
「バンヤードストーム(BARNYARDSTORM)」や「カオス(Chaos)」などを手掛けるエレメントルールが、同社初のオリジナルバッグブランド「メゾン ド クレドローブ(Maison de Clederobe)」を立ち上げた。「手の届く上質」を掲げ、全アイテムに本革を使用しながら、平均価格を5万円台に設定。ラグジュアリーブランドの高騰で“レザーバッグ迷子”となっている層の取り込みを目指す。
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ブランド名はフランス語の「鍵(clé)」と「クローゼット(garderobe)」を掛け合わせた造語で、コンセプトに「すべての人のワードローブに寄り添う『鍵』のようなバッグ」を掲げる。顧客層は「ブランドバリューだけでなく、作り手の思いや品質にもこだわりを持つ」30代後半〜50代前半を想定。「高品質なレザーバッグの選択肢が狭まっているという声は少なくない。そうした方々に、バッグもワードローブの一部と捉え、スタイリングする楽しさを改めて感じてもらいたい」と佐野明美 メゾン ド クレドローブ事業部長は語る。
デザインのキーワードは「シック」、「モダン」、「ミニマル」。ラインナップは3つのシグネチャーシリーズ「メゾン」、「クレ」、「ガルドローブ」のほか、トレンドを取り入れデザイン性を高めたアイテムで構成し、デビューコレクションでは24型を企画している。
軸となるシリーズのうち、メゾンはスクエア型のトートバッグ「メゾン・エム」(6万4900円〜7万4800円)の2サイズをラインナップ。牛革のダブルフェイス仕様で、外側にスムース、内側にスエードを貼り合わせた。サイドにステッチとカッティングによって「M」をさりげなくあしらっているのも特徴だ。クレはフラットタイプのトートバッグ「クレ・ヴォヤージュ」(9万9000円〜12万1000円)。有名ラグジュアリーブランドでも使用されるフランスの老舗タンナーによる牛革にシュリンク加工を施しており、取り外し可能な底板で立体的なフォルムに変更することができる。また、単体でも使用できる、レザーフリンジ付きのインナーバッグと、キーリングが付属。ガルドローブでは構築的なフォルムのハンドバッグ「ガルドローブ・ポルト・バンドゥリエール」(5万1700円)を用意。ハリのあるスムース調の牛革を採用し、クローゼットの引き手を彷彿とさせるバーのモチーフをがトレードマークとなっている。シグネチャーシリーズでは今後、新色や、各シリーズのアイコニックなディテールを踏襲した新モデルを拡充する。









メゾン・エム・ミディトート
そのほか、トレンドを押さえた提案として、牛革にゼブラ柄をプリントした2wayトートバッグ「バトー・プティ・トート」(4万4000円)や、羊革に縮絨加工を施し、独特な凹凸感を表現したボリュームバッグ「ゴンフレ・マイン」(4万6200円)、3サイズのフリンジをランダムにあしらったショルダーバッグ「ブリーズ・バンドゥリエール」(4万4000円)、ラム革で仕上げた3wayのショルダーバッグ「アンフィニテ・ポシェ・ミディ」(4万1800円)などが登場。また、アクセサリーにも使えるチャームをはじめ、財布やカードケース、アイウェアホルダーといった雑貨も揃えている。


















バトー・プティ・トート
生産背景として、イタリア、日本、ベトナムやカンボジアのタンナーや工場と新たに契約。「イタリアはもちろん、日本も高度な技術を持つ工場は多い。実はベトナムやカンボジアは歴史的背景によって欧州の皮革技術が根付いており、職人たちの気質はどちらかというと日本に近く、ものづくりに対して非常に高い視座を持っていると感じている」という。通常は数回で終えるコバ塗りは重厚感のある仕上がりのために複数回重ね、ミニマルなデザインのために表面にステッチが出ないように縁(ふち)を始末するなど、細部までこだわっている。デザイナーは非公開だが、バッグの専門性が高い人材を新規で採用。また、アパレルで培ったユーザーニーズの観点から、ほとんどのバッグにポケットを内臓しており、「デザイン性重視で我慢するのではなく、毎日ストレスなく使えるような利便性も強み」とした。
販路は、まずはエレメントルールの親会社、アンドエスティHDの公式オンラインストア「アンドエスティ(and ST)」のみ。同サイトで先行予約を受け付けており、8月4日から販売する。以降は世界観を発信しながら実際に触れてもらう場として、単独でのポップアップを予定。「本物志向の方にていねいに届けたい」という考えから早急な出店や卸は行わず、反響を踏まえて販売先を計画する。併せて、ブランドの認知拡大とファンの醸成のため、ブランドサイトで職人や工房を紹介するコンテンツを発信していく。
最終更新日:
◾️メゾン ド クレドローブ:公式サイト
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