2020年のスニーカー“熱”ランキング

　2020年に販売されたモデルで最高取引額の高いスニーカーを紹介。

【1位】

DIOR×Jordan Brand

エア ジョーダン 1 ハイ OG "ディオール "

　スニーカー業界だけでなく、ファッション業界でも話題を集めた「ディオール（DIOR）」とジョーダン ブランドのコラボによる「Air Dior」。ホワイトとグレーのアッパーとオブリークジャカードのスウッシュが特徴で、通常履き口のサイドに施されているウイングロゴは「AIR DIOR」ロゴに変更されています。世界8500足限定で展開され、スニーカーダンクでは、最高取引額180万円を記録しました。

定価（税込）：26万4000円
最高取引額：180万円
スニダン 販売ページ：ディオール×ジョーダン ブランド「エア ジョーダン 1 ハイ OG "ディオール"」

【2位】

DIOR×Jordan Brand

エア ジョーダン 1 ロー OG "ディオール"

　ハイカットに続き、「Air Dior」のローカットモデルが2位に。ローカットはディオールのメンズ2020-21年ウィンターコレクションのフィナーレで、アーティスティックディレクターのキム・ジョーンズ（Kim Jones）が着用していたモデル。最高取引額は150万円でした。

定価（税込）：23万1000円
最高取引額：150万円
スニダン 販売ページ：ディオール×ジョーダン ブランド「エア ジョーダン 1 ロー OG "ディオール"」

【3位】

UNION×Jordan Brand

エア ジョーダン 4 "OFF NOIR"

　「ユニオン（UNION）」とジョーダン ブランドの2年ぶりのコラボによるエア ジョーダン 4。ユニオンオーナーのクリス・ギブス（Chris Gibbs）がエア ジョーダン 4を着用する際に足に当たりすねが擦れたという経験からシュータン折り返して縫い付けたデザインと、日に焼けたような黄ばんだカラーのアウトソールが特徴です。ジョーダン ブランドの中でも高い人気を誇るエア ジョーダン 4と、2年ぶりのコラボモデルということで話題を集めました。

定価（税込）：2万9700円
最高取引額：47万円
スニダン 販売ページ：ユニオン×ジョーダン ブランド「エア ジョーダン 4 "OFF NOIR"」

【4位】

Jordan Brand

エア ジョーダン 1 ニュービギングス パック

　エア ジョーダンシリーズが35周年を迎えたことを記念して、マイケル・ジョーダン（Michael Jordan）がNBAデビュー当時に着用していたエア シップ（AIR SHIP）と、エア ジョーダン 1の「レッド×ホワイト」がセットになって登場。日本での展開はありませんでしたが、シカゴで開催されたNBAのオールスターゲームに合わせて世界のごく少数の店舗で販売されました。昨年12月に藤原ヒロシさんのインスタグラムに写真が投稿されたことなどでファンの間では話題を呼んでいました。

定価（税込）：350ドル
最高取引額：29万8000円
スニダン 販売ページ：ジョーダン ブランド「エアジョーダン1 ニュービギングス パック」

【5位】

NIKE SB×Grateful Dead

ダンク ロー "オレンジベア"

　アッパーに毛足の長いフェイクファーとスエードを使用し、アメリカのロックバンド「グレイトフル・デッド（Grateful Dead）」のマスコットキャラクター ダンシング・ベアをイメージしたモデル。日本ではイエローとグリーンが展開され、オレンジはサンフランシスコ限定で発売されました。ナイキ SBのダンクローは近年注目を集めており、ダンシング・ベア人気が後押しし取引価格が高騰しました。

定価（税込）：1万3200円（イエローとグリーンの日本販売価格）
最高取引額：28万円
スニダン 販売ページ：ナイキSB×グレイトフルデッド ベアーズ ダンク ロー "オレンジベア"

2020年のブランド別取引構成比

■ブランド別取引構成比
【1位】ナイキ：52.3％（2019年は47.45％）
スニーカーダンク：ナイキページ

【2位】ジョーダン ブランド：38.16％（2019年は43.21％）
スニーカーダンク：ジョーダン ブランドページ

【3位】アディダス：5.62％（2019年は8.31％）
スニーカーダンク：アディダスページ

【4位】ニューバランス：1.42％（2019年は0% ※2020年から取り扱いを開始）
スニーカーダンク：ニューバランスページ

【5位】ヴァンズ：1.14％（2019年は0.3％）
スニーカーダンク：ヴァンズページ

その他：1.36％

総括

　全てのランキングがナイキ社のスニーカーで埋め尽くされるという結果になりました。メンズはエア フォース 1、ウィメンズはエア ジョーダン 1が特に人気で、定番スニーカーとして多くの人に支持されている「エア フォース 1」の白がリセール市場でここまで取り引きされたのは新型コロナにより工場が休止したことに起因するニーズの高まりが挙げられるでしょう。また、ブランド別取引構成比でもナイキ社が9割以上を占める独占状態は継続。昨年はエア ジョーダン 1の販売が多かったですが、今年はダンクが目立っていたのでジョーダン ブランドよりもナイキの構成比が伸びる形となりました。一方で、2020年から取り扱いを開始したニューバランスは「992」の初復刻やコラボアイテム、生産を終了していた「2002」がアジア製で復活したことなどが話題を集め、スニダン内での流通量が増えているそうです。以上のデータから今年のスニーカー市場を振り返ると「エア フォース 1」と「ニューバランス」の2つが注目トピックだったと言えるのではないでしょうか。

画像撮影・提供：スニーカーダンク
イラスト：FASHIONSNAP.COM

■スニーカーダンク
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