2022年秋冬シーズンに向けた新作を発表する東京のファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 A/W」が、3月14日に開幕した。オープニングを飾ったのは、寺田典夫による「ヨーク(YOKE)」。会場を「1時間だけの美術館」に見立て、ランウェイショーを行った。
ヨークは、2018年にブランドをスタート。「繋ぐ」をコンセプトに、ユニセックスで着用できるアイテムを展開している。2021年にファッションアワード「TOKYO FASHION AWARD」に選出され、今回ショーを発表するに至った。会場では中央に壁を用意し、ブランドコンセプトの「繋ぐ」を体現するため、これまでヨークに携わった経験がある10人のアーティストの作品を展示。ヨークのコレクションを身に纏ったモデルが一人ずつ登場し、ベンチに座って作品を鑑賞したり、近くに寄って作品を覗き込んだりするなど美術館を訪れた客になりきってウォーキングを行った。
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コレクションは、アメリカの画家「クリフォード・スティル(Clyfford Still)」をテーマに掲げ、同氏の作品からインスピレーションを得たアイテムを製作。作品の特徴である鮮やかな原色を取り入れたほか、奥行きのあるダイナミックな作風をジャカード織で表現した。抽象的な柄をブラウンやイエローを用いて表現したアウターをはじめ、空間を切り裂くような柄を落とし込んだパンツなど、キーカラーであるイエローやグリーン、ブラウンといった色味のアイテムを発表。デザイナーの寺田は今回のショーについて、「ヨークは遊び心がある服が多いので、かっこいいランウェイではなく来場者に楽しんでもらえるショーを心がけた」と今回の演出に至った経緯を語った。
「Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 A/W」の日程は、3月14日から19日までの6日間。前回までに引き続き、楽天が冠スポンサーを務める。ヨークのほか、「TOKYO FASHION AWARD」第7回受賞デザイナーである林陸也の「シュガーヒル(SUGARHILL)」、岡本大陸の「ダイリク(DAIRIKU)」、石田栄莉子と清水亜樹による「マリオンヴィンテージ(MALION VINTAGE)」、村上亮太の「ピリングス(pillings)」、村田晴信の「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」など全54ブランドの新作コレクションが発表される。
Image by: FASHIONSNAP
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