を均一に保つために、容器の種類や製剤の特性に合わせて最適な速度や圧力に調整しています。

充填室
Image by: FASHIONSNAP
続いては、品質を保証する上で欠かせない検品。通信販売という特性上、消費者が自分で商品を選ぶことはできず、“届いた一本”が品質の全てを物語ります。だからこそ、容器の傷や汚れ、異物混入などでがっかりさせてはならないという想いで、抜き打ちではなく製品1本ずつを、前後左右、あらゆる角度で厳重にチェックしていきます。


検品の様子
Image by: FASHIONSNAP
そして、製品の向きやキャップの締まり具合など、最後の検品作業を行いながら、製品を包装。愛媛県今治のタオル工場で出た残り糸に着目して誕生した「残糸タオル」で、ガラス製の容器を包んで完成です。熟練のスタッフによって手際よく包まれていく様は圧巻。
Video by FASHIONSNAP
品質の要となる阿蘇の天然水
ドモホルンリンクルの主要な原料の一つに、長年の歳月をかけて自然の力で丁寧にろ過・磨き上げられた阿蘇の伏流水があります。阿蘇山麓の複雑な地層を雨水がゆっくりと時間をかけて浸透し、地下200mから汲み上げられるこの天然の伏流水が、ドモホルンリンクルの製造に用いられています。
広大な阿蘇の地下には、清く澄んだ地下水が豊富に蓄えられており、その水は1500箇所以上もの地点から湧き出ています。これらの豊富な地下水は、地域の人々の暮らしを支える重要な水源となっており、熊本県全体の上水道の約80%をこの阿蘇の地下水がまかなっています。


南阿蘇にある白川水源
Image by: FASHIONSNAP
ドモホルンリンクルの「基本4点」が5年ぶりにリニューアル
多くの化粧品ブランドは1ブランド内に複数のラインを展開する中、ドモホルンリンクルは1992年以降、8アイテムからなる単一ラインのみで展開。メイク落としや洗顔を揃える「準備3点」、保湿液やクリームで構成される「基本4点」、そして日中のUVケアを叶えるクリームを揃えます。数年に一度のリニューアルを通じて、その時代における最良の技術や成分を追求し、継続利用者もその時代や自分自身の肌の変化に合わせて進化し続けることができます。
そして、2026年1月7日に基本4点である「保湿液」「美活肌エキス」「クリーム20」「保護乳液」が刷新されます。今回のリニューアルでは、本来の力で若々しさを保つ善玉タンパク質「HSP」と肌悩みを加速させる悪玉タンパク質「ANL」のバランスを意識した設計に、ミトコンドリア研究の過程で新たに着目した“第三のタンパク質”こと「TFAM」が加わりました。

左から:「保湿液」(120mL 5500円)、「美活肌エキス」(30mL 1万1000円)、「クリーム20」(30g 1万4300円)、「保護乳液」(100mL 5500円)
Image by: FASHIONSNAP
このTFAMへの着想から生まれたのが、新技術「アクティブコアリブート技術」です。肌のアクティブさを引き出すアプローチとして、“まるでリブート(再起動)されたようなうるおいと健やかさをキープし続ける”ことを目指して開発。美活肌エキスの製品設計を底上げする技術として搭載しました。さらに美活肌エキスには、抗炎症薬用成分を新配合。肌悩みの火種となる炎症を抑制し、肌環境を整え、ドモホルンリンクルの中で唯一、シワ改善・シミ予防・肌荒れ防止を叶える製品へとリニューアルします。

Image by: FASHIONSNAP
さらに、各製品の特性を際立たせる浸透技術を強化。保湿液は、高い保水力を持つシロキクラゲ多糖体を高配合。微細化された保湿成分が角層のすみずみまで入り込むことで、肌を柔らかく解きほぐします。美活肌エキスは、乳化粒子の高密度化と、目的の深度への到達に重要な役割を果たす微細カプセルの高濃度化で、肌への親和性と浸透性を向上させた「ラメラ構造シンクロ技術」を搭載。クリーム20は、肌の隙間に通り道をつくり出す油性浸透促進成分と米発酵物を組み合わせ、成分がさらに通りやすい状態に導く「ラメラ間誘導技術」を新たに導入しました。そして保護乳液は、従来のコラーゲンフィルムと新たな保護膜成分によって強固なバリア膜を形成。保護の役割と、ここまで蓄えた成分を閉じ込める作用を併せ持ち、角層のバリア機能を補う役割も担うことで、角層とその表面のバリア力が向上し、理想の肌状態を維持します。
最終更新日:
■再春館製薬所:公式サイト
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